1910年、沖縄本島で約三十頭のインド産マングースが放たれました。サトウキビ畑に害を与える野ネズミと、天敵のハブを駆除してくれると信じられた「救世主」たちは、見事に期待を裏切る結果となりました。沖縄観光の「見せ物対決」の主役であるマングースも、野外では夜行性のハブと出会う機会も少なく、鳥や昆虫などなんでも捕食する彼らが、あえて猛毒を持つ危険な相手と戦うことを避けた為だといわれています。近代日本の「移入帰化動物第一号」のマングースは、今やヤンバルクイナに代表される沖縄の希少動物たちにとって、大きな脅威となっています。