モズ(百舌)はスズメ目、モズ科に属する鳥である。百舌と書くのは、他の生物の鳴き声のモノマネを得意としていて、モノマネできる鳴き声の種類が多い事からくる。全長約20cmとスズメよりやや大きい。ワシのような鋭いクチバシと頑丈な脚の爪をもつ。オス、メス共に茶色っぽい色をしている。オスは過眼線(眼のあたりを通る線状の模様)がくっきりと黒く、翼に白い斑点がある。メスは過眼線が褐色である。また、現在百舌は、日本で使用されている120円切手のデザインのモデルになっている。昆虫やトカゲ、カエルなどを獲物にする。捕らえた獲物を木の枝先などに突き刺しておく珍しい習性を持ち、これを「モズの早贄(はやにえ)」と呼ぶ。秋に最も頻繁に行われるが、何のために行われるかは実際よく分かっていない。早贄を後でやってきて食べることがあるため、冬の食料確保が目的とも考えられるが、そのまま放置することもしばしばある。近年の説では、モズの体が小さいために、一度獲物を固定した上で引きちぎって食べているのだが、その最中に敵が近づいてきた等で獲物をそのままにしてしまったのが早贄である、というものもある。稀に串刺しにされたばかりで生きて動いているものも見つかるが、大抵(特にカエルは)ショッキングな姿を晒す。

早贄の位置は冬季の積雪量を占うことが出来るという風説もある。冬の食糧確保という点から、本能的に積雪量を感知し早贄を雪に隠れない位置に造る、よって位置が低ければ今冬は積雪量が少ない、とされる。しかし、早贄自体の理由がよく分かってない以上、疑わしい。