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2010年8月7日 コゲラの会都立水元公園夜間観察会

  • お祭り状態
    暑い夏です。水元公園は夜を迎え風が心地よくなりましたが、林の中は湿度が高かったです。残念ながら昨年に続いてのノコギリクワガタ観察にはいたりませんでしたが、クツワムシの大量発生を確認できました。東京23区内ですよ。

環境浄化植物

  • 2010/5/10
    環境浄化植物「サンパチェンス」を一人でも多くの人に知ってもらうため、ここではサンパチェンスのことをちょっとだけ詳しく紹介していこうと思います。

第二回エコツーリズム

  • Park2odaiba_019
    2010年3月28日に実施された第二回エコツーリズムミステリーツアー(浜離宮庭園とお台場第六台場)のカワウ探求ツアーです。

第一回エコツーリズムin水元公園

  • Img_8958
    水元公園で行われたタカエコ・橋本プロの自然観察会の写真集です。

2009 かつしかっ子探検隊

  • Takasagowoodstock2009_017
    2009/10/10 荒川河川敷自然公園、天高く馬肥ゆる秋、秋空の下、かつしかっ子探検隊(葛飾区環境部環境保全課主催)が開催されました。 講師は、タカエコ(福岡清治郎)とプロ自然案内人の橋本浩基さんです。 当日のプログラム ・植物たちの越冬戦略 - くっき虫を探してみよう -  コセンダングサ・アメリカセンダングサ・オオモナモミ等多数 ・秋の虫観察  コオロギ・バッタ類、カマキリ等 ・秋のギフト  六つの部屋のある箱にグループ毎に色々な自然の贈り物を詰め込みました。

2009年8月8日 コゲラの会都立水元公園夜間観察会

  • ウスバカミキリ
    コゲラの会に講師として招かれたタカエコ。午後三時よりクヌギの木にトラップを仕掛けます。果たして結果は?

スプリングエフェメラル

  • アズマイチゲ
                       

わたしにできること

  • 省エネ家電の導入
    身近な工夫から新エネルギーを使用した大きな提言まで、エコカルタも含めて収録してあります。ぜひ、今から実行してください。

東京23区秋の鳴く虫観察会

  • カネタタキ
    東京23区内でも十数種の鳴く虫を楽しむことができます。 聞きなしは、習うより慣れろで、場数を踏むしかありません。 生息環境、住み分けを知っていればこの半分はわかります。 頭上の樹木にいるマンション族、これはアオマツムシだけです。 腰から頭くらいの中層の住人、これらは、カンタンとカネタタキだけです。残りのほとんどが地面にいるジベタリアンです。 秋の夜長をお楽しみください。

タカエコ映像集

世界の最新AFPBB Newsを写真付で記載

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地球を救え!

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事業者の環境への取り組み

都会のナチュラリスト入門講座ー土手・街のバッタたち

  • スズムシ
    バッタ・コオロギ・カマキリinTokyo23区

タカエコの都会のナチュラリスト養成講座・野鳥編

  • オシドリ
    都会の身近な自然を通して、一人前のナチュラリストに養成します ホームページトップに戻る時は、左上部のhttp://takaeco1.cocolog-nifty.com/をクリックして下さい!

タカエコの都会のナチュラリスト養成講座・虫たちの越冬戦略編PART1

  • アケビコノハ
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タカエコの都会のナチュラリスト養成講座・街路樹編

  • ハナミズキ
    都会には、たくさんの街路樹があります。二酸化炭素の削減はもちろん、防火の延焼防止や交通事故を防ぐ誘導木として、また、騒音の緩和にも利用されています。何といっても私たちを楽しませてくれるリラクゼーション効果最高の贈り物です。 ホームページトップに戻る時は、左上部のhttp://takaeco1.cocolog-nifty.com/をクリックして下さい!

タカエコの都会のナチュラリスト養成講座・食い物編

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タカエコの都会のナチュラリスト養成講座 むしたちの越冬戦略 PART2

  • クロナガオサムシ
    タカエコの都会のナチュラリスト養成講座 むしたちの越冬戦略 PART1には、本来51枚の写真が掲載してありましたが、サーバーとの相性が悪く、全部反映されませんので、こちらに半分移しました。 サムネイルの写真の上をクリックするとそのむしにいけます。 ホームページトップに戻る時は、左上部のhttp://takaeco1.cocolog-nifty.com/をクリックして下さい!

タカエコのナチュラリスト講座ー知ってて欲しい帰化動物たち

  • ワカケホンセンインコ
    多くの移入種が、帰化動物となって生態系に脅威を与えている現状を理解しましょう。 タカエコトッブページへは、左上アドレスをクリック!

都会のナチュラリスト入門講座ー都会のセミ事情

  • 羽化殻
    都会(東京23区)のセミは6種類 何がいるのかな? 2008年近況 5月の低温・多雨を受けて、アブラゼミ・ミンミンゼミが数を減らしています。湿地の好きなニイニイゼミは逆に数を増やしています。 ツクツクボウシも例年より一週間程、早く出ています。 出前講座の受付は、以下まで! takaeco1@w5.dion.ne.jp 2008年度は満杯でお受けできません。来年の予約は承ります。

動物たちの事件簿・生態系編

  • ハリネズミ
    生態系のピラミッド 底辺が狂ったり、最上部がいなくなったりで崩壊の危機。 見て、実証してください。 報告は、以下へ。 takaeco1@mcn.ne.jp

生物たちの事件簿

  • ツマグロヒョウモン
    人為的な行為によって、各地で様々な事件が勃発。

エコカルタ

  • グリーンコンシューマー
    WG 使使 WG

世界一不思議な場所・東京都上野不忍池

  • キンクロハジロの一団
     世界一不思議な場所、それは、東京都台東区上野の不忍池。 人々が、冬に渡来した冬鳥の鴨やユリカモメに餌付けをして、すっかり彼らは、警戒心を無くし、人間に媚びることで生活しています。 関連ページ http://takaeco1.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_76bc.html

屋上緑化 -『ストップ! ヒートアイランド」

  • ガイアの夜明けより
    この100年で東京の平均気温は3.0℃上昇した。

サンゴ白化現象

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首都圏近郊桜の名所

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    東京近郊の桜の名所 サムネイルをクリックして下さい ホームページトップに戻る時は、左上部のhttp://takaeco1.cocolog-nifty.com/をクリックして下さい!

環境先進国

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ごみ問題

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    富士山がなぜ「世界遺産」の指定をうけられないのか? それは、「ごみ」が原因なのです。

ごみ問題

柴又小学校総合学習の時間

2007年 かつしかっ子探検隊

  • ムラサキツバメ
    葛飾区環境部の企画で区内の小学校のエコクラブをサポートするのが「かつしかっ子探検隊」。色々な企画でその道の専門家を招いて、隊員をサポートします。

街並みウォッチング

  • 街並みウォッチング終了
    知らない町を五感を使ってそぞろ歩き。

  • 森の木と牡蠣の養殖の関係
    地球上に存在する水の量約14億キロ立米のうち、海水が96.5%、淡水は2.5%で、陸地表面にある水(表面水)は10万キロ立米で、全水量の10,000分の1以下。

2007年 中央区環境講座

  • 2008年7月3日の講座1
    2007年8月18日の講座風景

葛飾区・自然環境レポーター・50の生物指標

  • ヒヨドリ
    2008年 葛飾区自然・環境レポーター研修 講師 タカエコ 環境カウンセラー 福岡清治郎 2008年9月1日 19:00 葛飾区ウィメンズパル二階視聴覚教室 ・50の指標生物 ・動物たちの事件簿 ・わたしのできること 2時間 http://www.city.katsushika.lg.jp/kurashi/141/014163.html

地球崩壊 - 人類への警鐘 -

  • UCLA サットン教授の講義
    2008年2月6日よりタカエコの小説が始まりました。不定期更新ですが、ご購読お待ちしています。

Google Earthの学習利用・講座利用の考察

  • フードマイレージ
    Google Earthの小中学校の総合的な学習の時間、多岐にわたる授業への活用、市民講座・環境講座への利用など、活用方法を考察していきます。新しい展開と手法なので、概略を紹介しますが、データが蓄積され次第、詳しい記述を書き足していきます。

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地球発熱<第1部・備える>

2008年8月 4日 (月)

商社大手、欧で太陽光発電に積極投資 助成制度が追い風

Tky200808030276 三井物産がスペインで買収した太陽光発電事業=スペイン・カタルーニャ地方

 総合商社大手が、欧州で太陽光発電事業への投資を急いでいる。太陽光で発電した電力を、有利な条件で売れる助成制度を活用。環境意識の高まりを追い風に、日本に先行して拡大する成長市場で長期的な収益の柱に育てるねらいだ。

 三井物産は7月末、30%を出資する英投資組合を通じ、スペインのカタルーニャ地方で約100キロワットの発電設備を買収した。将来的には1460キロワットまで発電量が増え、約380世帯の電力を賄えるという。

 欧州では、太陽光発電による電力を電力会社などが割増価格で買い取ることを保証する「フィードイン・タリフ」(固定価格買い取り制度)が普及している。火力など既存の発電より割高な太陽光でも利益を出せるようになり、発電量が1メガワット(1千キロワット)を超える「メガソーラーパーク」の建設が相次ぐ。

 日本の商社各社は従来、国内メーカーとの取引を中心に太陽光発電の原材料調達から発電パネルの販売までを幅広く手がけてきた。経験の蓄えが、海外での太陽光発電事業でも生かせると見込んでいる。

 住友商事は5月、スペインのカナリア諸島で9メガワット規模の太陽光発電に乗り出すと発表した。総事業費は約85億円で、08年後半の操業開始を目指す。

 伊藤忠商事も5月、太陽光発電設備の開発を請け負うノルウェーのスカテック・ソーラー社へ13億円を出資。今後、ドイツやチェコ、ブルガリアなどで大型ソーラーパークを建設して販売する事業を始める。10年には、1年間で130メガワット規模の販売量を目指すという。

 「低炭素社会」を目標に掲げる日本政府も今後、太陽光発電への後押しを強めることが見込まれる。各商社は海外での経験を近い将来、国内へ「逆輸入」出来るとみて、電力会社などへ働きかける構えだ。(斎藤徳彦) Asashi.com

タカエコの提言

 まず、太陽光発電、電力の量り売り、そして、電力を貯蓄という三点を考える。太陽光発電に関しては、現在のゴビ砂漠にすべてひきつめれば地球の需給量の120%をまかなえると言われている。可能か、可能である。国際的なプロジェクトが立てば、砂漠との戦いだけで、しかし、別にここに設置する必要はない。

 設置に対して安価であれば民生部分の導入は加速する。新規分譲に対して助成と義務化も必要だろう。

 それに加え、電力会社の買い上げが、着実に、差別無く、電線の配備整備費用の自己負担などを国が手助けすれば相当数が参加する。

 電力の貯蓄の問題点は、未だに解決されていない。これに関しては、タカエコは特集を組むと思う。弊害もまだまだ疑問有りだが、有効なエネルギー供給源であることには違いが無く、ソーラーの無限のエネルギーをどれだけ活用できるかが今後の課題である。整備されている電線の利用、償却年数の保障など、問題は山積しているが、日本国政府は、今後、この問題に関して世界の模範となる主導性を発揮すべきで、関連産業に対するイニシアティブをとるべきで、商社のように右から左に流すという問題ではない。今後の主要産業になるのは間違いない。

タカエコ小 タカエコ Q タカエコ

2008年3月 7日 (金)

<第1部・備える>10.スウェーデンの試み エコこそ経済成長の源

080111

CO2の排出「ほぼゼロ」のエコビレッジについて説明をするマリーさん=ストックホルムで(岡安大助撮影)

 シラカバ林の間に、別荘のような家が数軒ずつ点在する。屋根に備えた太陽光パネルで夏の給湯を賄い、冬場は木材ペレットを燃料にした共同ボイラーの温水を循環させて地域暖房に使う。電気は割高でも風力発電からの電力を購入している。

 ストックホルムの中心から地下鉄で十二分。一九九五年、世界で初めて首都に誕生した環境配慮型の住宅地エコビレッジ「ウンデルステンスホイデン」には、四十四戸に約百六十人が住んでいる。使うのは再生可能エネルギーだけ。自動車も共同使用だ。生活にかかわる二酸化炭素(CO2)の排出は限りなくゼロに近い。

 「もともと温暖化は意識してなかった」と、九〇年の構想段階からかかわってきた建築家で住人のローゲル・イサクソンさん(59)は話す。

 理想としたのは都市近郊の自然の中に居住し、健康で環境に優しい暮らしの実現にあった。家の建築材から有害化学物質を除去し、コンポストなどのごみリサイクルを確立した。再生可能エネルギーにこだわったのは「反原発よ」と妻のマリーさん(54)。

 森と湖の国スウェーデンは、七二年に初の国連による環境会議を開催したように環境意識が高い。米スリーマイル島で原発事故が起きた翌八〇年には、国民投票で原発全廃を決めたほど。その後「持続可能」をキーワードにした官民の取り組みが始まり、その果実であるエコビレッジは今、国内で二十カ所以上を数える。

 地球温暖化が国際問題に浮上した九〇年代後半以降、“脱化石燃料”の動きは一気に加速した。首都を走るバス約二千台のうち、エタノールなどのバイオ燃料を使う車両は22%を超えた。ストックホルム交通会社は「もちろん世界一」と胸を張る。コストはかさむが二〇一一年に50%、二五年には全車両達成の目標を掲げる。

 首都圏約百万世帯の暖房を受け持つ会社「フォータム」は、ごみ発電や木材ペレットなどを組み合わせ、再生可能エネルギーの割合を75%に引き上げた。将来は燃料の運搬まで含めて100%の実現を目指し、「欧州で指導的役割を果たしたい」と野望を抱く。

 スウェーデンは〇六年までにCO2などの温室効果ガスを九〇年比で9%減らした。その一方でこの間、国内総生産(GDP)を44%伸ばした。環境省のエリック・ハマショルド気候変動担当大使は、CO2削減が経済停滞を招くという米国の主張に「それほど単純ではない。やり方次第だ」と自信を持って反論する。

 海外からの視察者が相次ぐエタノールバスなど環境ビジネスは、今後の飛躍が期待される。排出権取引による経済的メリットも大きい。温暖化対策の優等生国スウェーデンは、他国に先んじた環境技術を国益に結合させ、同時に影響力の拡大も図るしたたかさを持ち合わせている。

 (温暖化問題取材班)

    =第一部おわり    出典 2008/1/10 東京新聞

http://www.tokyo-np.co.jp/feature/co2/news/080111.html

<第1部・備える>9.“気候難民” 避難所整備追いつかず

080110

日本の無償資金協力で建設されたサイクロンシェルター。「シドル」襲来時には約1000人が避難した=バングラデシュ南東部チッタゴン県ミルシャライで(吉枝道生撮影)

 「バングラデシュにとって、気候変動のつめ跡は既に明確です。サイクロン、洪水、干ばつ…。われわれは地球温暖化の犠牲者です」。同国の国連大使イズマット・ジャハン氏はこう強調する。

 国土の八割が海抜九メートル以下のバングラデシュ。世界で最大のデルタ地帯を抱える。そして二百以上の河川が網の目のように走り、頻繁にはんらんする。サイクロンや干ばつにも脅かされる。

 昨年十一月、バングラデシュを襲った超大型サイクロン「シドル」では八百五十万人が被災し、死者・行方不明者は四千人を超えた。

 「子供二人を連れて必死に泳いで逃げた。サイクロンシェルター(避難所)は十キロ以内に二つあるだけで、本当に足りない」。最悪の被災地の一つ同国南西部バゲルハット県バルイカリ村の教師アブ・サレさん(37)はこう訴える。

 サイクロンシェルターは現在、同国内に約千八百棟ある。一階部分は洪水に対応できるよう柱だけのピロティとなっており二階には災害時も使える深い井戸の口がある。

 「シドル」襲来時、全国のシェルターに人々が殺到したが、入れない人も多く、さらに二千カ所以上の建造が計画されている。危険予想地域八十一カ所には、日本もシェルターを無償で建設している。

 「今回は八百人ほどが避難した。隣の家の屋根は吹っ飛んだが、ここはびくともしなかった」。ショシャンコ・カンティ・チョードリーさん(75)が逃げ込んだのは、日本が二〇〇五年にチッタゴン県ミルシャライに建設したシェルターだった。

 「最近、洪水やサイクロンが増えている。コメの収穫時期も変わり、何かが変わってきている」。チョードリーさんは首をかしげる。サイクロンの発生増、大型化や洪水、干ばつの頻発だ。いずれも気候変動が原因とされている。海面上昇により沿岸域に住む貧しい住民たちは一層の危険にさらされる。政府は、数百万人を“気候難民”として移住させることも視野に入れている。

 国際協力機構(JICA)同国事務所の萱島信子所長は「気候変動に適応していくためには、まず人命を救うためのシェルター造りが基本。もっと増やしていかないと。そのうえで堤防建設など中長期的な全体プランを立て、適応策を考える必要がある」と強調する。

 命を守る“砦(とりで)”のシェルター。しかし、住民らにはさらなる要望がある。「財産の家畜をおいて避難できない。キッラ(家畜小屋)を併設してほしい」「暗い中、年寄りは歩いていけない。ルート確保を」。河岸浸食で水中に沈んだシェルターも既に出ており、設置場所の再検討も必要とされている。

 JICA国際協力総合研修所の川西正人専門員は「これまでは過去の災害と同じ頻度、同じ強さを想定して防災計画が作られてきた。しかし、これからは十年、二十年後に気候がどう変わるかを科学的に考えつつ、適応策を考えることが大切。新しい思考の枠組みが必要だ」と提言する。

  (温暖化問題取材班)

出典 2008/1/10 東京新聞

「自然と環境問題のブログ タカエコ」 映像集: 地球温暖化 中共の影響#links

2008年3月 6日 (木)

<第1部・備える>8.ディーゼル車 浄化技術で欧州席巻

080109

エンジンにDPFを取り付ける検査員=岐阜県揖斐川町のイビデン大垣北事業場で

 ハチの巣状の断面。ディーゼル車のエンジンに取り付けられた排ガス浄化装置(DPF)が、黒煙をたちまち吸着した。岐阜県揖斐川町にあるセラミックメーカー、イビデン(岐阜県大垣市)の大垣北事業場。

 「欧州の自動車メーカーの増産要求に応えようと必死だった。海外での工場生産がようやく軌道に乗った」と語るのはイビデンの阪下敬一常務執行役員。黒煙やすすなどの粒子状物質(PM)を除去するDPFは今や、ディーゼル車に欠かせない基幹部品になった。  欧州の排ガス規制は現在の「ユーロ4」よりさらに厳しい「ユーロ5」が二〇〇九年秋から適用される。DPFの需要拡大が見込まれ、大垣北事業場のほかフランスとハンガリーの生産拠点はフル生産体制だ。  一九一二年、電力会社として創業したイビデンだが、セラミック事業を手がけ、その一環として八〇年代からDPF開発に取り組んできた。しかし、はかばかしい成果を得られず、一時、体制を縮小したこともあった。  DPFは炭化ケイ素の粉末を二〇〇〇度以上の高温で焼き固めて作る。この焼成工程でできる微細な穴が、すすを吸着する仕組み。高温のため割れが生じやすいが、イビデンが開発した量産技術は群を抜く。同社と日本ガイシ(名古屋市)の二社で欧州シェアの九割を占めるまでに成長した。

   □  □

 排ガスから黒煙が出ないディーゼル車はガソリン車に比べて低燃費で、二酸化炭素(CO2)の排出量も少ない。欧州では乗用車の新車の半数がディーゼル車。それを支えたのがイビデンなどのDPFだ。  「黒煙をまき散らす」「音がうるさい」。日本ではディーゼル車に負のイメージが定着してしまっている。乗用車販売に占めるディーゼル車割合は0・1%に満たない。「エコカー」といえばハイブリッド車。だが、脇役のディーゼル車が、表舞台に出つつある。  「クリーンなディーゼル車の需要拡大は日本も例外ではない」。昨年秋の東京モーターショー。高級車「メルセデス・ベンツ」で知られる独大手ダイムラーのディーター・ツェッチェ会長は自信をのぞかせた。  日本で〇六年八月に発売したベンツのディーゼル車は二千台以上。ディーゼル車シェアは将来、15%まで上昇するとの予測もある。燃料の軽油の割安感からツェッチェ会長は「シェアはもっと高くなり得る」と強気の読みも示す。

   □  □

 国内向けに日本メーカーも黙っていない。日産は今秋、スポーツタイプ多目的車(SUV)の人気車に新型ディーゼルエンジンを搭載する。ホンダは来年にもディーゼル車を発売する予定だ。ハイブリッド車を環境技術の中核に据えるトヨタでさえ、欧州販売の主軸はディーゼル車だ。小型エンジンを共同開発しようと、いすゞ自動車と手を組んだ。  消費者サイドから出るCO2排出量の約三割が自動車からといわれる。ノーベル平和賞を受賞したアル・ゴア前米副大統領は著作「不都合な真実」でこう言う。「次に買うときには、もっと燃費のよい自動車を買おう」

 (温暖化問題取材班)

出典 2008/1/8 東京新聞

2008年3月 5日 (水)

<第1部・備える>7.高床式住宅 洪水対策に古人の知恵

080108

大熊孝教授が使っている高床式住宅=新潟市西区みずき野で

 「お風呂に水を入れるみたいに水がどんどん上がってきて、パニックになってしまった」-。二〇〇五年九月四日、東京を襲った集中豪雨で近くの川がはんらんし、自宅が水につかった中野区の主婦(47)は、被害の状況をこう振り返る。

 冠水した道路は川のように水であふれた。区役所に電話で助けを求めると、「とにかく二階に逃げて」。「うちには二階がない」。絶句だった。

 約五千八百軒が床上床下浸水した首都の洪水。千二百件以上の被害が出た中野区は、洪水対策として高床式住宅を建てる場合、最高二百万円の助成制度を創設。この主婦も老朽化した木造平屋を建て替え、基礎のコンクリートを一メートルほど上げる高床式住宅にした。

 しかし、構造の条件が合わず、区からの補助は断念。軟弱地盤へのくい打ちと基礎を高床にする費用に数百万円かかったが、「あんな目に遭うのはもういや。高床式の選択に迷いはなかった」。

   □  □

 国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、温暖化の進行により台風や集中豪雨の激しさが増し、水害などの危険性が高まると指摘。IPCCに参加した東大の小池俊雄教授(51)は「堤防の強化などでは対処しきれなくなる。危険な地域からの計画的撤退も必要だろう」と予想し、危険度の確認が自衛策の第一歩とする。

 NPO法人「日本水フォーラム」の竹村公太郎事務局長(62)は「水害に強い街をつくるのに、高床式が有効なのは間違いない」と強調。しかし、コンクリートの基礎を高くする工法などでは百万円単位の費用がかかり、「普及には行政による助成も必要だ」と訴える。

 洪水対策としての高床式住宅建設への補助は、かつて東京都や鹿児島県が導入したが、利用の伸び悩みなどで打ち切られた。ここにきて、中野区が復活したのに続き、杉並区も同様の助成制度を検討。東京都は区市町村に導入を要請している。

   □  □

 「高床式住宅は昔からある洪水対策手段。利根川や木曽川の流域にはいくらでもある」と話すのは、高床式住宅の有効性を提唱している新潟大学の大熊孝教授(65)。「床下浸水にとどめれば、復旧にかかる費用が床上浸水とは格段に違う」とメリットを強調する。

 大熊教授の専門は河川工学。「自然災害は力で克服できない。どこで折り合いをつけるかだ」という持論から、既存の堤防が決壊しないよう強化しつつ、流域の住民と地域、行政がはんらんに備える必要があるとする。

 自身も〇四年、新潟市内の水田地帯を開発した新興住宅地に木造の高床式住宅を建設。今年三月の退官後には研究室として活用する予定という。

 大熊教授はこう言う。

 「温暖化とは、(人間が)あらゆる方法で自然を搾取し、克服しようとした結果、起きているのではないか」「自然と共生しなくては二十一世紀を生きていけない。そのためには昔から続く技術が見直されるべきで、高床式住宅は、そういうものの一つだろう」

 (温暖化問題取材班)

出典 2008/1/7 東京新聞

 

2008年3月 4日 (火)

<第1部・備える>6.子グマ争奪戦 出産前から『嫁に来て』

080107

お嫁さん募集中の豪太君=秋田県男鹿市の男鹿水族館GAOで

 「元気な子グマが生まれますように」

 今月五日、男鹿水族館GAO(秋田県男鹿市)の堀幸夫館長は、近くの神社に初詣でをし、こんな願い事をした。

 願掛けの相手は、札幌市円山動物園のメスのホッキョクグマ「ララ」(十三歳)だ。昨年十一月、妊娠の可能性が認められはじめたころから、堀さんは円山側に「メスだったら、ぜひ、うちに」と頼み続けてきた。

 GAOの人気者、オスのホッキョクグマ「豪太」は四歳になったばかり。繁殖可能になるのは先だが、今のうちにお嫁さんを、というわけだ。

 神頼みをしてまで、ほしい子グマ。堀さんら関係者が東奔西走するその姿は、ホッキョクグマを取り巻く厳しい生息環境を反映している。

 温暖化が急速に進む北極圏では、ホッキョクグマの生活の場である氷が減少し、レッドリストの絶滅危惧(きぐ)種に入っている。ワシントン条約で商取引には規制がかかり、国内の動物園・水族館が頼ってきた海外からの入手の道は事実上、閉ざされつつある。

   □   □

 実際、GAOは二〇〇四年七月のリニューアルの目玉にと、カナダ・マニトバ州とホッキョクグマ獲得の交渉を進めていたが自然保護団体の反対で頓挫。開館当日、佐藤一誠・男鹿市長が責任を取りホッキョクグマの着ぐるみ姿で来園者を出迎える羽目になった。

 ようやく交渉がまとまり、ロシアから豪太が来たのは、それから一年後のこと。直後からお嫁さん探しを続けているが、海外での確保はやはり困難で、頼みは国内で生まれた子グマだ。

 しかし、ホッキョクグマの繁殖は難しい。母グマが騒音などでストレスを受けると、育児放棄してしまうケースも多い。国内施設でホッキョクグマの飼育歴は長いが、出産から半年以上子グマが生存した繁殖成功例は十九頭にすぎない。

 その点、円山のララ、オスの「デナリ」(十四歳)カップルは豊富な実績を持つ。〇三年に「ツヨシ」(オス)、〇五年には「ピリカ」(オス)を出産している。国内で二〇〇〇年以降の繁殖例はこの二頭だけだ。

 ララには当然、ほかの施設も目を付けており、天王寺動物園(大阪市)のオスの「ゴーゴ」(三歳)も名乗りを上げている。子グマ争奪戦は、し烈なマッチレースだ。

 ララの出産は昨年末と期待されていた。しかし、ララは“人間様”のドタバタを横目に、防音材などが施された産室にこもったまま。関係者は年始から、じっとララを見守る日々を送る。

   □  □

 国内の動物園が繁殖に力を入れるのは種の保存に向けた自助努力。近年、希少種を中心に取り組みは盛んだ。ましてホッキョクグマは、温暖化被害者の「象徴」だ。

 国内で初めてホッキョクグマの繁殖に成功した旭山動物園(北海道旭川市)。「将来にわたって国内で種を保存し、温暖化問題でメッセージを発していかないといけない」。副園長の坂東元さんの言葉は、動物園に押し寄せる「温暖化の波」を如実に言い当てている。

  (温暖化問題取材班)

出典 2008/1/7 東京新聞

2008年3月 3日 (月)

<第1部・備える>5.毒アリ北上 上陸の恐れ、対策後手

Fireant  指がプクッと膨れ上がり、頭皮が浮くようなかゆみ。体中に“異変”が生じ始めたのは、刺されてから二十-三十分が経過してからだった。

 体長は最大で五ミリほどの小さな体に、猛毒を潜ませた「ヒアリ」。自然環境研究センター(東京都)の研究員、岸本年郎さん(36)は一昨年三月、台湾・台北県内でヒアリを観察中、両手の計八カ所を刺され、その恐ろしさを体験した。

 やがて全身にじんましんが広がった。発汗と動悸(どうき)が激しくなる。慌てて病院に駆け込んだ。点滴を受け、息苦しさや痛みがなくなり、回復したのは刺されてから四時間後だった。研究でハチなどに刺されることが多い岸本さんだが、この時ばかりは「かなり動転した」と振り返る。

 岸本さんが、わざわざ台湾まで訪れ、被害に遭ったのはなぜか-。日本上陸に備えた「捨て身」の研究にほかならない。

 南米原産のヒアリは、荷物に紛れ込み、一九三〇-四〇年代にテキサスやアラバマなど米南部に生息域を拡大。二十一世紀に入り、オーストラリアや台湾、中国などでも侵入が確認された。

 つまり、日本はヒアリ上陸国に取り囲まれているのだ。「全国の空港、港湾からいつ侵入してもおかしくない」(岸本さん)。問題は、女王アリが侵入して日本に定着するかだ。気候要因が大きく関与するが、残念ながら答えは「YES」だ。

 日本ではもともと、西日本以南なら生息可能とみられていた。そこへ温暖化の進行だ。北海道大学大学院地球環境科学研究院の東正剛教授は「今や関東地方、東北地方南部まで定着する可能性がある。物流の発展と温暖化のダブルパンチだ」と強調する。

 ヒアリは、尻の針で刺されたときの痛みより、岸本さんのような強いアレルギー反応を引き起こすのが怖い。中にはショック死することもある。毒そのもので呼吸困難に陥り、死に至るケースさえあるという。

 被害と長年闘っている米国では、ヒアリが生息している地域の人口約四千万人に対し、実に毎年約千四百万人が刺され、うち八万人が重度のアレルギー反応を起こし、百人が死亡している、という調査がある。

 複数の女王アリがいるコロニーもあり、既存の生態系を破壊しながら爆発的に繁殖する。公園などにアリ塚を作るのも、都市部の住民にとって脅威で、慌てて防除しようにも、定着されると根絶は難しいという。

   □   □

 日本政府も、ヒアリを「特定外来生物」に指定し、空港、港で水際対策をしているが、事後対策が中心にならざるを得ない。

 こんな現状から研究者らが啓発活動に取り組み始めた。昨年十一月、琉球大学農学部の辻和希教授らが中心になり、那覇市内で、ヒアリ対策としては初の本格的なシンポジウムを開催した。東教授も今年中にヒアリの実態などを記した本を刊行する予定だ。

 辻教授は警告も含め、こんな“予測”をする。「確認されるのは侵入してから四、五年後といわれる。既に日本に入り込んでいるかもしれない」

 (温暖化問題取材班) 

出典 2008/1/7 東京新聞

2008年3月 2日 (日)

<第1部・備える>4.高地移転 ワイン産地に明暗

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標高900メートルの山梨県・清里でワイン用のブドウを植える小池社長

 昨年十二月。避暑地として知られる山梨県・清里。「牧場通り」からほど近い牧草地に季節外れのエンジン音が響いた。耕運機に掘り返され、高く盛られたうねに、太さ一センチほどの頼りないブドウの苗が一定間隔で植えられた。

 「いいワインを造るにはもっと温度の低い所が必要だ」。甲府盆地にあるワイナリー「スズラン酒造」(笛吹市一宮町)の小池律男社長(61)は地元の自社畑を、順次高地に移している。「温暖化のせいか、土壌に合わないのか断定できないが」と前置きしながら、標高約四百メートルの一宮町では、赤ワイン用のブドウに、気温が高すぎることが原因とみられる弊害が目立っていると明かす。

 二〇〇〇年以降、標高七百-八百メートルの北杜市明野町や富士河口湖町などに新しい畑を開拓。標高九百メートルほどの清里では、〇五年から試験栽培を始め、まずはドイツ系の白ワイン用品種から本格栽培に入った。

   □  □

 山梨大学ワイン科学研究センターの佐藤充克・特任教授(59)は「山梨の盆地は温暖化の影響で暖かくなりすぎ、赤ワイン用栽培には痛手だ」と話す。赤ワイン用ブドウは夜の高温が続くと色素ができにくく、酸味が少なくなり、昼の暑さで濃縮された糖度とのバランスが悪くなるという。

 甲州市勝沼町のワイナリー「まるき葡萄(ぶどう)酒」でも、地元で採れたブドウに同様の影響がみられ、北杜市明野町などからの仕入れブドウに依存度を高めている。雨宮義人社長(75)は「勝沼で古くから作っている白ワイン用の『甲州』に力を入れる方針。暖かくてもできる品種を選ぶのも手だ」と対策を探る。

   □   □

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 温暖化が“逆作用”したケースも。長野県塩尻市。五十年ほど前、安価な飲み物用ブドウから、本格的なワイン用品種に切り替えようと農家の有志が何種類も栽培した。しかし、冬の寒さに耐えきれず、ほとんどが枯れた。

 唯一残ったのが、フランス原産の赤ワイン用品種「メルロー」だった。「五一わいん」の林幹雄社長(78)は、山形県で苗木をもらい、寒さ対策で幹にわらを巻くなどの工夫を重ねた。

 転換点は一九八四年の大寒波だった。林さんは「翌年から急に暖かくなった」と不思議がる。ブドウの出来も上々で、ワインの品質も向上した。塩尻のメルローは、国内外のワインコンクールで賞を次々と獲得。ワイン販売支援会社の石井もと子さん(49)も「今や世界の舞台に立っている」と称賛する。

 それでも、林さんは温暖化の行き過ぎを懸念する。暖かい場所で発生する病気が出始めているからだ。今度は暖かさがマイナス材料として作用し始めているのだ。忍び寄る温暖化に備え、林さんは現在より標高の高い畑での試験栽培も始めた。

 長野県中信農業試験場の山下裕之・主任研究員(50)は「同じメルローでも温暖化に耐える系統を探したり、品種改良も必要となる。時間がかかる作業のため早く動きださなければ」と話す。

 (温暖化問題取材班)

出典 2008/1/5 東京新聞 

<第1部・備える>4.高地移転 ワイン産地に明暗

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標高900メートルの山梨県・清里でワイン用のブドウを植える小池社長

 昨年十二月。避暑地として知られる山梨県・清里。「牧場通り」からほど近い牧草地に季節外れのエンジン音が響いた。耕運機に掘り返され、高く盛られたうねに、太さ一センチほどの頼りないブドウの苗が一定間隔で植えられた。

 「いいワインを造るにはもっと温度の低い所が必要だ」。甲府盆地にあるワイナリー「スズラン酒造」(笛吹市一宮町)の小池律男社長(61)は地元の自社畑を、順次高地に移している。「温暖化のせいか、土壌に合わないのか断定できないが」と前置きしながら、標高約四百メートルの一宮町では、赤ワイン用のブドウに、気温が高すぎることが原因とみられる弊害が目立っていると明かす。

 二〇〇〇年以降、標高七百-八百メートルの北杜市明野町や富士河口湖町などに新しい畑を開拓。標高九百メートルほどの清里では、〇五年から試験栽培を始め、まずはドイツ系の白ワイン用品種から本格栽培に入った。

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 山梨大学ワイン科学研究センターの佐藤充克・特任教授(59)は「山梨の盆地は温暖化の影響で暖かくなりすぎ、赤ワイン用栽培には痛手だ」と話す。赤ワイン用ブドウは夜の高温が続くと色素ができにくく、酸味が少なくなり、昼の暑さで濃縮された糖度とのバランスが悪くなるという。

 甲州市勝沼町のワイナリー「まるき葡萄(ぶどう)酒」でも、地元で採れたブドウに同様の影響がみられ、北杜市明野町などからの仕入れブドウに依存度を高めている。雨宮義人社長(75)は「勝沼で古くから作っている白ワイン用の『甲州』に力を入れる方針。暖かくてもできる品種を選ぶのも手だ」と対策を探る。

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 温暖化が“逆作用”したケースも。長野県塩尻市。五十年ほど前、安価な飲み物用ブドウから、本格的なワイン用品種に切り替えようと農家の有志が何種類も栽培した。しかし、冬の寒さに耐えきれず、ほとんどが枯れた。

 唯一残ったのが、フランス原産の赤ワイン用品種「メルロー」だった。「五一わいん」の林幹雄社長(78)は、山形県で苗木をもらい、寒さ対策で幹にわらを巻くなどの工夫を重ねた。

 転換点は一九八四年の大寒波だった。林さんは「翌年から急に暖かくなった」と不思議がる。ブドウの出来も上々で、ワインの品質も向上した。塩尻のメルローは、国内外のワインコンクールで賞を次々と獲得。ワイン販売支援会社の石井もと子さん(49)も「今や世界の舞台に立っている」と称賛する。

 それでも、林さんは温暖化の行き過ぎを懸念する。暖かい場所で発生する病気が出始めているからだ。今度は暖かさがマイナス材料として作用し始めているのだ。忍び寄る温暖化に備え、林さんは現在より標高の高い畑での試験栽培も始めた。

 長野県中信農業試験場の山下裕之・主任研究員(50)は「同じメルローでも温暖化に耐える系統を探したり、品種改良も必要となる。時間がかかる作業のため早く動きださなければ」と話す。

 (温暖化問題取材班)

出展 2008/1/5 東京新聞 

2008年3月 1日 (土)

<第1部・備える>3.沈むベネチア  水門に揺れる水の都

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「モーゼ計画」と名付けた可動式水門設置に向け、現場では護岸工事が進められていた=イタリア・ベネチアで(山上隆之撮影)

 「水の都」の危機はマンホールのふたから忍び寄った。世界遺産、イタリア・ベネチアのサンマルコ広場。昨年十二月中旬、海水が地下の排水路を逆流し、ふたのすき間からあふれ出た。潮位計は八十センチを指していた。

 冬の季節風が吹くアクア・アルタ(高潮)になると潮位は一メートルを超す。「店の中まで浸水し、商売どころではない」。広場近くのパン屋で働くナディアさん(47)が顔をしかめた。なんともいえない異臭が街全体に漂う。

 六世紀、アドリア海に面するラグーン(干潟)に造られた人工の島、ベネチア。冠水回数は年々増え、最近では年に数十回に上るという。地盤はこの百年間に約十三センチ沈下し、海水面は約十センチ上がった。食料品店を営むジョバンニ・セナーロさん(61)は「若者は本土に逃れ、島に残るのは年寄りばかり」と嘆く。人口はかつての五分の一の約六万人に。毎年二千万人の観光客が訪れる街には温暖化過疎が到来していた。

   □   □

 政府は一九七〇年代に対策を打ち出した。高潮の浸入防止のため総工費約四十二億ユーロ(約六千八百億円)を投入し、三カ所に可動式水門を建設するプロジェクトだ。「モーゼ計画」。海を真っ二つにし、海底に道をつくったとされる旧約聖書の預言者の名にちなむ。

 「モーゼ以外にベネチアを救う方法はない」。プロジェクトを任された民間企業体「ベネチア事業連合(CVN)」の設計責任者、アルベルト・スコッティさん(61)は胸を張った。護岸をコンクリートで固め、全体の37%の工事が終わった。いよいよ海底をしゅんせつし、七十九基の水門を海中に投入する。だが「生態系の破壊だ」と、環境保護団体は批判する。

 市当局も政府にかみつく。二〇〇五年のベネチア市長選で「モーゼ中止」を掲げたマッシモ・カッチャーリ氏が当選したためだ。「一部の企業をもうけさせるだけ」と市長側近のアルマンド・ダネッラさん(67)が指摘する。

 先月の国連気候変動枠組み条約の第十三回締約国会議(COP13)に出席したイタリア政府代表団の一人がこう打ち明けた。「温暖化対策のための水門か、生態系保全か。実は大臣同士でも意見が割れ、完全に国家を二分している。こんな無粋なもの私自身、実は反対。ベネチアがベネチアでなくなってしまう」

   □   □

温暖化の影響で水位上昇が懸念されるイタリア・ベネチア(畦地巧輝撮影)

2

 海に囲まれた日本も人ごとではない。日本沈没回避に、港湾、堤防を増強すれば二十兆円を要するとの試算がある。

 世界遺産の広島県・厳島神社。ここも温暖化の危機にさらされている。社殿が「水没」するたびに、かさ上げ工事や防潮設備を求める声が上がるが「そんな費用はない。景観も台無しになる」と神社は否定的だ。

 社殿の床板は、くぎで固定していない。冠水時は自動的に外れて浮くため、高波を打ち消し、社殿への被害を軽減する構造だ。禰宜(ねぎ)の福田道憲さん(65)は言う。「先人の知恵が生きている。自然に逆らわず、うまく付き合うしかない」

  (温暖化問題取材班)

出展 2008/1/4 東京新聞

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都立水元公園 2010年5月3日

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    気温28℃久々のいい天気です。ツマキチョウを観察しに行きました。

都立水元公園 2009/8/15

  • 20090815_291
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都立水元公園 2009/7/14

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都立水元公園 2009/4/4 桜

  • 都立水元公園 2009/4/4 桜3
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都立水元公園 2008/12/01

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    比較的暖かな日で、風も無く観察しやすかったです。

都立水元公園 2008/9/11

  • 蓮田
    曇天で後に降られました、気候としては涼しくてすごしやすかったです。いよいよアオマツムシが昼間鳴きだしました。

都立水元公園 2008/8/12

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    2008/7/16の水元公園です。

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