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2010年8月7日 コゲラの会都立水元公園夜間観察会

  • お祭り状態
    暑い夏です。水元公園は夜を迎え風が心地よくなりましたが、林の中は湿度が高かったです。残念ながら昨年に続いてのノコギリクワガタ観察にはいたりませんでしたが、クツワムシの大量発生を確認できました。東京23区内ですよ。

環境浄化植物

  • 2010/5/10
    環境浄化植物「サンパチェンス」を一人でも多くの人に知ってもらうため、ここではサンパチェンスのことをちょっとだけ詳しく紹介していこうと思います。

第二回エコツーリズム

  • Park2odaiba_019
    2010年3月28日に実施された第二回エコツーリズムミステリーツアー(浜離宮庭園とお台場第六台場)のカワウ探求ツアーです。

第一回エコツーリズムin水元公園

  • Img_8958
    水元公園で行われたタカエコ・橋本プロの自然観察会の写真集です。

2009 かつしかっ子探検隊

  • Takasagowoodstock2009_017
    2009/10/10 荒川河川敷自然公園、天高く馬肥ゆる秋、秋空の下、かつしかっ子探検隊(葛飾区環境部環境保全課主催)が開催されました。 講師は、タカエコ(福岡清治郎)とプロ自然案内人の橋本浩基さんです。 当日のプログラム ・植物たちの越冬戦略 - くっき虫を探してみよう -  コセンダングサ・アメリカセンダングサ・オオモナモミ等多数 ・秋の虫観察  コオロギ・バッタ類、カマキリ等 ・秋のギフト  六つの部屋のある箱にグループ毎に色々な自然の贈り物を詰め込みました。

2009年8月8日 コゲラの会都立水元公園夜間観察会

  • ウスバカミキリ
    コゲラの会に講師として招かれたタカエコ。午後三時よりクヌギの木にトラップを仕掛けます。果たして結果は?

スプリングエフェメラル

  • アズマイチゲ
                       

わたしにできること

  • 省エネ家電の導入
    身近な工夫から新エネルギーを使用した大きな提言まで、エコカルタも含めて収録してあります。ぜひ、今から実行してください。

東京23区秋の鳴く虫観察会

  • カネタタキ
    東京23区内でも十数種の鳴く虫を楽しむことができます。 聞きなしは、習うより慣れろで、場数を踏むしかありません。 生息環境、住み分けを知っていればこの半分はわかります。 頭上の樹木にいるマンション族、これはアオマツムシだけです。 腰から頭くらいの中層の住人、これらは、カンタンとカネタタキだけです。残りのほとんどが地面にいるジベタリアンです。 秋の夜長をお楽しみください。

タカエコ映像集

世界の最新AFPBB Newsを写真付で記載

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地球を救え!

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事業者の環境への取り組み

都会のナチュラリスト入門講座ー土手・街のバッタたち

  • スズムシ
    バッタ・コオロギ・カマキリinTokyo23区

タカエコの都会のナチュラリスト養成講座・野鳥編

  • オシドリ
    都会の身近な自然を通して、一人前のナチュラリストに養成します ホームページトップに戻る時は、左上部のhttp://takaeco1.cocolog-nifty.com/をクリックして下さい!

タカエコの都会のナチュラリスト養成講座・虫たちの越冬戦略編PART1

  • アケビコノハ
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タカエコの都会のナチュラリスト養成講座・街路樹編

  • ハナミズキ
    都会には、たくさんの街路樹があります。二酸化炭素の削減はもちろん、防火の延焼防止や交通事故を防ぐ誘導木として、また、騒音の緩和にも利用されています。何といっても私たちを楽しませてくれるリラクゼーション効果最高の贈り物です。 ホームページトップに戻る時は、左上部のhttp://takaeco1.cocolog-nifty.com/をクリックして下さい!

タカエコの都会のナチュラリスト養成講座・食い物編

  • アユ
    さあ、春間近です。春になると都会でも食べれる野草が採れます。ちょつと足を伸ばせば更に、おいしく食べましょう。食べれるものは何でも扱います。 ホームページトップに戻る時は、左上部のhttp://takaeco1.cocolog-nifty.com/をクリックして下さい!

タカエコの都会のナチュラリスト養成講座 むしたちの越冬戦略 PART2

  • クロナガオサムシ
    タカエコの都会のナチュラリスト養成講座 むしたちの越冬戦略 PART1には、本来51枚の写真が掲載してありましたが、サーバーとの相性が悪く、全部反映されませんので、こちらに半分移しました。 サムネイルの写真の上をクリックするとそのむしにいけます。 ホームページトップに戻る時は、左上部のhttp://takaeco1.cocolog-nifty.com/をクリックして下さい!

タカエコのナチュラリスト講座ー知ってて欲しい帰化動物たち

  • ワカケホンセンインコ
    多くの移入種が、帰化動物となって生態系に脅威を与えている現状を理解しましょう。 タカエコトッブページへは、左上アドレスをクリック!

都会のナチュラリスト入門講座ー都会のセミ事情

  • 羽化殻
    都会(東京23区)のセミは6種類 何がいるのかな? 2008年近況 5月の低温・多雨を受けて、アブラゼミ・ミンミンゼミが数を減らしています。湿地の好きなニイニイゼミは逆に数を増やしています。 ツクツクボウシも例年より一週間程、早く出ています。 出前講座の受付は、以下まで! takaeco1@w5.dion.ne.jp 2008年度は満杯でお受けできません。来年の予約は承ります。

動物たちの事件簿・生態系編

  • ハリネズミ
    生態系のピラミッド 底辺が狂ったり、最上部がいなくなったりで崩壊の危機。 見て、実証してください。 報告は、以下へ。 takaeco1@mcn.ne.jp

生物たちの事件簿

  • ツマグロヒョウモン
    人為的な行為によって、各地で様々な事件が勃発。

エコカルタ

  • グリーンコンシューマー
    WG 使使 WG

世界一不思議な場所・東京都上野不忍池

  • キンクロハジロの一団
     世界一不思議な場所、それは、東京都台東区上野の不忍池。 人々が、冬に渡来した冬鳥の鴨やユリカモメに餌付けをして、すっかり彼らは、警戒心を無くし、人間に媚びることで生活しています。 関連ページ http://takaeco1.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_76bc.html

屋上緑化 -『ストップ! ヒートアイランド」

  • ガイアの夜明けより
    この100年で東京の平均気温は3.0℃上昇した。

サンゴ白化現象

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    サンゴ白化現象(はっかげんしょう)とは

首都圏近郊桜の名所

  • 千鳥ヶ淵
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環境先進国

  • Pasta
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ごみ問題

  • 携帯電話のリサイクル
    富士山がなぜ「世界遺産」の指定をうけられないのか? それは、「ごみ」が原因なのです。

ごみ問題

柴又小学校総合学習の時間

2007年 かつしかっ子探検隊

  • ムラサキツバメ
    葛飾区環境部の企画で区内の小学校のエコクラブをサポートするのが「かつしかっ子探検隊」。色々な企画でその道の専門家を招いて、隊員をサポートします。

街並みウォッチング

  • 街並みウォッチング終了
    知らない町を五感を使ってそぞろ歩き。

  • 森の木と牡蠣の養殖の関係
    地球上に存在する水の量約14億キロ立米のうち、海水が96.5%、淡水は2.5%で、陸地表面にある水(表面水)は10万キロ立米で、全水量の10,000分の1以下。

2007年 中央区環境講座

  • 2008年7月3日の講座1
    2007年8月18日の講座風景

葛飾区・自然環境レポーター・50の生物指標

  • ヒヨドリ
    2008年 葛飾区自然・環境レポーター研修 講師 タカエコ 環境カウンセラー 福岡清治郎 2008年9月1日 19:00 葛飾区ウィメンズパル二階視聴覚教室 ・50の指標生物 ・動物たちの事件簿 ・わたしのできること 2時間 http://www.city.katsushika.lg.jp/kurashi/141/014163.html

地球崩壊 - 人類への警鐘 -

  • UCLA サットン教授の講義
    2008年2月6日よりタカエコの小説が始まりました。不定期更新ですが、ご購読お待ちしています。

Google Earthの学習利用・講座利用の考察

  • フードマイレージ
    Google Earthの小中学校の総合的な学習の時間、多岐にわたる授業への活用、市民講座・環境講座への利用など、活用方法を考察していきます。新しい展開と手法なので、概略を紹介しますが、データが蓄積され次第、詳しい記述を書き足していきます。

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地球発熱<第2部 排出権>

2008年8月 4日 (月)

商社大手、欧で太陽光発電に積極投資 助成制度が追い風

Tky200808030276 三井物産がスペインで買収した太陽光発電事業=スペイン・カタルーニャ地方

 総合商社大手が、欧州で太陽光発電事業への投資を急いでいる。太陽光で発電した電力を、有利な条件で売れる助成制度を活用。環境意識の高まりを追い風に、日本に先行して拡大する成長市場で長期的な収益の柱に育てるねらいだ。

 三井物産は7月末、30%を出資する英投資組合を通じ、スペインのカタルーニャ地方で約100キロワットの発電設備を買収した。将来的には1460キロワットまで発電量が増え、約380世帯の電力を賄えるという。

 欧州では、太陽光発電による電力を電力会社などが割増価格で買い取ることを保証する「フィードイン・タリフ」(固定価格買い取り制度)が普及している。火力など既存の発電より割高な太陽光でも利益を出せるようになり、発電量が1メガワット(1千キロワット)を超える「メガソーラーパーク」の建設が相次ぐ。

 日本の商社各社は従来、国内メーカーとの取引を中心に太陽光発電の原材料調達から発電パネルの販売までを幅広く手がけてきた。経験の蓄えが、海外での太陽光発電事業でも生かせると見込んでいる。

 住友商事は5月、スペインのカナリア諸島で9メガワット規模の太陽光発電に乗り出すと発表した。総事業費は約85億円で、08年後半の操業開始を目指す。

 伊藤忠商事も5月、太陽光発電設備の開発を請け負うノルウェーのスカテック・ソーラー社へ13億円を出資。今後、ドイツやチェコ、ブルガリアなどで大型ソーラーパークを建設して販売する事業を始める。10年には、1年間で130メガワット規模の販売量を目指すという。

 「低炭素社会」を目標に掲げる日本政府も今後、太陽光発電への後押しを強めることが見込まれる。各商社は海外での経験を近い将来、国内へ「逆輸入」出来るとみて、電力会社などへ働きかける構えだ。(斎藤徳彦) Asashi.com

タカエコの提言

 まず、太陽光発電、電力の量り売り、そして、電力を貯蓄という三点を考える。太陽光発電に関しては、現在のゴビ砂漠にすべてひきつめれば地球の需給量の120%をまかなえると言われている。可能か、可能である。国際的なプロジェクトが立てば、砂漠との戦いだけで、しかし、別にここに設置する必要はない。

 設置に対して安価であれば民生部分の導入は加速する。新規分譲に対して助成と義務化も必要だろう。

 それに加え、電力会社の買い上げが、着実に、差別無く、電線の配備整備費用の自己負担などを国が手助けすれば相当数が参加する。

 電力の貯蓄の問題点は、未だに解決されていない。これに関しては、タカエコは特集を組むと思う。弊害もまだまだ疑問有りだが、有効なエネルギー供給源であることには違いが無く、ソーラーの無限のエネルギーをどれだけ活用できるかが今後の課題である。整備されている電線の利用、償却年数の保障など、問題は山積しているが、日本国政府は、今後、この問題に関して世界の模範となる主導性を発揮すべきで、関連産業に対するイニシアティブをとるべきで、商社のように右から左に流すという問題ではない。今後の主要産業になるのは間違いない。

タカエコ小 タカエコ Q タカエコ

2008年3月11日 (火)

<第2部・排出権>5.カネで相殺 削減の“真偽” カギ

080227

試合を熱心に見つめる清水サポーター。クラブはサポーターにも温暖化防止活動を呼びかけている=静岡市のエスパルス三保グラウンドで

 「ゴール!」。新春の陽光が降り注ぐピッチにホイッスルが響く。静岡市清水区三保のJリーグ清水エスパルス・グラウンド。今年最初の練習試合が開かれた二月二日、約八百人のサポーターがスタンドから声援を送った。

 お昼時、軽食をとる人も多かったが、ごみは見あたらない。草創期からのファンで同県伊東市から来た主婦(58)は「クラブから温暖化対策としてカーボンオフセットに取り組むとのメールが来た。私らも身近なところから始めなきゃ」

 エスパルスは今年から五年間にホームグラウンドでの電力消費やシャトルバス運行などで生じる二酸化炭素(CO2)排出量を千八百トンと想定。エスパルスの運営会社は、三井住友銀行を通じ、同じ量を排出権としてブラジルの小水力発電会社から約六百万円(推計)で購入した。スポーツ絡みで生じるCO2を排出権で“相殺”するスポーツ業界初の試みだ。

 エスパルスの早川巌社長はこう胸を張る。「省エネが進んでいる日本では、さらにCO2を削減するにはコストが掛かる。京都議定書での日本の責任分は結局お金で解決するしかない。それに貢献するということです」

    □

 議定書元年を機に、こうしたチーム、企業のほか個人でも取り組める排出量取引「カーボンオフセット」がもてはやされ始めている。

 ブリティッシュ・エアウェイズでは、乗客が航空券を購入する際、飛行機が排出するCO2の自己分を、クレジットとして購入する仕組みを昨秋から導入した。成田-ロンドンは約三千円だ。米国では人気サスペンスドラマ「24」が、番組制作で排出されるCO2削減にオフセットで対応する。

 二〇〇六年のカーボンオフセット取引量は世界で約二千四百万トン。前年比四倍の伸びを示している。世界銀行などは一〇年には四億トン市場になると予測している。

    □

 その一方で問題点が早くも浮上している。日本郵政が昨年初めて売り出した「カーボンオフセット年賀はがき」。一億枚を作製し、定価は五十五円。うち五円分は議定書が定める日本の削減分6%に貢献するため、CO2約十六万トン分のオフセット購入資金として見込んだ。が、販売できたのは約千五百万枚。使用された再生紙が、古紙配合率40%を求められていたにもかかわらず、1%しかない偽装も発覚した。

 英国の人気ロックバンド「コールドプレイ」もCD制作、流通で排出されるCO2対策を実施。環境コンサルタント会社を通じたインドでの一万本のマンゴー植林事業をもって「オフセットした」と発表した。しかし、実際には40%が管理不足で枯死し、“相殺”は実現しなかった。

 エスパルスのグラウンドでは、サポーターから「見えない空気に大金を投じるなら、試合を昼間に限定し、電気代を節約するほうが効果的」との声も聞かれた。

 国連気候変動枠組み条約のイヴォ・デ・ブア事務局長はこう指摘する。「誰でも参加できる画期的取り組みだが、確かにどこでどうやってオフセットしているのか、分かりにくい点がある。払ったお金が本当に削減につながっているのか。その確実さこそ普及のカギだ」

<カーボンオフセット> 企業や市民が二酸化炭素の削減努力を行った上で、困難な排出抑制については、ほかの場所で実現した削減量を資金を投じて購入し、埋め合わせる(オフセット)考え。クレジット(排出枠)を政府に寄付することで京都議定書達成の助けになる場合や、支払金が植林事業への援助となったりする。2005年の英グレンイーグルズ・サミットや06年のトリノ五輪でも導入された。クレジットの二重登録や詐欺商法防止のため、第三者機関によるチェックが課題だ。

 (温暖化問題取材班)

    =第二部おわり

    ◇

 取材担当 編集委員・村串栄一、社会部・蒲敏哉、政治部・東条仁史、経済部・村松権主麿、名古屋経済部・山上隆之、写真部・神代雅夫、東海本社・山田英二

出典 2008/2/27 東京新聞

http://www.tokyo-np.co.jp/feature/co2/news/080223.html

2008年3月10日 (月)

<第2部・排出権>4.原発停止 火力頼り取引に躍起

080226

運転が止まり、静寂の原発施設に雪が舞う=新潟県の東電柏崎刈羽原発で

 日本海から雪交じりの強風が吹き付ける新潟県・東京電力柏崎刈羽原子力発電所。東電管内の発電総出力のうち13%の供給能力を持つ世界最大の原発。しかし、昨年夏、新潟県中越沖地震に見舞われ、安全点検のため全プラント七基の運転は止まったままだ。

 「原発は二酸化炭素(CO2)をほとんど出さない。それが止まってしまった。不足電力を火力で補っているが、CO2排出増は避けられない」。東電関係者は頭を抱える。

 日本のCO2排出量は年間十二、三億トン。うち発電関係は三億六千万トンで約三割。電気事業連合会(電事連)加盟の電力会社などが作成した環境自主行動計画は、一キロワット時当たりCO2排出量を20%程度低減させることを自主目標に掲げた。原発稼働率を80%以上と見込んだ数字だ。が、柏崎刈羽がダウン。他社原発もトラブルなどで停止が相次ぎ、稼働率は70%前後に落ち込んでしまった。

    □

 電事連会長でもある勝俣恒久東電社長は「柏崎刈羽の停止は痛い。復旧見通しはないが、他の電力会社の協力も得ながら対処したい」と話すものの、火力頼りは排出権頼りを加速させた。電事連は当初計画を上回る計約一億二千万トンの購入を強いられた。電力各社は途上国にCO2削減事業を提案し、削減分を購入するクリーン開発メカニズム(CDM)の活用に走った。これまで日本政府が承認した電力各社のプロジェクトは計六十五件に上るなど排出権約一億トンの契約をかき集めた。

 原発停止の痛手をもろに受けた東電。同社環境部は商社やブローカーと交渉するなど新規事業の開拓を急いでいる。タイのでんぷん工場バイオガス事業は大手商社が持ち込んできた案件で契約にこぎつけた。東電が参加する南米チリの養豚場メタン回収事業では、カナダの開発援助庁が協力した関係で、カナダの電力会社「トランスアルタ」も事業に名を連ねた。

 「契約案件は政府承認の単独事業十六件を含めて多岐にわたり、目標達成に向けて努力しているところだ。排出権価格は現在、一トン二千円ほどだが、CDMが始まった当初は五百円だったので大きく上がった」(東電担当者)

 静岡県・浜岡原発を抱える中部電力。ここも耐震補強工事に向けて二基の運転を止めていることからCDM事業を積極展開中だ。これまで十六件の事業と契約するなど約二千万トン分を確保している。価格懸念は同じで、他社の契約状況やEU市場の動向など、情報収集に余念がない。

    □

 排出権の大量購入の背景に潜む原発の稼働率低下。柏崎市では「温暖化もいやだが、放射能も怖い」との声も。

 週刊「エネルギーと環境」編集長の清水文雄氏は「首都圏の電気は大半を柏崎刈羽原発に頼っている。こんな時こそ一層の省エネ・節電に努め、また、地元の不安解消に応えるべきだ」と話す。

 (温暖化問題取材班)

  

 日本の発電量構成は、およそ火力6割、原子力3割、水力1割。電力中央研究所によると、1キロワット時当たりのCO2排出量は、水力11グラム、原子力22グラム、石炭975グラム、石油742グラム、液化天然ガス608グラム。柏崎刈羽原発の停止だけで07年度中のCO2排出量は2800万トン増える計算という。世界的には環境・燃料問題から原発建設計画がめじろ押しだが、事故懸念もあり、自然エネルギーの増強を求める声も大きい。

出典 2008/2/24 東京新聞

http://www.tokyo-np.co.jp/feature/co2/news/080223.html

2008年3月 9日 (日)

<第2部・排出権>3.CO2『上得意さま』 投機マネー日本に狙い

080225

できたての100キロのドライアイス。100キロの二酸化炭素からなり、10個で1トン。排出量取引の売買単位だ=川崎市の昭和炭酸で

 「巨額の富」を生み出す白い塊が、ローラー・コンベヤーで運ばれてきた。川崎市のドライアイス工場。アイスクリーム店などでおなじみの保冷剤だが、“原材料”の二酸化炭素(CO2)は、かつての金のように今や世界中の国、企業、金融機関の間を「共通通貨」のごとく駆け巡っている。

    □

 「一トンの価格は二千二百円です」

 商社マンは、こう言って見積書を手渡した。環境省は欧州連合(EU)制度を模した排出量取引を試験実施している。昨年六月、参加したある企業は、この商社から言い値でCO2約二百二十トン分の排出枠を約五十万円で買った。自社の割り当て分を超えたためだ。この制度は、数十社が自主的に参加する「実験場」にすぎない。しかし、価格を決める物差しはEU市場の価格だ。

 二○○五年、世界に先駆けて始まったEU市場の取引量は、初年の約三億トンから、翌年には十一億トンにまで増加。ここの価格が「世界標準」として絶大な影響力を持つ。先進国が途上国で温室効果ガスを削減し、削減分を排出権として入手できるクリーン開発メカニズム(CDM)でも、その排出権価格は、EU市場の七-八割が相場となっている。

 ただ日本では、このEU市場に投機マネーが流入していることに警戒感を強めている。

 一月下旬、米国発の世界同時株安の局面で、連動するように排出量価格が下落した。日本総合研究所の三木優主任研究員は「株安を受け、投機筋が排出量市場から資金を引き揚げたのは状況的に明らか」と断言する。

 マネーゲームが加速して価格が乱高下すれば、割を食うのは必要に迫られて売買する政府や産業界だ。日本政府、電力会社などが主要な買い手であるCDM市場では、その懸念が現実のものになりつつある。

 CDM事業などで生み出された排出権の国別購入割合は、○五年は日本が46%でトップだった。ところが、○六年に英国が50%でトップに躍り出た。「日本への売却が目的ですよ。ロンドンに拠点を置く欧米のブローカーが買いあさっている」。政府からの委託で排出権を各国から購入している独立行政法人、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の幹部はこう解説し、顔を曇らせる。

    □

 日本政府は京都議定書で定められた削減量(一九九○年比6%減)のうち、1・6%分をCDM事業など「京都メカニズム」で賄う方針。だが、日本のCO2排出量は逆に増えており、欧米勢には日本が「上得意さま」と映る。

 実際、欧州の金融機関が競り勝ったCDMの排出権を、日本の商社などが泣く泣く高値で買い取らざるを得ないケースさえあったという。

 現在、EU市場の価格は一トン三千円程度。多くの市場関係者が、今後も上昇する、と見込む。日本政府の購入額が増えれば、より多くの血税が注ぎ込まれることになる。

 温暖化防止という本来の目的を離れ、膨張するCO2ビジネス。「チューリップの球根が投機の対象になった近世のオランダのようだ」。日本政策投資銀行の加藤隆宏調査役の皮肉は、現実を言い当てている。

 (温暖化問題取材班)

 <温室効果ガスの測定方法> 温室効果ガスは二酸化炭素(CO2)やメタンなど6種類。エネルギーや農業など6分野の排出量を合計する。排出活動の規模を示す「活動量」に「排出係数」という数字を掛ける。ガスによって温暖化への影響度が異なるため、CO2換算で合算。身近なもので排出量を測ると、ガソリン1リットルで10キロ走る自動車なら約4300キロの走行でCO2を1トン排出。東京ドーム(容積約124万立方メートル)ほぼ1個を満たす空気中に1トンのCO2が存在する計算。

出典 2008/2/24 東京新聞

http://www.tokyo-np.co.jp/feature/co2/news/080223.html

2008年3月 8日 (土)

<第2部・排出権>2.黒船襲来 “開国”迫るブローカー

080223

英国政府が初めて開催した「排出権取引セミナー」。ブローカーが排出権市場への参加を呼びかけた=東京都千代田区の英国大使公邸で

 春になれば満開の桜を求め、多くの人が訪れる皇居外苑の千鳥ケ淵。その近くにある英国大使館内の公邸に四日、スーツ姿の日本人ビジネスマン約百五十人が集まった。

 大型プロジェクターが映し出したのは二酸化炭素(CO2)の取引価格。英国政府が日本で初めて催した「排出権取引セミナー」だった。

 講師は英国が政府ミッションとして送り込んだ「カーボン(炭素)ブローカー」。CO2の排出権を世界中で買い集め、削減目標を達成できない企業に転売しては、マージンを稼ぐ金融機関や商社などを指す。セミナー後のレセプションで、ワイングラスを傾けながら商談を繰り広げた。

    □

 温暖化対策の切り札として誕生した排出量取引制度。欧州連合(EU)は二〇〇五年から実施、米国でも州レベルで導入に向けて動く。

 「これから制度をつくる日本にとって私たちの経験が役立つはず」と、グレアム・フライ駐日大使は自信たっぷりに語った。出席した日本の大手エネルギー会社の一人はこう苦笑した。「開国を迫る黒船のようだ」

 制度の世界標準化を狙うEUに対し、日本では「企業の国際競争力をそがれる」(日本経団連)として産業界を中心に強い反発があった。

 そんな懸念を裏付ける一枚のペーパーが最近、国内に出回った。EU内の〇六年版「企業ランキング」。CO2の余剰分を排出権として売り、利益を上げた企業の一位がポーランドにある鉄鋼最大手アルセロール・ミタルの製鉄所だった。

 ポーランドなどの東欧では、社会主義時代の老朽施設に省エネ対策を施すことから、京都議定書の定める基準年(一九九〇年)以降、大幅なCO2削減が可能だ。こうした国を抱えるEUは、全体として削減しやすい恵まれた立場にある。

 世界一のエネルギー効率を誇る日本の鉄鋼業界からは「規制があまりにも不平等」との不満が漏れる。議定書の削減義務を負わない中国や韓国勢の猛追に遭い、「他国の鉄鋼会社より余計な出費を強いられるのは納得できない」(新日本製鉄)とも。

 とはいえ、EUの包囲網は迫る一方だ。欧州議会は二〇一一年からEU内で発着する航空機を対象に排出枠を設ける方針を決めた。日本を含め、航空各社は排出権を購入して、不足分を埋める必要に迫られる。日本航空には、昨年秋から「排出権を買わないか」というブローカーの売り込みが激しくなっている。同社地球環境部の吉田修部長は「制度はCO2削減に有効な手段だが、一部の地域だけで始められても」と困惑気味だ。

    □

 「温暖化は人類の脅威だが、同時に企業に利益をもたらすチャンスも秘めている」「巨大な市場に参加してほしい」。英国政府のセミナーで来日したブローカー十二社から日本企業へのラブコールが相次いだ。

 世界潮流が導入に向けて動く中、日本は北海道洞爺湖サミット成功のためにも再考を強いられた。二月二十日、経済産業省が導入の課題を検討する研究会を発足させることを明らかにし、呼応するように経団連も容認姿勢に転じた。

 三菱総合研究所の西村邦幸主席研究員はこう話す。「バリ島での温暖化会議以降、制度導入の流れは世界的に加速している。もう止められない」

 (温暖化問題取材班)

 <EUの排出量取引制度> 二酸化炭素など温暖化ガスの排出枠を企業ごとに割り当て、達成できない企業に排出権購入を義務づける仕組み。域内25カ国の発電所や製鉄所など約1万1000カ所を対象に2005年に導入。排出権売買はアムステルダムの欧州気候取引所などで取引されるほか、企業同士の相対取引もある。エネルギー効率を向上させた企業は排出権を売って利益を得られるが、多量の排出を続ける企業は排出権を購入するか、制裁金を支払うなど負担を強いられる。

出典 2008/2/23 東京新聞

http://www.tokyo-np.co.jp/feature/co2/news/080223.html

<第2部・排出権>1.カネのなる木 CO2は途上国の“特産品”

08022201

排出権を生み出すでんぷん工場のメタンガス回収タンク。従業員が持つのは原料のイモ「キャッサバ」=インドネシア・スマトラ島で(村松権主麿撮影)

 インドネシア・スマトラ島南部のランプン州。林や畑が広がる熱帯の地に、昨年末に完成した二つの巨大タンクがそびえる。イモの一種「キャッサバ」から、でんぷんを製造するブディ・アシッド・ジャヤ社の工場だ。

 「捨てていたものがおカネになるなんて、からかわれているのかと思いましたよ」-。ブディ社のスダルモ・タスミン副社長(50)は三年前、住友商事の小川新人さん(48)からメタンガス回収事業を持ちかけられた時のことをこう振り返る。

 それまでイモの搾りかすを池に流しており、二酸化炭素(CO2)の二十一倍の温室効果があるメタンが発生、周囲に異臭が漂っていた。それをタンク内でバクテリアと反応させ、メタンを回収すれば排出権が生まれる。クリーン開発メカニズム(CDM)の活用だ。小川さんは「メタンを除去した水は環境に優しく、メタンを燃料に発電もできる。さらに、排出権を売却でき、一石三鳥ですよ」と構想を説明した。

 最初は半信半疑だったスダルモ副社長だが、納得した後は速く、計八工場の事業化を次々と決めた。生み出される排出権をCO2換算すると、八工場全体で年百万トン。仮に一トン千円で売却すれば、単純計算で年十億円の収入となる。メタン発電により電気代も七割節約できる見込みだ。投資総額は三十億円を超すが、採算は十分見込める。

 四工場で共同事業者となった住友商事は、国連へのCDM手続きなどを手がけた報酬として排出権を買い取り、日本企業に販売して利益を得る。最終的に日本国内で温暖化ガスを削減したとみなされる仕組みだ。

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 「排出権は途上国に利益をもたらす特産品」。国際協力銀行の本郷尚・環境ビジネス支援室長(49)はCDMの積極活用を促すが、「途上国の目的は九割がカネ」(シンクタンク)との指摘もある。この“カネの成る木”CDMを最大限に利用し、特産品としているのが中国やインドだ。

 二月十五日現在、国連が承認したCDM事業のうち、中国は約50%の排出権を抱えて最大、次いでインドの15%。両国は温室効果ガスの排出大国であると同時に、排出権の輸出大国でもある。

 英語を公用語とするインドは申請書類を自前で作成でき、先進国の支援を受けない「自立型」が主流だ。世界各地で開かれる排出権ビジネスの商談会参加者からは「インド人が『(国連承認済みの)現物があるよ』と売り歩いている。まるで、田舎から都会に来て野菜を売り歩いている行商人のようだ」と皮肉る声も聞かれる。

 一方、中国政府は排出権を一トン八ユーロ(約千二百円)以上で売るよう価格統制し、排出権売却による収入には課税して環境対策資金に充てる抜け目なさ。CDMについて中国の政府高官が「空から月餅(げっぺい)が降ってきた」と漏らしたのもうなずける。

 こうした話を横目に、華僑でもあるブディ社・スダルモ副社長は「そんなに簡単じゃない。きちんと計画し、予定通り排出権を出すには努力がいるんだ」と強調し、空を指さした。「月餅はまだ月にある」

 (温暖化問題取材班)

     ◇

 京都議定書に定められた「約束」を基に、各国はCO2削減に向けてさまざまな策を講じている。しかし、目標を達成できそうにない国、企業も少なくない。頼りは排出権をやりとりする排出量取引などだが、その取引自体がビジネスになり、カネを生む複雑怪奇なシステムだ。現場を探った。

 <クリーン開発メカニズム(CDM)> 京都議定書で温室効果ガスの削減を義務づけられた先進国が、目標達成のために使える手段の一つ。途上国を技術や資金面で支援して温暖化ガスを削減。その見返りに「排出権」を取得し、先進国側が削減分として算入できる。事業には既存の設備改善、風力や水力など自然エネルギー発電などがあり、国連による有効性の審査と承認が必要。2月15日現在、世界で941件が承認され、発生予定の排出権は二酸化炭素換算で年1億9370万トン。

排出権と排出量取引

 CO2の国際取引について、京都議定書では、購入した側が「排出してよい権利ではない」と定義しています。本紙では取引については「排出量取引」、ビジネス色が強くCO2が売買される場合、「排出権」としています。

出典 2008/2/22 東京新聞

http://www.tokyo-np.co.jp/feature/co2/news/080222.html

コメント:排出権取引という奇奇怪怪なるものをどうして、京都議定書は、取り入れたのか?根本の解決策ではないが、上記記述の通りだとすれば、副産的な効果はあるのではないか?

国内排出量取引制度(環境省)


http://www.env.go.jp/earth/ondanka/det/index.html

 

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