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2010年8月7日 コゲラの会都立水元公園夜間観察会

  • お祭り状態
    暑い夏です。水元公園は夜を迎え風が心地よくなりましたが、林の中は湿度が高かったです。残念ながら昨年に続いてのノコギリクワガタ観察にはいたりませんでしたが、クツワムシの大量発生を確認できました。東京23区内ですよ。

環境浄化植物

  • 2010/5/10
    環境浄化植物「サンパチェンス」を一人でも多くの人に知ってもらうため、ここではサンパチェンスのことをちょっとだけ詳しく紹介していこうと思います。

第二回エコツーリズム

  • Park2odaiba_019
    2010年3月28日に実施された第二回エコツーリズムミステリーツアー(浜離宮庭園とお台場第六台場)のカワウ探求ツアーです。

第一回エコツーリズムin水元公園

  • Img_8958
    水元公園で行われたタカエコ・橋本プロの自然観察会の写真集です。

2009 かつしかっ子探検隊

  • Takasagowoodstock2009_017
    2009/10/10 荒川河川敷自然公園、天高く馬肥ゆる秋、秋空の下、かつしかっ子探検隊(葛飾区環境部環境保全課主催)が開催されました。 講師は、タカエコ(福岡清治郎)とプロ自然案内人の橋本浩基さんです。 当日のプログラム ・植物たちの越冬戦略 - くっき虫を探してみよう -  コセンダングサ・アメリカセンダングサ・オオモナモミ等多数 ・秋の虫観察  コオロギ・バッタ類、カマキリ等 ・秋のギフト  六つの部屋のある箱にグループ毎に色々な自然の贈り物を詰め込みました。

2009年8月8日 コゲラの会都立水元公園夜間観察会

  • ウスバカミキリ
    コゲラの会に講師として招かれたタカエコ。午後三時よりクヌギの木にトラップを仕掛けます。果たして結果は?

スプリングエフェメラル

  • アズマイチゲ
                       

わたしにできること

  • 省エネ家電の導入
    身近な工夫から新エネルギーを使用した大きな提言まで、エコカルタも含めて収録してあります。ぜひ、今から実行してください。

東京23区秋の鳴く虫観察会

  • カネタタキ
    東京23区内でも十数種の鳴く虫を楽しむことができます。 聞きなしは、習うより慣れろで、場数を踏むしかありません。 生息環境、住み分けを知っていればこの半分はわかります。 頭上の樹木にいるマンション族、これはアオマツムシだけです。 腰から頭くらいの中層の住人、これらは、カンタンとカネタタキだけです。残りのほとんどが地面にいるジベタリアンです。 秋の夜長をお楽しみください。

タカエコ映像集

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都会のナチュラリスト入門講座ー土手・街のバッタたち

  • スズムシ
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タカエコの都会のナチュラリスト養成講座・野鳥編

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タカエコの都会のナチュラリスト養成講座・虫たちの越冬戦略編PART1

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タカエコの都会のナチュラリスト養成講座・街路樹編

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    都会には、たくさんの街路樹があります。二酸化炭素の削減はもちろん、防火の延焼防止や交通事故を防ぐ誘導木として、また、騒音の緩和にも利用されています。何といっても私たちを楽しませてくれるリラクゼーション効果最高の贈り物です。 ホームページトップに戻る時は、左上部のhttp://takaeco1.cocolog-nifty.com/をクリックして下さい!

タカエコの都会のナチュラリスト養成講座・食い物編

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タカエコの都会のナチュラリスト養成講座 むしたちの越冬戦略 PART2

  • クロナガオサムシ
    タカエコの都会のナチュラリスト養成講座 むしたちの越冬戦略 PART1には、本来51枚の写真が掲載してありましたが、サーバーとの相性が悪く、全部反映されませんので、こちらに半分移しました。 サムネイルの写真の上をクリックするとそのむしにいけます。 ホームページトップに戻る時は、左上部のhttp://takaeco1.cocolog-nifty.com/をクリックして下さい!

タカエコのナチュラリスト講座ー知ってて欲しい帰化動物たち

  • ワカケホンセンインコ
    多くの移入種が、帰化動物となって生態系に脅威を与えている現状を理解しましょう。 タカエコトッブページへは、左上アドレスをクリック!

都会のナチュラリスト入門講座ー都会のセミ事情

  • 羽化殻
    都会(東京23区)のセミは6種類 何がいるのかな? 2008年近況 5月の低温・多雨を受けて、アブラゼミ・ミンミンゼミが数を減らしています。湿地の好きなニイニイゼミは逆に数を増やしています。 ツクツクボウシも例年より一週間程、早く出ています。 出前講座の受付は、以下まで! takaeco1@w5.dion.ne.jp 2008年度は満杯でお受けできません。来年の予約は承ります。

動物たちの事件簿・生態系編

  • ハリネズミ
    生態系のピラミッド 底辺が狂ったり、最上部がいなくなったりで崩壊の危機。 見て、実証してください。 報告は、以下へ。 takaeco1@mcn.ne.jp

生物たちの事件簿

  • ツマグロヒョウモン
    人為的な行為によって、各地で様々な事件が勃発。

エコカルタ

  • グリーンコンシューマー
    WG 使使 WG

世界一不思議な場所・東京都上野不忍池

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     世界一不思議な場所、それは、東京都台東区上野の不忍池。 人々が、冬に渡来した冬鳥の鴨やユリカモメに餌付けをして、すっかり彼らは、警戒心を無くし、人間に媚びることで生活しています。 関連ページ http://takaeco1.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_76bc.html

屋上緑化 -『ストップ! ヒートアイランド」

  • ガイアの夜明けより
    この100年で東京の平均気温は3.0℃上昇した。

サンゴ白化現象

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首都圏近郊桜の名所

  • 千鳥ヶ淵
    東京近郊の桜の名所 サムネイルをクリックして下さい ホームページトップに戻る時は、左上部のhttp://takaeco1.cocolog-nifty.com/をクリックして下さい!

環境先進国

  • Pasta
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ごみ問題

  • 携帯電話のリサイクル
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ごみ問題

柴又小学校総合学習の時間

2007年 かつしかっ子探検隊

  • ムラサキツバメ
    葛飾区環境部の企画で区内の小学校のエコクラブをサポートするのが「かつしかっ子探検隊」。色々な企画でその道の専門家を招いて、隊員をサポートします。

街並みウォッチング

  • 街並みウォッチング終了
    知らない町を五感を使ってそぞろ歩き。

  • 森の木と牡蠣の養殖の関係
    地球上に存在する水の量約14億キロ立米のうち、海水が96.5%、淡水は2.5%で、陸地表面にある水(表面水)は10万キロ立米で、全水量の10,000分の1以下。

2007年 中央区環境講座

  • 2008年7月3日の講座1
    2007年8月18日の講座風景

葛飾区・自然環境レポーター・50の生物指標

  • ヒヨドリ
    2008年 葛飾区自然・環境レポーター研修 講師 タカエコ 環境カウンセラー 福岡清治郎 2008年9月1日 19:00 葛飾区ウィメンズパル二階視聴覚教室 ・50の指標生物 ・動物たちの事件簿 ・わたしのできること 2時間 http://www.city.katsushika.lg.jp/kurashi/141/014163.html

地球崩壊 - 人類への警鐘 -

  • UCLA サットン教授の講義
    2008年2月6日よりタカエコの小説が始まりました。不定期更新ですが、ご購読お待ちしています。

Google Earthの学習利用・講座利用の考察

  • フードマイレージ
    Google Earthの小中学校の総合的な学習の時間、多岐にわたる授業への活用、市民講座・環境講座への利用など、活用方法を考察していきます。新しい展開と手法なので、概略を紹介しますが、データが蓄積され次第、詳しい記述を書き足していきます。

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水都再生

2006年11月12日 (日)

水都再生 (5)魚も人も憩う古都の「顔」

S_2鴨川で行われている投網でのアユ漁。すっかり夏の風物詩になった(野本裕人撮影)

 

 京都・四条大橋近くの鴨川。流れの中で、投網が丸く広がった。たぐり寄せられた網目から、アユが身を輝かせると、橋上の観光客らから思わず歓声が上がる。「こんな街中でアユ漁だなんて……」

 「目の前には美しい街並み、遠くに北山を眺めながら漁ができるなんて幸せだよ」と、地元漁協の松本隆さん(77)は誇らしげにアユをつかむ。

 今日も河原では若者たちが歌い、踊り、散策する。出雲阿国(いずものおくに)の時代から、幾多の芸能、文化をはぐくんできた鴨川は、昔も今も、都の〈顔〉なのだ。

 京都府は、「鴨川条例(仮称)」の今年度中の制定を目指している。6月23日に開かれた専門家による第1回検討委員会は、鴨川の歴史・文化的な価値を尊重し、年間4700万人に上る観光客らも憩えるような環境を永続的に守っていくことで一致。「広瀬川の清流を守る条例」(仙台市)や、「四万十川条例」(高知県)の環境保全に対し、鴨川は、景観保全を理念の中心に据える構えだ。

 検討委員会委員の川崎雅史・京都大学大学院工学研究科助教授(総合環境学)は「長年の活動で水辺の環境を守ってきた市民、手をかけ護岸を整備してきた行政、双方にとっての集大成が今回の条例。自然と都市が柔らかく結びついている鴨川の環境を後世に残すため、市民、行政が作り上げ、育てていける条例になれば」と話す。

 実は40年前、繁華街の鴨川は、BOD(生物化学的酸素要求量)が1リットル中、28・7ミリ・グラムという、汚染がひどい環境だった。悪臭が漂い、魚も人も寄りつかない川。工場や家庭からの排水は垂れ流され、ごみの投棄も相次いでいた。

 かつての清澄な流れを取り戻したい――1964年、数人の町衆が「鴨川を美しくする会」を結成し、ごみ拾いを始めた。「まず、鴨川に親しんでもらおう」と、河原での夏祭り「鴨川納涼」も開催。古参会員の清水章一さん(63)は「祭りがにぎわいを増すにつれ、清掃に参加する人も増えた」と振り返る。

 地道なボランティアに対する共感は市民に広がり、同会には今、280団体(2万人以上)が登録。このうち「鴨川みそそぎ会」は数年前、三条大橋近くの河原を流れるみそそぎ川にホタルをよみがえらせた。副会長の田中昭嘉さん(79)は「子供たちに、ホタルの乱舞を見せたかっただけです」と笑う。

 公共下水道の整備も進み、川の水質は大幅に改善された。BODは現在、1ミリ・グラム以下まで改善。府も親水事業に乗り出し、対岸に渡れる飛び石や芝生広場、様々な花木を植栽した「花の回廊」などを整備。住民の意見を反映させる「鴨川府民会議(仮称)」の設置も検討されている。

 「鴨川を美しくする会」は2年前、小学生の教科書でも取り上げられ、修学旅行などで活動を見学に来る学校も増えた。

 「こうした子供らから『地元の川で清掃に励んでいます』という手紙をもらうと、私たちの思いが全国の川にまで広がっていることを実感します」

 事務局長の杉江貞昭さん(61)はうれしそうに話し、こう強調する。

 「鴨川は、京都人の心のよりどころ。清らかな流れを誇りに思い、愛着を持つことが、次世代にこの川と活動をつなぐことになる」(大阪・地方部 長崎慎二)(おわり)

(2006年8月12日  読売新聞)

2006年11月11日 (土)

水都再生 (4)水辺復活、気温下がった!

Ams 清渓川近くの映画館で、気温や風力などを観測する国立環境研究所スタッフ(中村勇一郎撮影)

 

 猛暑が続く8月のソウル。オフィス街の光化門から若者の街・東大門に流れる清渓川(チョンゲチョン)は、水遊びに興じる子どもや、腰を下ろして涼むカップルらでにぎわう。道路にふさがれていたこの水辺は昨年10月、約半世紀ぶりに復活した。国立環境研究所(茨城県つくば市)の一ノ瀬俊明・主任研究員(43)ら5人はいま、ソウル市の関係者らと共に、この川の周辺で気象観測作業を続けている。

 ヒートアイランド現象の研究をしていた一ノ瀬さんが、韓国気象庁から観測調査協力を依頼されたのは2002年。日韓合同の調査団は03年6月から、同川周辺で定期的に気温や風力を観測してきた。

 市内を歩きながら、気温、湿度などから「快適度」を測定するアメニティーメーター、約3メートルの高さの超音波風速計などを歩道に設置し、定期的に計測する。若者の人気スポット、映画館「ソウル劇場」。そこでも清渓川から風が通ると、アメニティーメーターは「不快」から「暑い」に下がった。同市治水課の崔晋碵(チェジンソク)チーム長は「自然な姿を取り戻し、市民がくつろげる場を作るのが目的だったが、周辺の温度を下げる効果も期待できそうだ」と話す。

 清渓川は李氏朝鮮時代から、ソウル市民の洗濯や川遊びの場だった。そこがコンクリートでふたをされたのは1958年。都市開発の進んだ76年には、その上に高架道路が建設され、川はすっかり忘れ去られた。

 しかし李明博(イミョンバク)・前ソウル市長が河川の景観復活を訴え、03年から高架道路を約6キロにわたって撤去、再び自然の川へと戻したのだ。総工費420億円、世界でも例のない大がかりな河川復元工事は、河川が都市のヒートアイランド現象をどれほど緩和させるか、世界で初めて実証する場としても関心を集める。

 道路が河川へと姿を変え、「排熱源」は「吸収源」に切り替わった。ソウル市がこの夏行った予備調査では、清渓川近くの気温は周囲より3度近く低かった。今年の観測データはまだ集計されていないが、一ノ瀬さんは「清渓川は(ソウルの西の)黄海から吹く風の通り道。川の復活で、周辺市街地にもヒートアイランド緩和効果が出るのではないか」と見ている。

 一方の東京は、年平均気温がこの1世紀で3度上昇。都心は郊外に比べると夏の最低気温が3~4度高く、熱帯夜の日数も30年前から倍増している。

 土木研究所(茨城県つくば市)の想定実験によると、河川や池などを増やして都心の水面積割合を現在の5%から10%に拡大した場合、最大で気温が平均0・5度下がるという。

 一ノ瀬さんのグループは、さらに思い切ったアイデアを提唱する。

 海洋深層水を長さ50キロのパイプでくみ上げて東京湾に送り込み、都心に流れ込む生暖かい風を涼風に変えようという大胆な発想だ。夏の東京湾の水温は28度もあるが、深層水は20度。海側の水温が下がれば陸地との温度差が生じ、吹き込む風も強くなる。屋上緑化や道路の保水性舗装などの緩和策より、はるかに安上がりで済むという。

 元東京都副知事の青山ヤスシ・明治大学大学院教授(都市政策)は、「抜本的な解決策になりうる面白い提案。これからの都市づくりに必要な視点は効率ではなく快適さ。そのためにも、川や海など水辺空間の再生は欠かせない」と話している。(ソウル支局 中村勇一郎、地方部 高倉正樹)

(2006年8月11日  読売新聞)

2006年11月10日 (金)

水都再生 (3)「洪水ない川」のジレンマ

1a11s 城北わんど(上)(金沢修撮影、本社ヘリから)から姿を消したイタセンパラ(下)(小川力也さん提供)

 7月17日、大阪市旭区の淀川左岸「城北わんど」で行われたクリーン作戦。淀川水系イタセンパラ研究会会長の高校教諭、小川力也さん(44)はため息をついた。

 本流の脇にできた入り江のような池が「わんど(湾処)」だ。研究会は清掃と共にわんどの生態系を調べてきたが、今回、天然記念物の淡水魚、イタセンパラ(コイ科)の姿はなく、網に入ったのは外来魚のブルーギルやオオクチバスが数十匹。在来魚はニゴイとヨシノボリが各1匹。

 富山平野や濃尾平野、淀川水系などに広く分布していたイタセンパラは、河川環境の悪化で激減。今や、まとまった生息地は城北わんどだけになっていた。

 今年5月、国土交通省淀川河川事務所などが行った調査では、初めて1匹も見つからなかった。5年前の確認数は7839匹。「わんどが沼化して環境が悪化したところに、外敵の外来魚がとどめを刺した。もう絶望的です」と、小川さんは悔しさをにじませる。

 イタセンパラの特異な生態は、わんどの水の動きに支えられている。秋にイシガイなどの二枚貝に産み付けられた卵は、冬場にわんどが干上がっても貝の中で生き続け、春先に増水すると、稚魚は貝から一斉にわき出し、外敵が入り込みにくいわんどで成長する。

 淀川には1960年代、約500のわんどがあったとされるが、70年以降、河川改修で次々とつぶされ、現在は55か所しかない。

 さらに、83年に城北わんどの下流約1・5キロに淀川大堰(おおぜき)が完成。大堰の上流約15キロまではダム湖状態となり、3メートル以上も変動していた水位は、約50センチに抑制された。集中豪雨があっても河川敷への氾濫(はんらん)はまれで、本流からわんどへの流れが途絶えてしまったのだ。

 今、城北わんどには、沼に育つヒシが密生する。泥地では、砂礫(されき)層を好むイシガイは育ちが悪く、外来魚のすみかにもなる。

 イタセンパラの天然記念物指定に奔走した木村英造さん(84)は「大堰による環境悪化は明白だったのに、国の対策は後手後手に回った」と嘆く。

 しかし現在、国交省が淀川で進める自然再生事業は「先駆的な取り組み」として評価されている。

 97年の河川法改正で河川行政は「環境保全」に方向を転換。淀川河川事務所は有識者による環境委員会を発足させ、陸地化した河川敷に10の人工わんどを作ったほか、人工干潟やヨシ原も再生してきたからだ。

 「固有種や希少種の宝庫だった淀川は、保護運動の歴史も古く、地元専門家が委員となってアイデアを出し合った」と、委員の綾史郎・大阪工業大教授(56)(河川工学)は振り返る。

 イタセンパラ「消滅」を受け、同事務所は本流との間に水門を設け、わんど内に人工的な流れを作り出すことを検討しているが、効果は未知数だ。

 大堰がせき止めた水は、約100万人の水道水を賄う。同事務所は「治水と利水の両面からみて、これ以上、水位を変動させるのは難しい」と強調するが、綾教授は「人間のためだけを考えたら、水の流れは安定的な方が良いが、それでは川の生態系は損なわれる。洪水が起きない川は、本来の意味では川とは言えない。自然を再生するには限界がある」と言い切る。

 淀川のわんどに生息する天然記念物の淡水魚「アユモドキ」も、ここ数年、姿が確認されていない。(大阪・社会部 小林健)

(2006年8月10日  読売新聞)

2006年11月 9日 (木)

水都再生 (2)見直される都会の地下水

Aaaas 井の頭池の水質を調べる公園管理所の職員たち。池がきれいになった2004年秋から定期調査が毎月行われている(松本剛撮影)

台風一過の朝、ふと橋の上から池をのぞいた原幸夫さん(74)は目を疑った。

 普段はどす黒い水に隠れて見えない小魚の群れが気持ちよさそうに泳いでいる。深さ1・8メートルの池の底がくっきり見え、湧(わ)き水があちこちで勢いよく砂を噴き上げていた。いつも鼻につく生臭いにおいもない。

 2004年10月、井の頭恩賜公園(東京都武蔵野市)の「井の頭池」が突然、きれいになったのだった。

 池のほとりで茶店を営む原さんの知らせで駆けつけた公園管理所の職員は、捨てられた自転車を池の底から引き揚げて回った。30台もあった。池はそれから1か月間、澄んだ状態が続いた後、再び透視度十数センチの濁った水に戻った。

 なぜ池の水が急に透明になったのか。東京都西部公園緑地事務所によると、原因は直前の豪雨だった。雨で地下水位が4メートルも上昇、きれいな水が池に流れ込んで一時的に浄化したのだ。

 池の水源である湧き水は1960年代半ば以降、相次いで枯れた。宅地開発で一帯の農地が減少し、雨水が地中に浸透しなくなったためだ。地下水の異変は地上の変化に直結する。水量が落ちた井の頭池はよどみ、年々濁っていった。

 「瀕死(ひんし)の池のすぐ下で、地下水という巨大な『ダム』が豊かな水をたたえている。きれいになった池が、それに改めて気づかせてくれた」と、小口健蔵事務所長は語る。

 関東平野はもともと地下水が豊富な土地だ。特に武蔵野台地の地中10~25メートルに広がる砂利の層は水がたまりやすく、貯水タンクのような機能がある。しかし高度成長期、工業用水を大量に地下から取水した結果、地盤沈下が深刻化した。都は70年代に地下水のくみ上げ規制に着手。そして現在、墨田区などの地下水位は65年当時に比べて50メートル上昇している。

 その水位の回復が、地下施設では困った事態も招いている。

 東京の玄関口・JR東京駅では99年、増え続ける地下水が駅舎を浮き上がらせる恐れがあるとして、70本の錨(いかり)を地中に打ち込んだ。上野駅でも鉄板を積むなどの対策を講じている。東京駅の最深部は地下27メートルにある総武線ホーム。40年前、はるか下を流れていた地下水は地下15メートルにまで上がり、現在、駅の地下部分のほぼ半分が“水没”した状態だ。

 都内8路線の地下鉄を運営する東京メトロによると、トンネルから漏れ出す地下水は年間240万トン。JR東日本では東京~錦糸町駅間のトンネルから漏れる日量4500トンの地下水を立会川に流し、水質改善に役立てている。

 一方で、地下水の回復を願う街も多い。小金井市では、雨水で地下水を潤そうという取り組みを始めた。雨水を下水道に流さずに地中に逃がす「雨水浸透ます」の導入を市民に呼びかけている。1軒あたり上限40万円の設置補助に後押しされ、個人宅などで計5万基が設置された。いったん枯れた市内3か所の湧き水で水量が戻り、効果も上々だ。

 水がきれいになった「怪現象」をきっかけに地下水への関心が高まった井の頭池でも、9月、小金井市長を招いて地下水回復のシンポジウムが開かれる。同じ浸透ます設置を、三鷹、武蔵野両市民に働きかける計画だ。

 井の頭池の下に眠る巨大な「ダム」が復活する日は来るのだろうか。(地方部 高倉正樹)

(2006年8月9日  読売新聞)

2006年11月 8日 (水)

水都再生 (1)遊歩道 道頓堀に安らぎ

1aas_1 難波八阪神社の「船渡御」が行われた道頓堀川では、ウッドデッキの遊歩道から歓声がわいた(金沢修撮影)

 大阪・ミナミを流れる道頓堀川。戎橋―太左衛門橋間両岸の川べり約170メートルに設けられた幅8メートルの遊歩道に降りてみた。行き交う観光クルーズ船。原色のネオンに染められた水面が揺れると、幻想的な光の波が広がる。大都会の夜の喧騒(けんそう)が、ふと安らぎに変わる。

 「ずっと川に背を向けて商売してきたが、これからは川もミナミの顔になる」

 遊歩道でカフェやイベントを開く「とんぼりリバーウォークの会」事務局長で、飲食店経営の岡田省三さん(52)は自信ありげだ。同会は2004年12月、遊歩道の完成を機に地元店主らが結成した。

 巨大なフグやカニ、エビ……。派手な宣伝モニュメントは、店先となる道路側で客を呼び込み、店裏の川側には、室外機や排気口が並んでいた。が、遊歩道ができると、川側にも入り口を設ける店が出始めた。

 土産物店の店員(25)は「憩いの場として、年配の方やカップルが目立ちますね」と、開け放った入り口から川面を見やる。

 4年後、遊歩道は1キロまで延びる予定だ。

 江戸時代、水運が支えた「天下の台所」は、「水の都」とも呼ばれた。戦後、網状に張り巡らされていた水路は埋め立てられ、残った川の水質も悪化。子供たちが泳いでいた道頓堀川は一気にどぶ川に化した。

 低迷が続く大阪。自らの歴史、文化を見直そうという機運の中、2001年12月、普段は不仲な大阪府と大阪市の共同提案「水都再生」が、政府の都市再生事業に指定され、水辺でつち音が聞こえ始めた。

 市内には、都心部を「ロ」の字に囲む「水の回廊」など面積の約1割を占める水面が、まだ残されていた。事業推進の旗振り役で産官学でつくる「大阪21世紀協会」理事長の堀井良殷(よしたね)さん(70)は「何をやるにもバラバラな大阪が、水への思いではすぐに一致した。水運で栄えた大阪が、川をないがしろにしたことで街の魅力を失ったという反省があった」と振り返る。

 今秋、大川沿いの八軒家浜(中央区)でも、船着き場の復元工事が始まる。かつて「三十石船」が帆を並べた水都の中心地だ。

 09年春には、水都再生の起爆剤となるシンボルイベントの開催も決まった。堀井さんは「一過性の博覧会ではなく、イベントを基盤として、官民一緒に地道な取り組みを続けるための第一歩にしたい」と言う。

 まだ、市内の川は濁り、ゴミも浮かぶ。水の回廊も、高速道路やそびえる護岸に視界をふさがれる殺風景な場所が目立つ。

 そんな川べりに、1000本のサクラを植えるプロジェクトも進行中だ。サクラの名所を広げてゆく計画に、市民から2年間で予想を超える約3億9000万円の寄付が集まった。

 呼びかけ人で建築家の安藤忠雄さん(64)は、水都再生に大阪再生の夢を託す。「金にシビアな大阪人が、サクラにこれほど寄付をしてくれるのは、水都の遺伝子が組み込まれているから。水辺のある暮らし、美しい大阪を作りだすことで、活気ある大阪を取り戻したい」(大阪・社会部、小林健)

 河川や池を汚し、埋め立て、護岸を造り、人々を水から遠ざけてきた都市が、今、親水空間の創造や自然再生に動き始めている。新たな街と水のつき合い方を探った。
(2006年8月8日  読売新聞)

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都立水元公園 2010年5月3日

  • ベニシジミ
    気温28℃久々のいい天気です。ツマキチョウを観察しに行きました。

都立水元公園 2009/8/15

  • 20090815_291
    今回は写真のみです。お楽しみください。

都立水元公園 2009/7/14

  • 講師紹介3
    2009年7月20日 立正佼成会葛飾支部壮年部主催の自然観察会をタカエコと大野文恵さん(小説家・野草研究家)と事前調査した一部です。

都立水元公園 2009/4/4 桜

  • 都立水元公園 2009/4/4 桜3
    2009年4月4日の都立水元公園です。

都立水元公園 2008/12/01

  • ムクロジ
    比較的暖かな日で、風も無く観察しやすかったです。

都立水元公園 2008/9/11

  • 蓮田
    曇天で後に降られました、気候としては涼しくてすごしやすかったです。いよいよアオマツムシが昼間鳴きだしました。

都立水元公園 2008/8/12

  • コサギプレート
    2008/8/12の水元NOW

都立水元公園2008/7/16

  • チョウトンボ
    2008/7/16の水元公園です。

☆地球のふところで生命に出逢う

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日野市楽しい環境講座2008第3講座

  • Img_0129
    今年で3回目のお招きです。より充実した内容で現状の地球環境問題をビジュアルで紹介し、エコ仲間を増やせる講座にできたと思います。  2008/7/27 講座概要(スケジュール) http://www41.tok2.com/home/takaeco100/hino.html 当日レジュメ http://www41.tok2.com/home/takaeco100/hino1.html 日野市ホームページ http://www.city.hino.lg.jp/index.cfm/1,html 日野市環境講座 日野市たのしい環境学習講座 http://www.city.hino.lg.jp/index.cfm/1,45622,170,1608,html

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