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2010年8月7日 コゲラの会都立水元公園夜間観察会

  • お祭り状態
    暑い夏です。水元公園は夜を迎え風が心地よくなりましたが、林の中は湿度が高かったです。残念ながら昨年に続いてのノコギリクワガタ観察にはいたりませんでしたが、クツワムシの大量発生を確認できました。東京23区内ですよ。

環境浄化植物

  • 2010/5/10
    環境浄化植物「サンパチェンス」を一人でも多くの人に知ってもらうため、ここではサンパチェンスのことをちょっとだけ詳しく紹介していこうと思います。

第二回エコツーリズム

  • Park2odaiba_019
    2010年3月28日に実施された第二回エコツーリズムミステリーツアー(浜離宮庭園とお台場第六台場)のカワウ探求ツアーです。

第一回エコツーリズムin水元公園

  • Img_8958
    水元公園で行われたタカエコ・橋本プロの自然観察会の写真集です。

2009 かつしかっ子探検隊

  • Takasagowoodstock2009_017
    2009/10/10 荒川河川敷自然公園、天高く馬肥ゆる秋、秋空の下、かつしかっ子探検隊(葛飾区環境部環境保全課主催)が開催されました。 講師は、タカエコ(福岡清治郎)とプロ自然案内人の橋本浩基さんです。 当日のプログラム ・植物たちの越冬戦略 - くっき虫を探してみよう -  コセンダングサ・アメリカセンダングサ・オオモナモミ等多数 ・秋の虫観察  コオロギ・バッタ類、カマキリ等 ・秋のギフト  六つの部屋のある箱にグループ毎に色々な自然の贈り物を詰め込みました。

2009年8月8日 コゲラの会都立水元公園夜間観察会

  • ウスバカミキリ
    コゲラの会に講師として招かれたタカエコ。午後三時よりクヌギの木にトラップを仕掛けます。果たして結果は?

スプリングエフェメラル

  • アズマイチゲ
                       

わたしにできること

  • 省エネ家電の導入
    身近な工夫から新エネルギーを使用した大きな提言まで、エコカルタも含めて収録してあります。ぜひ、今から実行してください。

東京23区秋の鳴く虫観察会

  • カネタタキ
    東京23区内でも十数種の鳴く虫を楽しむことができます。 聞きなしは、習うより慣れろで、場数を踏むしかありません。 生息環境、住み分けを知っていればこの半分はわかります。 頭上の樹木にいるマンション族、これはアオマツムシだけです。 腰から頭くらいの中層の住人、これらは、カンタンとカネタタキだけです。残りのほとんどが地面にいるジベタリアンです。 秋の夜長をお楽しみください。

タカエコ映像集

世界の最新AFPBB Newsを写真付で記載

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地球を救え!

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都会のナチュラリスト入門講座ー土手・街のバッタたち

  • スズムシ
    バッタ・コオロギ・カマキリinTokyo23区

タカエコの都会のナチュラリスト養成講座・野鳥編

  • オシドリ
    都会の身近な自然を通して、一人前のナチュラリストに養成します ホームページトップに戻る時は、左上部のhttp://takaeco1.cocolog-nifty.com/をクリックして下さい!

タカエコの都会のナチュラリスト養成講座・虫たちの越冬戦略編PART1

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タカエコの都会のナチュラリスト養成講座・街路樹編

  • ハナミズキ
    都会には、たくさんの街路樹があります。二酸化炭素の削減はもちろん、防火の延焼防止や交通事故を防ぐ誘導木として、また、騒音の緩和にも利用されています。何といっても私たちを楽しませてくれるリラクゼーション効果最高の贈り物です。 ホームページトップに戻る時は、左上部のhttp://takaeco1.cocolog-nifty.com/をクリックして下さい!

タカエコの都会のナチュラリスト養成講座・食い物編

  • アユ
    さあ、春間近です。春になると都会でも食べれる野草が採れます。ちょつと足を伸ばせば更に、おいしく食べましょう。食べれるものは何でも扱います。 ホームページトップに戻る時は、左上部のhttp://takaeco1.cocolog-nifty.com/をクリックして下さい!

タカエコの都会のナチュラリスト養成講座 むしたちの越冬戦略 PART2

  • クロナガオサムシ
    タカエコの都会のナチュラリスト養成講座 むしたちの越冬戦略 PART1には、本来51枚の写真が掲載してありましたが、サーバーとの相性が悪く、全部反映されませんので、こちらに半分移しました。 サムネイルの写真の上をクリックするとそのむしにいけます。 ホームページトップに戻る時は、左上部のhttp://takaeco1.cocolog-nifty.com/をクリックして下さい!

タカエコのナチュラリスト講座ー知ってて欲しい帰化動物たち

  • ワカケホンセンインコ
    多くの移入種が、帰化動物となって生態系に脅威を与えている現状を理解しましょう。 タカエコトッブページへは、左上アドレスをクリック!

都会のナチュラリスト入門講座ー都会のセミ事情

  • 羽化殻
    都会(東京23区)のセミは6種類 何がいるのかな? 2008年近況 5月の低温・多雨を受けて、アブラゼミ・ミンミンゼミが数を減らしています。湿地の好きなニイニイゼミは逆に数を増やしています。 ツクツクボウシも例年より一週間程、早く出ています。 出前講座の受付は、以下まで! takaeco1@w5.dion.ne.jp 2008年度は満杯でお受けできません。来年の予約は承ります。

動物たちの事件簿・生態系編

  • ハリネズミ
    生態系のピラミッド 底辺が狂ったり、最上部がいなくなったりで崩壊の危機。 見て、実証してください。 報告は、以下へ。 takaeco1@mcn.ne.jp

生物たちの事件簿

  • ツマグロヒョウモン
    人為的な行為によって、各地で様々な事件が勃発。

エコカルタ

  • グリーンコンシューマー
    WG 使使 WG

世界一不思議な場所・東京都上野不忍池

  • キンクロハジロの一団
     世界一不思議な場所、それは、東京都台東区上野の不忍池。 人々が、冬に渡来した冬鳥の鴨やユリカモメに餌付けをして、すっかり彼らは、警戒心を無くし、人間に媚びることで生活しています。 関連ページ http://takaeco1.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_76bc.html

屋上緑化 -『ストップ! ヒートアイランド」

  • ガイアの夜明けより
    この100年で東京の平均気温は3.0℃上昇した。

サンゴ白化現象

  • ブダイとサンゴの関係
    サンゴ白化現象(はっかげんしょう)とは

首都圏近郊桜の名所

  • 千鳥ヶ淵
    東京近郊の桜の名所 サムネイルをクリックして下さい ホームページトップに戻る時は、左上部のhttp://takaeco1.cocolog-nifty.com/をクリックして下さい!

環境先進国

  • Pasta
    欧州を中心とする環境先進国のお話

ごみ問題

  • 携帯電話のリサイクル
    富士山がなぜ「世界遺産」の指定をうけられないのか? それは、「ごみ」が原因なのです。

ごみ問題

柴又小学校総合学習の時間

2007年 かつしかっ子探検隊

  • ムラサキツバメ
    葛飾区環境部の企画で区内の小学校のエコクラブをサポートするのが「かつしかっ子探検隊」。色々な企画でその道の専門家を招いて、隊員をサポートします。

街並みウォッチング

  • 街並みウォッチング終了
    知らない町を五感を使ってそぞろ歩き。

  • 森の木と牡蠣の養殖の関係
    地球上に存在する水の量約14億キロ立米のうち、海水が96.5%、淡水は2.5%で、陸地表面にある水(表面水)は10万キロ立米で、全水量の10,000分の1以下。

2007年 中央区環境講座

  • 2008年7月3日の講座1
    2007年8月18日の講座風景

葛飾区・自然環境レポーター・50の生物指標

  • ヒヨドリ
    2008年 葛飾区自然・環境レポーター研修 講師 タカエコ 環境カウンセラー 福岡清治郎 2008年9月1日 19:00 葛飾区ウィメンズパル二階視聴覚教室 ・50の指標生物 ・動物たちの事件簿 ・わたしのできること 2時間 http://www.city.katsushika.lg.jp/kurashi/141/014163.html

地球崩壊 - 人類への警鐘 -

  • UCLA サットン教授の講義
    2008年2月6日よりタカエコの小説が始まりました。不定期更新ですが、ご購読お待ちしています。

Google Earthの学習利用・講座利用の考察

  • フードマイレージ
    Google Earthの小中学校の総合的な学習の時間、多岐にわたる授業への活用、市民講座・環境講座への利用など、活用方法を考察していきます。新しい展開と手法なので、概略を紹介しますが、データが蓄積され次第、詳しい記述を書き足していきます。

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脱温暖化社会へ ~アジアの最前線から~_

2008年4月19日 (土)

エネルギー貧困 牛糞からガス、一石二鳥

Tky200702100217「いつでも温かいご飯が食べられるのは本当にうれしい」

バイオガスをつくる装置をれんがで作る職人たち。牛糞を入れると発酵し、後方の家で燃料として利用される=インド・タミルナドゥ州マニアンティブ村で、小渋晴子撮影

 インド最南端のタミルナドゥ州にあるマニアンティブ村に住むマラさん(30)は、真新しいガスコンロでミルク入りの紅茶を沸かしながらほほえんだ。昨年9月、火をおこす燃料がまきから牛糞(ふん)を使ったバイオガスに変わった。

 150世帯、電気もガスもなかった半農半漁の村は2年前、スマトラ沖地震による大津波に襲われた。いくつもの家が流され、マラさんも家族6人で粗末なコンクリートの仮設住宅で暮らす。

 ガスへの転換は海外の団体が資金援助した。敷地内にれんが製の直径約2メートルの発酵装置を埋め込み、ホースで台所のコンロとつなぐごく簡単な仕組みだ。だから、貧しい村にも導入できた。

 「まきの煙で涙やせきが出ることもない」とマラさん。以前は雨期になればまきが湿り、煮炊きもままならなかった。今は牛糞を買っているが、近いうちに牛1頭が贈られるという。

 牛糞を燃料にする大きなメリットがもう一つある。石炭や天然ガスなどの化石燃料を使わない分、二酸化炭素の排出を抑えられることだ。

     ◇

 世界で20億人前後が電気やガスなどのエネルギーと関係なく生活しているといわれる。

 必要なときに部屋を暖めたり、食べ物を保存、加熱したりできない。無理にまきや動物の糞を室内で直接燃やすことによる空気汚染で年間130万人が命を落としているという。

 コンピューターやテレビなどを利用して情報を得ることも難しい。まき用の木の伐採による森林の減少も深刻だ。

 エネルギー安全保障をテーマにした昨年の主要国首脳会議(G8サミット)は、そんな「エネルギー貧困」を減らす努力に加え、それと連動して温室効果ガスの削減に取り組むことを確認した。

 化石燃料を使った電気やガスを遠くから引くより、地域事情にあった風力や太陽光、バイオマスでエネルギーを作り出す。それが貧困と地球温暖化の両方の処方箋(せん)となるというわけだ。

 インド新・再生可能エネルギー省のアラム・トリパティ広報部長も「雇用創出など農村部の発展につながる」と訴える。

 二酸化炭素を減らした分を先進国がお金を払って買い取るケースもある。そうすればなお貧困対策にもつながる。

 インドでは昨年秋までにバイオガス装置が389万個、太陽光を一点に集めて熱する調理器が60万個普及した。一方で農村部の57%、7800万世帯は未電化のままだ。

     ◇

 中国・チベット自治区の中心ラサから車で約3時間。日本の村にあたる郷の一地区に電気が通ったのは04年11月だった。「よほど待ち遠しかったらしく、約30世帯すべてがその前にテレビを買っていた」。工事を請け負った電力会社のチベット地区の責任者、于安業さんは苦笑する。

 中国は02年、すべての郷に電気を届ける「送電到郷」計画をスタートさせた。当時チベットでは450の郷が未電化。92の郷を于さんの会社が請け負い、太陽光発電で3万人が電気を使えるようになった。

 冷蔵庫が入って干し肉ばかり食べなくて済むようになり、日が暮れてから宿題をする子どもらは不安定なランプの光から解放された。

 「石炭火力では地球も地域も汚してしまう。環境に恵まれたチベットの人々を豊かにするのはクリーンなエネルギーでしかありえない」。于さんは力を込めて言った。 =おわり

(この連載は、アジアネットワーク客員研究員の李志東・長岡技術科学大助教授、馬奈木俊介・横浜国立大助教授の協力のもと、森治文、小渋晴子、論説委員・脇阪紀行が担当しました)

     ◇

エネルギー消費量 主要国の年間1人当たり(03年、まきなどの原始的な燃料を含まない)を石油換算すると、米国7.8トン、ドイツ4.2トン、日本4.1トン、韓国4.3トンなど。中国の0.9トン、インドの0.3トンと大きな開きがある。

 馬奈木俊介・横浜国立大助教授によると、健康を保ったり、知識や教育を身につけたりするのに必要なエネルギーさえ確保すれば、エネルギーをふんだんに使う生活と比べて、幸福度はさほど変わらないという。

2007年02月16日23時08分 asashi.com

タカエコ小 タカエコ Q タカエコ

2008年4月18日 (金)

燃料電池車 目指せ中国版カローラ

Tky200702100218 燃料電池車「超越―栄威」のバッテリーの具合を調べる研究者や学生たち=中国・上海の同済大学嘉定キャンパスで、樫山晃生撮影

 上海郊外にある同済大学嘉定キャンパス。緑に囲まれた広大な敷地の中を昨年12月13日、銀色に輝く1台の車が時速150キロで駆け抜けた。

 中国が国をあげて開発を進める燃料電池車「超越―栄威」のお披露目である。スタートから時速100キロに達するまでの時間は前身の「超越3号」の19秒から15秒へ、連続走行距離も260キロから300キロに延びた。

 現場責任者で同済大学新エネルギー自動車工学センターの馬建新副主任(52)は「日本など先行開発国と肩を並べる水準に来た」と謙虚に話す。

 嘉定キャンパスのある国際自動車シティーは、政府が01年から建設を進める自動車産業の一大拠点だ。約68平方キロのシティーには生産、修理工場やショールーム、さらにはフォーミュラワン(F1)のサーキット場までがそろう。嘉定キャンパスも01年に開設され、二酸化炭素を出さない「未来のエコカー」づくりに向けた頭脳が結集する。

 馬さんが自信を深めたのは昨年6月。パリで開かれたタイヤメーカー主催のクリーンエネルギー自動車のイベントに「超越3号」が参加した。

 日本や米国、ドイツなどの燃料電池車が並ぶなか、7項目の技術性能テストを受けた。上海にいた馬さんの元に届いた結果は、二酸化炭素排出、燃費、排ガス、騒音の項目でA、S字走行でB評価だった。ブレーキや加速性能ではDだが、ライバル車の多くもCかD。パリに出かけた燃料電池車開発の総責任者、万鋼・同済大学学長も「わずか5年でここまで来られた」と感慨深げにいう。

 でも、立ち止まっている暇はない。ホンダは連続走行ですでに570キロに達している。

     ◇

 中国は今、車が爆発的に増えている。新車販売台数は00年の200万台余から昨年は721万台となり、日本を追い越した。当然ガソリン需要や二酸化炭素も急増する。

 そんなエネルギーや環境面の懸念を払いのけ、外資が多く参入する自動車産業で国産が主導権を握りたいとの政府の思惑が、燃料電池車の開発へと駆り立てさせる。

 「燃料電池の大衆車を実現したい」

 カナダの燃料電池メーカー大手バラード社に勤務し、帰国後は同済大と組んで燃料電池の生産を手がける上海神力科技有限公司の胡里清社長(43)は意欲満々だ。

 日本製の燃料電池車のコストは1台数千万~1億円とされる。一方、中国の燃料電池のコストは1キロワット当たり1万元弱(約15万円)で、標準的な車の容量50キロワットなら車体の経費を加えても70万~80万元(1100万~1200万円)と、胡さんは説明する。

 ほとんどの部品を海外に頼らず自主開発していることがこの「価格差」を生んでいるようだ。馬さんはさらに、「3~4年後には今の4割程度にコストダウンできそう」という。いずれは日本でのカローラのような人気車を、との意気込みだ。

 地元上海市は08年に燃料電池車を100台、09年に1000台、11~12年には1万台普及させるという「百・千・万計画」をすでに立て、燃料の水素の供給所を設置し始めた。10年の上海万博までに10カ所できるという。

 水素の調達方法や安全性、インフラ整備など燃料電池車のハードルはまだ高い。だが、いつまでも化石燃料に頼っていくわけにはいかない。温暖化を克服するための人々の努力が続く。

     ◇

燃料電池 水の電気分解で水素と酸素を発生させるのとは逆に、水素と酸素を化学反応させて熱と電気を生み出す装置。水素を化石燃料から取り出す場合は二酸化炭素が出る。02年にトヨタ自動車とホンダが世界で初めて燃料電池車を実用化し、中央官庁で使い始めた。北京では燃料電池バスが試験運行している。自動車以外にも家庭用コージェネ(熱電併給)、携帯電話やパソコンなど小型電子機器への応用も考えられる

2007年02月16日23時07分 asashi.com

この一年でどの位、この分野が進んだかといえば、300%と言おう、性能面の話で、普及の話ではない。電卓が普及するまで、どの位かかったか、この辺のレベルで、日常生活に関係なく進行している。但し、応用範囲の根本が、日本は間違っている、石油依存体質から、急激な脱却が難しいので緩和時間を使っている。ハイブリッド車、バイオ燃料。

急激なアプローチと自己判断が乏しい国民性だろう。(by タカエコ)

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2008年4月17日 (木)

産油国 CO2の油田封印狙う―アジアの最前線から

 アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビの高層ビル群を抜け、車で約2時間。砂漠を貫く高速道路のわきに、銀色に鈍く輝く巨大な建物が現れた。地下から採掘した天然ガスの処理プラントだ。7本の煙突が、余剰なガスを燃やして生じた大量の二酸化炭素(CO2)を炎とともに吐き出している。

 この周辺は、天然ガスとともに石油も豊富に出ていたが、今は埋蔵量が減り、吸い上げるのが難しくなった。そこで地層に水を大量に注入、その圧力で石油を地上に押し出し、採掘している。

 もし水の代わりにプラントから出るCO2を地下に封じ込め、大気中に放出しないようにすれば、「温暖化防止に大いに役立てるというわけね」。国営石油会社の関連企業で環境対応の仕事に取り組むハムダ・アル・サニさん(35)は、スカーフからのぞく彫りの深い顔をほころばせた。

     ◇

 中東の産油国は、温暖化防止の国際世論の高まりによって、石油の需要が抑えられるのを警戒する。温暖化防止の国際会議では毎年のようにオイルマネーが減った場合の補償を要求してきた。

 昨年ごろから、かたくなな姿勢に変化が起きた。途上国で減らしたCO2を先進国が買い取り自国の削減分として計上できるクリーン開発メカニズム(CDM)の仕組みに、油田に注入するCO2も含めようという考え方が国際的に浮上したからだ。

 地中などへのCO2封じ込め(CCS)は、1カ所で最低数十万トンの削減効果があるものの、コストが割高なため、ほとんど例がない。CDMなら一つの油田に億単位の金が入り、コストを差し引いても余りある。石油の増産も見込める。

 さっそくサウジアラビアは昨秋、欧米の石油関係者らを集めてCCSとCDMに関するセミナーを同国で初めて開いた。ヌアイミ石油相はこう述べたという。「風力などのクリーンなエネルギーに頼るだけではCO2削減は難しい」

 UAEも負けじと動き出す。アブダビ環境庁は国営石油会社にCDM関連の報告書を送付し、検討し始めているという。

     ◇

 「ようやくここまでたどり着いたか」

 北九州市に住む元九州工業大助教授の突田芳宏さん(59)は、感慨深げに話した。仲間の技術者らと調査や交渉を重ねてきたCCS技術が日の目を見つつあるからだ。

 97年12月、京都議定書が採択された国際会議のさなか、突田さんは日本の官僚や政治家に書簡を送って訴えた。「油田への封じ込めがCO2削減に非常に有効です」。打ち返しはなかった。

 石油会社に勤務した80~90年代、アブダビで石油開発にたずさわり、どうすれば油田から一滴でも多く石油をしぼり出せるかに腐心した。水やガスの注入が一般的だったなかで、着目したのがCO2。この分野で日本企業が優れた技術を持っていることも分かった。

 当時はコストが高かったが、現実的なレベルにまで来た。技術もさらに進歩している。

 昨年11月、ケニアであった温暖化防止の国際会議の焦点の一つは、CCSをCDMとして認めるかどうかだった。だが、地中から漏れる恐れや100年以上に及ぶ長期間の管理のあり方などをめぐって意見が割れ、結論は先送りになった。

 でも突田さんは悲観していない。「温暖化防止が急がれる今、CCSは特効薬なんだから」。日本企業と中東の橋渡し役として、砂漠の地への再訪を待ちわびている

     ◇

CCS 「炭素回収・貯留」の英語表記の頭文字を並べたもの。火力発電所などから出るCO2を他のガスと分離し、圧縮してパイプラインなどで輸送する。封じ込め場所としては油田のほか炭鉱跡なども想定されている。日本でも新潟県や長崎県などで実験が進められ、CCSの可能性を探っているが、国内の陸上には大量のCO2を注入する場所がないため、水面下1000メートルほどの海の下の帯水層を対象に検討されている。

2008年4月16日 (水)

人口集中 都市のCO2、先進国並み

Tky200702100219 北京市内の農業地区に掲げられた、太陽エネルギーをアピールする掲示板。人口約500人のこの地区では、市が太陽光やバイオマスを活用した「エコ村」建設を進めている=北京市房山区で、森治文撮影

 寒さの厳しい北京は11月半ば、一斉に暖房が入る。夜中は零下10度を下回ることもあるが、「凍えて帰宅しても家の中はぽかぽか」と、業界紙記者の鄭紅艶さん(31)は満足そうに言う。

 会社員の夫と2人で暮らす広さ86平方メートルのマンションは集中暖房で、不在の時でもつけっぱなしだ。「いったん冷えると暖め直すのに時間がかかるし、かえってむだなエネルギーを使う気がする」。暖房代は広さで決まっており、年間2580元(約4万円)。おかげで部屋は隅から隅まで常に心地よい。

 3年前、仕事などの関係で湖北省の小さな町から移ってきた。テレビを大きめにするなど電化製品を全部買い替え、パソコンなども新たに購入した。電気使用量は1年で1500キロワット時、約740元(約1万2000円)ほど。暖房費とあわせると安くはない。

 いずれは車も買いたい。「地球温暖化のことはよく知っている。何かしたいけど、具体的にと言われると難しい」

     ◇

 二酸化炭素(CO2)の排出量は、エネルギーを多く使う先進国の方が発展途上国より多い。ところが、都市に限ればそうとも言い切れなくなってきた。

 「1人あたりのCO2排出でみると、北京や上海は東京を上回る」

 広島大の金子慎治助教授(環境システム工学)によると、東京の約5.4トン(04年)に対し、北京は約8.0トン、上海は12.7トンに上った。

 上海や北京の電力がCO2排出量の多い石炭火力中心だったり、工場が多かったりするという事情もあるが、中国の都会暮らしも確実に先進国並みに近づいている。

 豊かさや快適さを求めて、中国など途上国では人々は農村から都市に向かい、無意識のうちに膨大なエネルギーの恩恵にあずかる。家の中だけでなく車での移動や商業施設、職場の空調、あふれるモノ……。一人ひとりが農村とは比較にならないほどのCO2を出し、温暖化に手を貸す。

     ◇

 だが、「人が集中して住むことは見方を変えれば、エネルギーを能率よく使う可能性も秘める」と金子助教授はいう。

 そのカギは人々の意識の向上と省エネ型の都市づくりにある。

 環境意識について、大阪大社会経済研究所の瀋俊毅・特任研究員らが昨年秋、上海市民600人に面接調査している。温暖化に関心があると答えた人は約81%に上った。

 温暖化の現状について「とても悪い」「悪い」という割合は約半数で、危機意識は高いとはいえないし、省エネラベル「能効標識」のついた家電製品の購入経験者も3分の1ほどにとどまる。

 ただ、買ったことのない人も含め9割以上は「買う気がある」と、前向きだ。瀋研究員は「以前にくらべて意識はずいぶん上がった」という。

 しかし、そんな意識が実行を伴っているとは必ずしもいえない。北京や上海の朝夕の交通渋滞はその象徴だ。結局はお金が行動を左右すると冷ややかにみる向きもある。

 北京は五輪などをきっかけに車通勤から鉄道に誘導しようと、地下鉄建設に取り組む。将来は総延長を世界一に延ばす構想もあるが、実現には不透明さもつきまとう。建物の省エネも力を入れ始めたところだ。

 大都市はいったんインフラが出来上がってしまうと、やり直しは簡単ではない。省エネ型の都市か、それとも米国のような大量消費型か。発展著しい途上国の都市は今、その分かれ道にさしかかっている。

     ◇

大都市化 欧米に比べてアジアは人口集中による大都市化の傾向が強い。国連人口部の統計によると、05年に人口が1000万人以上だった世界20都市のうち、11都市をアジアが占める。トップは東京(首都圏)で、ムンバイ(インド)が5位、上海が7位のほか、ジャカルタ(インドネシア)、北京、ダッカ(バングラデシュ)、マニラ(フィリピン)など。15年には1000万人都市は22に増え、アジアでは広州(中国)が新たに入るとみられる。

2007年02月16日23時05分 asashi.com

 北京オリンピックまで、三ヶ月半、大気汚染は解消されず、エコの提唱もされていない。都市計画が、東京オリンピックを迎えたわが国と同じ、場当たり的なのは、隣国として、隣人として協力し、いさめるべきだろう。

(タカエコ)

タカエコ小 タカエコ Q タカエコ

2008年4月15日 (火)

バイオブーム 燃料化、CO2増の恐れ

Tky200702100220 バイオ燃料の原料となるキャッサバの成長ぶりを調べる研究員=インドネシア・スマトラ島ランプーンの同国技術評価応用庁の研究所で、脇阪紀行撮影

 インドネシア・スマトラ島はイモの一種、キャッサバの産地だ。島の南部にあるインドネシア技術評価応用庁のバイオマスエネルギー開発センターの周辺にも広大なキャッサバ畑が広がる。

 キャッサバはもともと焼酎や工業用エタノールの主原料だが、センターはエタノールをバイオ燃料として自動車に活用する研究を進めている。高さ約5メートルの実験プラントの蛇口からコップに注ぎ込まれた透明の液に顔を近づけると、強烈なにおいが鼻をつく。

 ある研究者は「代替燃料の研究は70年代の石油ショック直後に盛り上がったが、その後停滞していた。今回の政府の姿勢は真剣だ」と言う。

 バイオ燃料への世界的な関心の高まりを受けて、東南アジアでもブームが起きている。

     ◇

 インドネシアの首都ジャカルタでは昨年9月から、アブラヤシから採ったパーム油を、エンジンに支障の出ない5%だけ軽油に混ぜたバイオディーゼルの販売が始まった。市内のガソリンスタンドには「バイオ」をPRする看板も見える。

 東南アジアのバイオ燃料導入のきっかけは、石油価格の高騰だ。経済発展が続くインドネシアは04年に石油の純輸入国に転落し、自動車燃料の値上げが続いた。植物由来のバイオ燃料を使えばその分、石油への依存度を下げられるし、二酸化炭素(CO2)の排出削減も期待できる。

 インドネシアとともに世界最大級のパーム油生産国マレーシアもバイオディーゼルに熱い視線を注ぐ。

 06年5月、国営石油会社ペトロナスの担当者を連れて来日したアブドラ首相は当時の小泉首相に開発協力を要請。関係筋によると、新日本石油やトヨタ自動車はこうした動きに強い関心を寄せているという。

 ただ、ブームの陰で、さまざまな弊害を指摘する声も強まっている。

 パーム油のプランテーション開発のあおりでインドネシア、マレーシア両国などでは熱帯森林の減少が続いている。サトウキビなどをバイオ燃料にすれば食糧需要と競合するとの指摘もある。

     ◇

 さらに思わぬ懸念が持ち上がった。開発によってCO2がかえって増えるというのだ。

 両国では、泥炭の混じる湿地帯の森林に火をつけたり、排水したりすることで栽培地を確保する開発業者が少なくない。

 ところが国際NGO(非政府組織)の国際湿地保全連合(本部・オランダ)が昨年末に公表した調査報告によると、湿地を乾燥地に変えると泥炭から大量のCO2が排出されるという。パーム油1トンを生産するのに必要な土地の開発などで最大33トンのCO2が排出され、それなら石油を使ったほうがましとの試算も報告に盛り込まれた。

 バイオ燃料がかえって地球温暖化を進めるという報告の波紋は大きい。オランダ環境相は、パーム油を使ったバイオディーゼルの推進政策を見直し、政府補助金の対象から外す方向で検討しているという。

 年末ごとに開かれる温暖化防止の国際会議は今年、インドネシアで開かれる。同国環境省のマスネリヤルティ副大臣は「政府の指定地域に開発を限定しようとしている。泥炭地の火災を防ぐには自治体や警察との協力が必要」と話す。

 バイオ燃料自体は歓迎されても、生産の過程で問題が生じるという皮肉。温暖化防止は一筋縄ではいかない。

     ◇

アジアのバイオ燃料 キャッサバやヤシのほか、サトウキビ、ナンヨウアブラギリなど多岐にわたる植物からの生産が可能で、石油資源に乏しい東南アジアにとって新たな輸出産品としての期待も大きい。1月の東アジアサミットでも、バイオ燃料の利用促進に向けて、日本の協力で共同研究組織の設置や専門家の育成が決まった。

 食糧需要と共存するため、食用に適さない繊維質の主成分セルロースからエタノールを製造する技術の開発も進む。

2007年02月16日23時04分 asash.com

一年以上前の記事であるが、記事内の危惧は、現実化してしまった。

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2008年4月14日 (月)

塩水被害 飲み水や稲作に大打撃

Tky200702100221 ポンプを押して持参したかめに水を注ぐ女性。後方の池の水を砂と炭で濾過して飲用にする=バングラデシュ・ムンシガンジ村で、小渋晴子撮影

池のほとりで、水がめを抱えたサリー姿の女性たちが順番待ちの列をつくっていた。   

 「きれいな飲み水はここでしか手に入らないから」。家から1.5キロの道のりを2時間おきに歩いてくるアシュ・ラタさん(38)は嘆く。ポンプを取りつけたコンクリートの設備は、池にためた雨水を炭と砂で濾過(ろか)するタンクだ。

 ベンガル湾からマングローブ林を約30キロさかのぼったバングラデシュ南西部の村ムンシガンジでは、約20年前から井戸水に塩がまじり始めたという。村人たちの多くは仕方なく濁った池の水を飲んだ。ある地区では屋根に降った雨を水がめに集め、こしていた。少雨期の約9カ月を5家族35人が1日1人わずか1リットルの水でしのぐ。

 2年前にタンクを設けたNGO(非政府組織)「地域開発機構」のモハン・モンダル代表は「塩水は温暖化のせいだと考えている」と、氷河が溶けるなどして海面が上昇、塩水が低地に染みこんだ可能性を指摘する。

 バングラデシュでは温暖化に敏感なNGOが貧困層の水の確保に熱心に取り組む。財政に余裕のない政府と対照的だ。

 塩水は土壌もむしばみ稲作に打撃を与えた。一部は塩害に強い稲に切り替えたが、約650世帯のうち200世帯がやむなくインドに移住。村にとどまった人も約150人が乾期に都市のれんが工場に出稼ぎに行く。

     ◇

 ガンジス川などが形成するデルタの国バングラデシュは、国土の8割が海抜9メートル以下。島国と並んで温暖化で最も被害を受ける国の一つだ。「気温が今より2度高くなれば国土の1~2割が水没し、200万~500万人が『気候難民』となるだろう」と、環境森林省のモハンマド・レアズディン環境部長はいう。

 欧州や日本は二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの削減に躍起だが、温暖化は止まらない。1日採択された「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の報告書もむしろ、加速しているという。このため、脆弱(ぜいじゃく)な途上国はある程度の温暖化の脅威は不可避とみて、それに「適応」する社会づくりを急ぐ。

 例えば国連の指導でバングラデシュが作成した適応行動計画は、高潮を防ぐための植林や洪水時のシェルター建設、健康問題への住民の啓発などを盛り込む。緊急対策だけで費用は7000万ドル(約85億円)。昨年11月の温暖化防止の国際会議では最貧国を代表し、「適応に関する基金の財源を増やして」と訴えた。

     ◇

 やっかいなのは、温暖化の影響と他の原因の区別がつきにくいことだ。

 バングラデシュ政府はムンシガンジ村を含む沿岸域の塩水化の原因について、温暖化とともに塩水を利用したエビの養殖が塩水化を助長したと指摘する。エビは日本にも輸出されている。

 近くの町でも昨秋、飲用池が高潮をかぶったため、地元の実業家が20キロ先からタンクローリーで飲み水を運び、無償で配っている。こうした災害も通常の気象現象なのか、温暖化が招いたのか判断が難しい。それが先進国に、途上国の適応対策への援助を渋らせる理由の一つになってきた。

 IPCCは今回の報告書で、温暖化は人間が引き起こした可能性が90%を超すと結論づけた。その責任の多くは先進国にある。レアズディン環境部長は力説した。

 「途上国は温暖化の犠牲者だ。これは人権問題なんだ」

     ◇

 京都議定書で温室効果ガスの削減義務のないアジアの途上国も、温暖化の影響を受けたり、削減対策に知恵をしぼったりしている。アジアネットワーク「温暖化防止」研究チームでは客員研究員の李志東・長岡技術科学大助教授、馬奈木俊介・横浜国立大助教授の協力で、各地で起きている変化の最前線に迫った。

     ◇

温暖化への適応 海面上昇や干ばつ、洪水など温暖化がもたらす悪影響を減らしたり、防いだりすること。雨水の確保や高温に強い作物への変更、堤防の建設など地域が受ける環境の変化や生活様式によって対策は異なる。

 温室効果ガスの排出削減によって温暖化の進行を食い止める「緩和」とあわせて、温暖化対策の2本柱となっている。

途上国の適応策などを支援するため、「適応基金」「特別気候変動基金」「後発発展途上国基金」が設けられている。

2007年02月16日16時59分 asashi.com

特別気候変動基金

    特別気候変動基金は、気候変動枠組条約のもとでの基金である。COP7で採択されたマラケシュ合意に基づき、条約上の資金制度の運営を委託された組織であるGEF(地球環境ファシリティー)のもとに新しく設立された3つの基金のうちの1つ(決定書7/CP.7)。他に、LDC基金(LDCF)と適応基金がある。運営のガイドラインがCOP9で決定されたものの、産油国への補償問題は先送りになった。
 気候変動特別基金の対象活動は、適応策、技術移転、様々な分野での排出削減活動、そして経済活動の多様化(石油利用の削減などの温室効果ガス排出量削減策による産油国経済への悪影響に対する支援)である。なお、COP8では、地球環境ファシリティが管理する他の基金が対象とする分野との重複を避けること(補完性の確保)、そして上記の同基金の支援対象活動の中で優先する活動を明確にすること(優先活動の定義)などが合意されている。

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