takaeco1.cocolog-nifty.com > サンゴ白化現象

ブダイとサンゴの関係
サンゴ

<< 前 | トップページ

サンゴ

サンゴ

Ⅰ.白化現象(はっかげんしょう)とは

簡単に言えば珊瑚が色あせて白っぽくなる現象の事をいいます。
珊瑚の体内には、褐虫藻(かっちゅうそう)という直径0.01mmほどの単細胞の藻類が棲んで光合成を
行い栄養分を作る事によってその栄養分で珊瑚が成長しています。
海水温が2℃高くなるだけで、この褐虫藻が珊瑚から出てしまって色が抜け、珊瑚の色が白くなります。
これが白化現象です。そしてそのまま褐虫藻が珊瑚に戻らないと、珊瑚は栄養をもらう事が出来ずに
死んでしまいます。
珊瑚の生息に適した水温は25~29℃と言われていますが、海水温が低すぎたり高すぎたりしても
褐虫藻は抜け出します。
1998年には世界のサンゴの16%が色を失いました。


Ⅱ.どの地域で見られる現象か。

これは残念な事に、珊瑚が生息している全世界で見られる現象になってしまいました。
特にインド洋や紅海、カリブ海など世界40ヵ所の珊瑚礁で多発しています。
あの有名なオーストラリアのグレートバリアリーフでも以前から白化現象が進んでいます。
日本でも、沖縄や鹿児島を中心に1998年から広がっていて、当然八重山でも白化現象が見られます。

Ⅲ.白化現象が起こる原因

白化は短期間で3~4℃、長期間なら1~2℃海水温が上昇すると起こると言われています。
白化現象が起こる原因については色々ありますが、地球の温暖化による海水温度の上昇が原因と
されています。
海水温の上昇については、97年4月~98年6月に起きたエルニーニョ現象との関連も指摘されてい
ますが、今後温暖化の影響で海水温の上昇が続くと、熱帯地方の珊瑚が危機にさらされる可能性が
さらに大きくなっていくそうです。
また、潮通しの悪い、海水の交換が少ない場所において白化の被害が大きい事が分かっています。
白化時には珊瑚骨格の成長速度が大幅に低下する事も分かっており、白化は冬季にも発生する
事があるそうです。
ショッキングな事に全世界の珊瑚礁は地球温暖化の影響で50年以内にほぼ壊滅すると言う
研究発表が出ています。


Ⅳ.石垣島の場合

石垣島の場合、環境問題も当然ありますが、20年以上に渡って土地改良事業や大規模な土地改革
が続き、その影響で平坦な農地から降雨のたびに亜熱帯特有の赤い土が海へと流出し、それが珊瑚礁
へと流れ込み生態系の変化を与えているようです。
また1998年に決まった新石垣空港建設工事の影響による赤土の流出問題も懸念されていますが、
万全の体制で工事に望む考えを持っているそうです。


Ⅴ.台風発生の減少による影響

台風は珊瑚の生育の支えになっている事が明らかになりました。
台風は通過する時に海水を満遍なくかき回してくれる為、海水温を一定にしてくれるそうです。
それにより水温が高すぎる事を防いでくれて、そのお陰で水温の変化に弱い珊瑚は、自然のそう言った
仕組みによって生育しているそうです。


Ⅵ.珊瑚が人間に与える恩恵

珊瑚礁は沿岸の土地を海の侵食から守っています。また世界中の珊瑚礁で捕れる魚は、人間の食用に
される量の約10分の1になると試算されているそうです。
さらに珊瑚礁は地球最古の生態系で約5億年の歴史があり、複雑な生態系の中に生命体が密集する場所
になっているそうです。
そこからは、独特の薬品が大量に生まれる可能性があると期待されいます。
これだけの恩恵を人間にもたらしてくれる珊瑚礁ですが、この自然は簡単に壊れてしまいます。
この為にも珊瑚礁が環境破壊によって壊滅される事のないように、1人1人が環境に対して考えて
欲しいと思います。


簡単に纏めましたが、なんとなくは分かって頂けたでしょうか?
あまり良く分からなかったとしてもこれだけは覚えておいて下さい。
白化現象を起こす原因としての大部分は”人”が絡んでいる事を忘れないで下さい!

固定リンク