takaeco1.cocolog-nifty.com > 東京23区秋の鳴く虫観察会

東京23区内でも十数種の鳴く虫を楽しむことができます。 聞きなしは、習うより慣れろで、場数を踏むしかありません。 生息環境、住み分けを知っていればこの半分はわかります。 頭上の樹木にいるマンション族、これはアオマツムシだけです。 腰から頭くらいの中層の住人、これらは、カンタンとカネタタキだけです。残りのほとんどが地面にいるジベタリアンです。 秋の夜長をお楽しみください。

カネタタキ

カネタタキ

中層にいる虫で、昼間から鳴いています。垣根で耳をすませてください。必ず聞こえます。
チンチンチンチン。という金属音です。羽が退化して短いので、こんな高い音が出ます。


2008/8/29 葛飾区カンタンの夕べ

2008/8/29 葛飾区カンタンの夕べ

都内では、あっちこっちで秋の鳴く虫観察貝が実施されています。
葛飾区では、8月末から9月はじめにかけて、カンタンの里(ビオトープ)のある5箇所で実施されています。


ミツカドコオロギ

ミツカドコオロギ

顔に3つ突起があるので、3つのカド、ミツカドコオロギなんです。
リッリッリッリッと4つの音で鳴きます。


クビキリギス

クビキリギス

秋の鳴く虫ではなく、5月から6月に鳴く。林に隣接する草原等で、イネ科の草本の茂みに生息する。夜行性。春〜初夏に草本や樹上で鳴き、鳴き声は日本語圏では「ジーーー」ないし「ヴィーーー」と電気の変圧器のように聞こえる。声の似るケラとしばしば聞き間違えられるが、ケラが地中、地表で鳴いているのに対し、本種は草上や樹上で鳴いている。初夏になり気温が上がると朝に鳴くこともある。

本来の生息環境で目視されることは稀で、人目に触れるのはたいがい灯火に飛来した個体である。公衆便所、公衆電話、コンビニエンスストア、自動販売機等の垂直面に付着している姿がしばしば見られる。

食性は植物食傾向の強い雑食で、昆虫類、イネ科植物の穂や若芽等を食べる。顎の力が強く噛みつかれた状態で強く引っ張ると、頭部が抜けることが和名の由来になっている。このように顎の力が強いため、ササキリ類やツユムシなどでは文字通り歯が立たない大きく固い穂、種子も食べることができる。また、引っ張ると比較的首が抜けやすいのは、首の関節が意外と細く、頭頂部寄りにあり、まっすぐ引っ張られると折れてもぎれる形になるからである。
卵は初夏から夏にかけて孵化する。秋には羽化し成虫になり、そのまま冬眠する。

翌年の5〜6月に交尾、産卵を行うが、その後も相当数の個体が生存し続け、7月に入っても多くが健在である。さらに飼育下では再越冬に突入し2度目の春を迎える例すらあるという。このためクビキリギスは、孵化から数えると丸1年以上〜2年近くも生きている長命なキリギリスといえる。また、クビキリギスのメスは単為生殖の能力があり、オスと交尾しなくても産卵して子孫を残すことができる。


ハラオカメコオロギ

ハラオカメコオロギ

 オカメコオロギの仲間は♂(オス)の顔の面が平らで、左右がふくらんでいて、おかめの面をイメージするので、オカメとつきました。似た種は、森林の落ち葉の下を好むもの、浅い草地や畑などに住むもの、湿地や田んぼを住みかにするものの3種がいて、それぞれ、モリ、ハラ、タンボがオカメの先につきました。ハラオカメコオロは、リリリリ、リリリリと4音でくぎって鳴きます。


ツヅレサセコオロギ

ツヅレサセコオロギ

コオロギといえば、このコオロギをさします。どこにでもいるコオロギです。 リ、リ、リ、リ、リ…と切れ目なく鳴きつづけ、もっともコオロギらしい雰囲気がします。この鳴き方を、長い秋の夜に夜なべ仕事で繕い(つくろい)ものをしていた昔の人たちは、「肩させ、裾させ、つづれさせ」というふうに聞いたというところから、少々変な名前のコオロギになりました。晩秋のイメージにぴったりのコオロギです。


ツユムシ

ツユムシ

スパッ スパッ・・・と鳴きます。山地・平地の草むらで見れます。草の葉を食べる草食性。明るい草原で丈の高い草にとまっていることが多い。日中に活発に活動するが、燈火に飛んでくることもあります。 人家周辺でもよく見られます。


セスジツユムシ

セスジツユムシ

おもに夜に活動し、チチチチ…、ジーッチョ、ジーッチョ と鳴くと草むらから聞こえるのがこの虫です。セスジツユムシのオスには、背に茶褐色の筋があり、メスでは黄白色の筋となる。


マダラスズ

マダラスズ

黒っぽい体の、とても小さなコオロギ。草地、道端など、身近な場所にごく普通に生息しています。シバスズも同じような場所にいますが、マダラスズの方は足が白と黒のまだら模様なので区別するのは簡単です。ジッージッーと連続的に鳴きます。米粒大なのにかなり大きい音です。


シバスズ

シバスズ

丈の低い草地を好むので、芝地などを探してみましょう。 土手などで草むらに腰掛けて、地面をよく見ていると、米粒大の動く虫がピョンピョン跳ねています。これが、マダラスズやシバスズです。ジーーーーーーーーー。という連続音です。


ケラ

ケラ

これもコオロギの仲間です。都会だと公園のベンチしたやトイレ近辺の比較的乾燥したやわらかい土に穴をほって暮らしています。ピーキューーー。とかなりユニークな音です。


スズムシ

スズムシ

リーンリーンと鳴きます。自生というより、都会の場合、飼育者が放しています。遺伝子が混ざるので、放すのはやめましょう。


エンマコオロギ

エンマコオロギ

日本本土に生息するコオロギ最大種(クチキコオロギのほうが大きいと言われていたが、分類の見直しによりクチキコオロギはマツムシに近縁と考えられるようになった)。

最も身近な昆虫の一つである。日本で「コオロギ」と言えば本種を指すことが多い。

コロコロコロリーと哀愁を帯びた鳴き方が特徴です。


アオマツムシ

アオマツムシ

日本では本州、四国、九州に分布。明治時代に中国大陸より日本に入り帰化した外来種という説が一般的だが、原産地ははっきりせず、日本での初記録年月日も1898年という説と1908年ごろという説があり、データの付いたタイプ標本が残っていないため判然としていない。ただし、初記録地は東京都の赤坂榎木坂である。Wikipediaにあるが、皇居で放された説がある。

リーンリーンとかなり大きな音が桜の樹上で聞こえたらこの虫です。桜の木のアリマキを幼生時から食べている肉食昆虫です。飛翔力があり、かなり飛び続けられるのであっという間に全国に拡がりました。


代表的な4種類

代表的な4種類

エンマコオロギ、ハラオカメコオロギ(上段右から)、ツヅレサセコオロギ、ミツカドコオロギ。
同じ生息環境なので、いっぺんに鳴かれるとかなり判別しづらいはずです。しかも、コーリング(呼び寄せ鳴き)、ライバルソング(威嚇)、セレナーデ(ラブソング一般的な鳴き方)で鳴くので、よく聞き分けてください。


カンタン

カンタン

ルルルルルルル・・・。という連続音です。かなりの低音です。珍しいと思われていますが、草むらがあり低木があればどこにでもいます。