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2010年8月7日 コゲラの会都立水元公園夜間観察会

  • お祭り状態
    暑い夏です。水元公園は夜を迎え風が心地よくなりましたが、林の中は湿度が高かったです。残念ながら昨年に続いてのノコギリクワガタ観察にはいたりませんでしたが、クツワムシの大量発生を確認できました。東京23区内ですよ。

環境浄化植物

  • 2010/5/10
    環境浄化植物「サンパチェンス」を一人でも多くの人に知ってもらうため、ここではサンパチェンスのことをちょっとだけ詳しく紹介していこうと思います。

第二回エコツーリズム

  • Park2odaiba_019
    2010年3月28日に実施された第二回エコツーリズムミステリーツアー(浜離宮庭園とお台場第六台場)のカワウ探求ツアーです。

第一回エコツーリズムin水元公園

  • Img_8958
    水元公園で行われたタカエコ・橋本プロの自然観察会の写真集です。

2009 かつしかっ子探検隊

  • Takasagowoodstock2009_017
    2009/10/10 荒川河川敷自然公園、天高く馬肥ゆる秋、秋空の下、かつしかっ子探検隊(葛飾区環境部環境保全課主催)が開催されました。 講師は、タカエコ(福岡清治郎)とプロ自然案内人の橋本浩基さんです。 当日のプログラム ・植物たちの越冬戦略 - くっき虫を探してみよう -  コセンダングサ・アメリカセンダングサ・オオモナモミ等多数 ・秋の虫観察  コオロギ・バッタ類、カマキリ等 ・秋のギフト  六つの部屋のある箱にグループ毎に色々な自然の贈り物を詰め込みました。

2009年8月8日 コゲラの会都立水元公園夜間観察会

  • ウスバカミキリ
    コゲラの会に講師として招かれたタカエコ。午後三時よりクヌギの木にトラップを仕掛けます。果たして結果は?

スプリングエフェメラル

  • アズマイチゲ
                       

わたしにできること

  • 省エネ家電の導入
    身近な工夫から新エネルギーを使用した大きな提言まで、エコカルタも含めて収録してあります。ぜひ、今から実行してください。

東京23区秋の鳴く虫観察会

  • カネタタキ
    東京23区内でも十数種の鳴く虫を楽しむことができます。 聞きなしは、習うより慣れろで、場数を踏むしかありません。 生息環境、住み分けを知っていればこの半分はわかります。 頭上の樹木にいるマンション族、これはアオマツムシだけです。 腰から頭くらいの中層の住人、これらは、カンタンとカネタタキだけです。残りのほとんどが地面にいるジベタリアンです。 秋の夜長をお楽しみください。

タカエコ映像集

世界の最新AFPBB Newsを写真付で記載

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地球を救え!

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都会のナチュラリスト入門講座ー土手・街のバッタたち

  • スズムシ
    バッタ・コオロギ・カマキリinTokyo23区

タカエコの都会のナチュラリスト養成講座・野鳥編

  • オシドリ
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タカエコの都会のナチュラリスト養成講座・虫たちの越冬戦略編PART1

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タカエコの都会のナチュラリスト養成講座・街路樹編

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    都会には、たくさんの街路樹があります。二酸化炭素の削減はもちろん、防火の延焼防止や交通事故を防ぐ誘導木として、また、騒音の緩和にも利用されています。何といっても私たちを楽しませてくれるリラクゼーション効果最高の贈り物です。 ホームページトップに戻る時は、左上部のhttp://takaeco1.cocolog-nifty.com/をクリックして下さい!

タカエコの都会のナチュラリスト養成講座・食い物編

  • アユ
    さあ、春間近です。春になると都会でも食べれる野草が採れます。ちょつと足を伸ばせば更に、おいしく食べましょう。食べれるものは何でも扱います。 ホームページトップに戻る時は、左上部のhttp://takaeco1.cocolog-nifty.com/をクリックして下さい!

タカエコの都会のナチュラリスト養成講座 むしたちの越冬戦略 PART2

  • クロナガオサムシ
    タカエコの都会のナチュラリスト養成講座 むしたちの越冬戦略 PART1には、本来51枚の写真が掲載してありましたが、サーバーとの相性が悪く、全部反映されませんので、こちらに半分移しました。 サムネイルの写真の上をクリックするとそのむしにいけます。 ホームページトップに戻る時は、左上部のhttp://takaeco1.cocolog-nifty.com/をクリックして下さい!

タカエコのナチュラリスト講座ー知ってて欲しい帰化動物たち

  • ワカケホンセンインコ
    多くの移入種が、帰化動物となって生態系に脅威を与えている現状を理解しましょう。 タカエコトッブページへは、左上アドレスをクリック!

都会のナチュラリスト入門講座ー都会のセミ事情

  • 羽化殻
    都会(東京23区)のセミは6種類 何がいるのかな? 2008年近況 5月の低温・多雨を受けて、アブラゼミ・ミンミンゼミが数を減らしています。湿地の好きなニイニイゼミは逆に数を増やしています。 ツクツクボウシも例年より一週間程、早く出ています。 出前講座の受付は、以下まで! takaeco1@w5.dion.ne.jp 2008年度は満杯でお受けできません。来年の予約は承ります。

動物たちの事件簿・生態系編

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    生態系のピラミッド 底辺が狂ったり、最上部がいなくなったりで崩壊の危機。 見て、実証してください。 報告は、以下へ。 takaeco1@mcn.ne.jp

生物たちの事件簿

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    人為的な行為によって、各地で様々な事件が勃発。

エコカルタ

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世界一不思議な場所・東京都上野不忍池

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     世界一不思議な場所、それは、東京都台東区上野の不忍池。 人々が、冬に渡来した冬鳥の鴨やユリカモメに餌付けをして、すっかり彼らは、警戒心を無くし、人間に媚びることで生活しています。 関連ページ http://takaeco1.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_76bc.html

屋上緑化 -『ストップ! ヒートアイランド」

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ごみ問題

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2007年 かつしかっ子探検隊

  • ムラサキツバメ
    葛飾区環境部の企画で区内の小学校のエコクラブをサポートするのが「かつしかっ子探検隊」。色々な企画でその道の専門家を招いて、隊員をサポートします。

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  • 街並みウォッチング終了
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  • 森の木と牡蠣の養殖の関係
    地球上に存在する水の量約14億キロ立米のうち、海水が96.5%、淡水は2.5%で、陸地表面にある水(表面水)は10万キロ立米で、全水量の10,000分の1以下。

2007年 中央区環境講座

  • 2008年7月3日の講座1
    2007年8月18日の講座風景

葛飾区・自然環境レポーター・50の生物指標

  • ヒヨドリ
    2008年 葛飾区自然・環境レポーター研修 講師 タカエコ 環境カウンセラー 福岡清治郎 2008年9月1日 19:00 葛飾区ウィメンズパル二階視聴覚教室 ・50の指標生物 ・動物たちの事件簿 ・わたしのできること 2時間 http://www.city.katsushika.lg.jp/kurashi/141/014163.html

地球崩壊 - 人類への警鐘 -

  • UCLA サットン教授の講義
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Google Earthの学習利用・講座利用の考察

  • フードマイレージ
    Google Earthの小中学校の総合的な学習の時間、多岐にわたる授業への活用、市民講座・環境講座への利用など、活用方法を考察していきます。新しい展開と手法なので、概略を紹介しますが、データが蓄積され次第、詳しい記述を書き足していきます。

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限界集落に生きる

2007年11月17日 (土)

(4)豊かな農作物、販路なく

 「なーんもない田舎ですきね」というのが、余能(よのう)集落(高知県仁淀川(によどがわ)町)の住人の口癖だ。でも、一つだけ、自慢できるものがある。

 「香りが高く、コクもある」。20年以上も前、余能のお茶が町の大衆食堂で評判になった。仕入れ先を聞きつけ、余能まで茶を買いにやってくる人もいた。

 余能の急斜面に、青々とした茶畑が連なる。その畑の間の石段を抜け、藤原君子さん(80)の家で、自家製の冷たいお茶をいただいた。のどに残る独特の渋みが心地いい。「余能は朝から晩まで日当たりがいいけぇ、おいしいの」と言って、君子さんはまぶしそうに青空を見上げた。

 スイカは目に染みるような鮮やかな紅色。ニンニクも強烈なにおいがする。農作物のほとんどが自家消費だと聞いて驚いた。

 「農協さんが車で集めたころは、みんな売りに出しよりましたけどねえ」

 地元の池川町農協(現・コスモス農協)は1990年、高知市内に店を開き、集荷車で各農家を回って集めた農作物を売った。しかし、3年前、事業は中止された。「辺境の地に2時間かけて1、2パック分の野菜を取りに行くのは効率が悪い」と農協は言う。

 「自分の名前と住所を書いて、きれいに包装して、売値の札をつける。毎日、それが楽しみでねえ」。君子さんは残念がる。価格を100円と決めれば、25円は農協で、75円が君子さんの取り分。ジャガイモ、ニンジン、キャベツ、ニラ……。何でもよく売れた。

 農協は茶も買いつけていたが、これもやらなくなった。6軒あった余能のお茶農家は今、2軒だけ。当時からの「お得意様」の個人注文に細々と応じている。

 最近、君子さんは自宅で食べきれないタイモ(里芋)を野菜作りの堆肥(たいひ)に回すようになった。

 8キロ離れた町中心部。国道439号沿いに、野菜の無人直売所がある。20か所に仕切られた棚のうち、キュウリやピーマンが並ぶのは5、6か所だけ。直売所ができた15年前には、棚は連日埋まっていた。農家の人々が年を取り、野菜をここまで運べなくなった。

 直売所の近くにある地元最大のスーパー「Aコープ池川店」の野菜コーナーをのぞいた。群馬産キャベツ、長崎産ジャガイモ、香川産タマネギ。同じ町内の余能でも作っている野菜が並ぶ。遠くから運ばれた野菜を客が買い求めていく光景は、どこか奇妙だ。

 同じ高知県の四万十町十和地区(旧十和村)はシイタケ栽培で知られる。余能のように山に囲まれているが、車で走ると若者の姿が目につき、雰囲気も明るい。

 50年代、農家の現金収入源として、地元農協はシイタケに目をつけた。組合長自らが大阪や神戸に赴き、販路開拓に奔走した。国の拡大造林政策に抵抗してナラを伐採せずに残し、シイタケ菌を植える「ほだ木」にした。

 「現金収入の道を守ったおかげで、若い後継者が村を出ずに済んだ」。シイタケ農家の安藤精馬さん(83)は言う。十和地区に、限界集落はない。

 仁淀川町も地元産の茶のブランド化を模索する。「手をかけて作る少量のお茶がスローフードの時代に合うのではないか」(片岡広秋・町企画課長)。生産者組合を交えた検討も始まった。

 その動きは余能に伝わっていない。「茶作りは楽しいですよ。釜で炒(い)って、赤ちゃんの肌のような柔らかい葉をもんでね。でも足も悪いし、そろそろやめようかなあ、思うてるんです」と君子さんは打ち明ける。

 限界集落の振興は、時間との戦いでもある。(高倉正樹)

(2007年9月22日  読売新聞)

2007年11月16日 (金)

(3)間伐不足で「死んだ水」

仁淀川支流の岩場で、アユ漁の網を投じる細川さん(8月29日、高知県いの町で、江口聡子撮影)

 戦前、氷もあまりなかったころ、山村の余能(よのう)集落(高知県仁淀川(によどがわ)町)で海の幸といえば、イワシの干物とチリメンジャコだった。

 藤原君子さん(80)は魚をあまり食べない。が、昔からジャコは「毎朝、ご飯に乗せて食べる」という。

 そのジャコの原料、シラス漁に異変が起きている。

 余能近辺の沢は、数々の支流とともに仁淀川の本流にぶつかり、最後は土佐湾へと流れ込む。

 「上流から死んだ水が流れてくる」

 河口にある春野町漁協の岡崎雄幸組合長は、危機感を募らせる。「栄養のある、ええ水が川から流れて来んようになって、魚が集まらなくなった。海と川が交わる河口あたりは、一番の好魚礁やったが……」

 1977~80年ごろ、春野町漁協では年3億円を超す水揚げ高があった。シラスが取れすぎて加工が追いつかず、泣く泣く捨てたものだ。しかし、平成に入って水揚げが激減し、収益も5分の1以下になった。

 川のアユ漁師も同じような異変に気づいている。

 仁淀川は、水が透き通り、上流から下流まで、川底の石の一つ一つがきれいに見える。しかし、その支流で長年、投げ網漁をしている細川治雄さん(68)は「そういえば最近、岩が滑るんよ」と言う。川底にコケではなく泥が積もっている。おかげで、よく転ぶようになった。緩やかな流れの中を歩くと、その泥が浮いて、水が濁る。

 余能集落から車で25分。小川(こがわ)川で、細川さんのアユ漁を見せてもらった。勢いよく放り投げた網はきれいな弧を描き、手繰り寄せると、15センチの小ぶりのアユが白い腹をくねらせた。30分の釣果は4匹。ひと投げで20匹以上かかったこともあったが、4、5年前からめっきり取れなくなった。

 川よりまず山が変わったというのが、趣味で狩猟もする細川さんの説だ。「スギ・ヒノキの間伐が不十分で、地面に日が当たらないから、下草が全くない。惨たんたる死の世界やね。雨が降れば、山の泥がだーっと川に流れ込む」

 下流の春野町でも、アユ漁は壊滅的だった。

 「昔は簡単に大小30~40匹は取りよったが、今は2時間やっても1、2匹。ゼロの時もある。5匹取ったらえらいもんじゃ」と証言するのは、60年来の川漁師、深瀬早夫さん(72)だ。ここ10年で、川底にごろごろあった直径10~20センチの石がすっかり消えた。急激な増水で押し流されたのだろうか。砂利や小石ばかりだから、アユの餌となるコケが生えない。以前は一面のコケで茶色だった川底が、今は真っ白だ。

 「最近のアユは細いきね、30センチの大物はめったにお目にかからなくなった」

 農林水産省のまとめでは、仁淀川流域のアユの漁獲量は74年の550トンをピークに減少が続き、2005年は100トンに落ち込んだ。

 高知大の深見公雄教授(生物海洋学)の調べでは、仁淀川の栄養分は、窒素やケイ素に比べてリンが不足し、バランスを欠いているという。異変の原因究明はこれからだが、「上流域で山の手入れができなくなったことが影響しているのは間違いない」とみる。

 05年秋、川全域を管轄する仁淀川漁協の組合員40人が、上流の仁淀川町の山林で間伐作業に汗を流した。今年も参加者を募り、山に入る。「山がようならなければ、川もようならない。漁師もできることをやろうと思いまして」と、麻岡博組合長は話した。

 小ぶりになったと嘆く深瀬さんのアユを、宿泊先の近くの料理店で塩焼きにしてもらった。締まった身が、ほんのりと甘かった。(高倉正樹)

(2007年9月21日  読売新聞)

2007年11月15日 (木)

(2)「町は嫌、山がええね」

初めてバスが余能に来た日、両手いっぱいに買い物袋を持って帰りの便に乗る君子さん

 「崩落の恐れあり」。余能(よのう)集落(高知県仁淀川(によどがわ)町)への県道に看板がかかる。

 崩れた土砂や流木で道が所々ふさがれ、アスファルトもひどく陥没している。道路脇で伸び放題の木々や雑草も、行く手を阻む。この先に本当に集落があるのか。初めて訪れる人は、不安に駆られるに違いない。

 一昨年、区長のなり手がいなくなった余能は自治会を解散した。年2回、住民総出で続けていた道路清掃もなくなった。

 よく晴れた8月6日朝、この道を14人乗りバスが1台、上ってきた。過疎地の生活の足として運行が始まったコミュニティーバスだった。町内の各集落を週1回巡り、町中心部とを往復する。2005年の住民アンケートで要望が多く寄せられ、町が導入に踏み切った。

 藤原君子さん(80)は、日課の洗濯と早朝の畑仕事を休み、バスの到着を心待ちにしていた。「せっかく来てくれるんやけぇ、利用させてもらわんと。乗る人がなくて来なくなったら、かなわんもんねえ」

 伊藤正美さん(86)を誘って一緒にバスに乗り、金物屋やスーパーで日用品などを購入。帰りのバスを待つ間、2人並んでレモン味のかき氷を食べた。「かき氷なんて20年ぶり」。君子さんは、そう言ってはしゃいだ。

 余能に住む16人のうち、車を運転できるのは2人だけ。独居の君子さんや正美さんらは、町に出るのに往復4000円のタクシーを使う。年30~40万円の年金暮らしには痛い出費だ。

 軽いけがや病気でも余能の人々は「よう通えんから」と入院を懇願する。通院するには交通費がかさみすぎるのだ。バスは往復400円。「ありがたいですねえ」。正美さんは運転手の男性に丁寧に礼を言った。

 人口7300人、今年度予算68億円の仁淀川町は年1000万円かけ、コミュニティーバスを運行する。それでも、過疎地での独り暮らしは心配だ。私の家族なら「町の中心に移ってほしい」と思うだろう。

 住まいを市街地に集約する「コンパクトシティー」と呼ばれる町づくりが最近、注目される。自治体の経費縮減にもなる。仁淀川町にも高齢者向け集合住宅4か所、計36部屋があるが、実際の入居は半分の18部屋。余能の利用者はない。

 藤原利春さん(81)は「そりゃ都会は便利やし、若い時はパチンコもええが、年を取ったら退屈で退屈で……。何といっても農作業ができる山がええね」としみじみ言う。

 伊藤豊子さん(85)は曲がった腰で、毎朝、畑仕事に向かう。首からヒモで下げている携帯電話には、長男の勝英さん(54)の連絡先が登録してある。約10年前、勝英さんは高知市の自宅に6畳部屋を用意してくれた。しばらく暮らしたが、「やっぱり余能がええ」と、すぐ戻ってきてしまった。

 家を訪ねた時、墓の掃除から戻った豊子さんと玄関先で出会った。「お兄ちゃん、虫にかまれたねえ。山に来た証拠よ。ええ印もろとうよ」。顔をしわくちゃにして、張りのある笑い声をあげた。「町に住むのは嫌。車が多くて歩かれんし、田舎言葉は使えんし。高知の街に行ってべちゃべちゃ言うろ、『お母さん、そんなことまで街で話したら嫌われるろ』って言われる」

 一番の楽しみは何ですかと聞くと、玄関前の発泡スチロールの箱を見せてくれた。中で、メダカが10匹ほど泳いでいる。「眺めるのが楽しゅうて、ハハハ。卵を産んで、子がかえっちゃあ、死んだりして」

 ゆったり時間が流れる余能の夏が、今年も終わろうとしている。(高倉正樹)

(2007年9月20日  読売新聞)

2007年11月14日 (水)

(1)命懸け 湧き水パトロール

「大雨の後は、よう詰まるんですわ」。利春さんは、ホースの取水口にたまった砂利をかき出した=高倉正樹撮影

 山間地から小さな集落が次々に消えつつある。住民が減り、荒れた山里でいま何が起きているのか。高知県の余能(よのう)集落から報告する。(地方部・高倉正樹)

                                  ◎

 とぽとぽと桶(おけ)に落ちる水の音が、不意にやんだ。

 「あ、お隣さんがお風呂やね。30分したら、また水は来(き)ゆう(来る)から」

 手ぬぐいで汗をふきながら藤原利春さん(81)が言う。しばらくするとホースの口から再び水がこぼれ出した。

 「山の水はうまいですから、飲んでみてください」

 私はひしゃくで水をすくい、一瞬、ためらった。水道水しか飲んだことがなかった。口に含み、「おいしいですね」と言ったが、味はよく分からなかった。

 四国のほぼ中央、高知県仁淀川(によどがわ)町。山の南東の斜面に余能集落はある。10世帯の家々を結ぶのは急な石段だけ。住民16人のうち14人が65歳以上の典型的な限界集落だ。

 水道施設のない余能では、各家ごとに天然の湧(わ)き水や谷川の水を引いている。利春さん、成美さん(77)夫妻は、西隣で独り暮らしをする三浦富美子さん(81)と、ホースで引いた湧き水を分け合う。三浦さんが風呂水をためたり洗濯したりすれば、藤原さん宅の水は一時的に出なくなる。

 多くの渓谷がある町のうたい文句は「清流の里」。延長124キロの仁淀川が始まる源流域でもある。だが集落で水の確保は難しい。

 湧き水を見回りに行く利春さんについて行った。手にマムシよけの鎌(かま)を持ち、杉林の中をずんずん進む。幅20センチもない急斜面の道の左側は切り立ったがけ。何度も足を踏み外しそうになりながら、私も後を追った。

 高さ2メートルのがけに鉄はしごがかかる。木に結んだ命綱のロープを体に巻きつけて下りる。岩場の湧き水が現れた。家から約300メートルなのに往復40分かかる。月1度は、ずれたホースを元に戻したり、取水口に詰まる砂利や落ち葉をかき出したりしなければならない。

 「1キロ先の沢を水源にする人もおる。わしら年寄りは、飲み水を守るのも命懸けですわ」

 女性にとっては、さらに過酷な道のりだ。6月の台風の後は三浦さんが独りで見に行った。滑りやすい山道を1時間かけて戻ると、集落のはずれに、藤原夫妻が飼う猫の「タロちゃん」がちょこんと座って待っていた。「迎えに来てくれたんか」。思わず涙が出たという。

 「神様のお水」。命をつなぐ湧き水を三浦さんはそう呼ぶ。

 かつては、山に分け入らなくても清水が湧いていた。ところが1950年代に本格化した国の拡大造林政策で、広葉樹を伐採し、スギやヒノキを植え始めると、小さい沢から順に水が枯れていった。

 利春さんの祖父も農林業で生計を立てていた。「沢の周りの雑木(広葉樹)は大切にしろ」と、祖父は口癖のように言っていた。「ナラやクヌギの保水力を経験で知っていたんやろうね」。だが、古老の言い伝えは守られず、沢の際までスギ・ヒノキが植えられた。今や仁淀川町内の森林の7割は針葉樹。水が枯れるにつれ、60年前に200人以上いた余能集落の住人は次々と外に出ていった。

 人だけではない。水田や小川が消え、ホタルや沢ガニを見かけなくなった。トノサマガエルの鳴き声も、10年ほど前、ぱったりと途絶えた。

 一昨年、余能にタンクを設置し、沢から水を引いて共同で管理する話が持ち上がった。しかし、水量が少なく、平均年齢が72歳の住民にはタンクや配水設備の清掃・修繕などの荷が重いため、結局、幻に終わった。

 利春さんはつぶやく。「やがて水を見に行くこともできんようになる。5年後か、10年後か。そうなれば余能を捨てるしかない」

限界集落 65歳以上の高齢者が半数を超え、冠婚葬祭ができないなど共同体の維持が限界に近づいている集落。現在、全国に3256か所ある。99年から7年間で191集落が消滅した。

(2007年9月19日  読売新聞)

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都立水元公園 2010年5月3日

  • ベニシジミ
    気温28℃久々のいい天気です。ツマキチョウを観察しに行きました。

都立水元公園 2009/8/15

  • 20090815_291
    今回は写真のみです。お楽しみください。

都立水元公園 2009/7/14

  • 講師紹介3
    2009年7月20日 立正佼成会葛飾支部壮年部主催の自然観察会をタカエコと大野文恵さん(小説家・野草研究家)と事前調査した一部です。

都立水元公園 2009/4/4 桜

  • 都立水元公園 2009/4/4 桜3
    2009年4月4日の都立水元公園です。

都立水元公園 2008/12/01

  • ムクロジ
    比較的暖かな日で、風も無く観察しやすかったです。

都立水元公園 2008/9/11

  • 蓮田
    曇天で後に降られました、気候としては涼しくてすごしやすかったです。いよいよアオマツムシが昼間鳴きだしました。

都立水元公園 2008/8/12

  • コサギプレート
    2008/8/12の水元NOW

都立水元公園2008/7/16

  • チョウトンボ
    2008/7/16の水元公園です。

☆地球のふところで生命に出逢う

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日野市楽しい環境講座2008第3講座

  • Img_0129
    今年で3回目のお招きです。より充実した内容で現状の地球環境問題をビジュアルで紹介し、エコ仲間を増やせる講座にできたと思います。  2008/7/27 講座概要(スケジュール) http://www41.tok2.com/home/takaeco100/hino.html 当日レジュメ http://www41.tok2.com/home/takaeco100/hino1.html 日野市ホームページ http://www.city.hino.lg.jp/index.cfm/1,html 日野市環境講座 日野市たのしい環境学習講座 http://www.city.hino.lg.jp/index.cfm/1,45622,170,1608,html

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