ブログランキング

  • ご協力ください!

    にほんブログ村 環境ブログ 地球・自然環境へ

    人気ブログランキングへ

    ブログランキング【くつろぐ】

ご質問・ご要望はこちらから!

2010年8月7日 コゲラの会都立水元公園夜間観察会

  • お祭り状態
    暑い夏です。水元公園は夜を迎え風が心地よくなりましたが、林の中は湿度が高かったです。残念ながら昨年に続いてのノコギリクワガタ観察にはいたりませんでしたが、クツワムシの大量発生を確認できました。東京23区内ですよ。

環境浄化植物

  • 2010/5/10
    環境浄化植物「サンパチェンス」を一人でも多くの人に知ってもらうため、ここではサンパチェンスのことをちょっとだけ詳しく紹介していこうと思います。

第二回エコツーリズム

  • Park2odaiba_019
    2010年3月28日に実施された第二回エコツーリズムミステリーツアー(浜離宮庭園とお台場第六台場)のカワウ探求ツアーです。

第一回エコツーリズムin水元公園

  • Img_8958
    水元公園で行われたタカエコ・橋本プロの自然観察会の写真集です。

2009 かつしかっ子探検隊

  • Takasagowoodstock2009_017
    2009/10/10 荒川河川敷自然公園、天高く馬肥ゆる秋、秋空の下、かつしかっ子探検隊(葛飾区環境部環境保全課主催)が開催されました。 講師は、タカエコ(福岡清治郎)とプロ自然案内人の橋本浩基さんです。 当日のプログラム ・植物たちの越冬戦略 - くっき虫を探してみよう -  コセンダングサ・アメリカセンダングサ・オオモナモミ等多数 ・秋の虫観察  コオロギ・バッタ類、カマキリ等 ・秋のギフト  六つの部屋のある箱にグループ毎に色々な自然の贈り物を詰め込みました。

2009年8月8日 コゲラの会都立水元公園夜間観察会

  • ウスバカミキリ
    コゲラの会に講師として招かれたタカエコ。午後三時よりクヌギの木にトラップを仕掛けます。果たして結果は?

スプリングエフェメラル

  • アズマイチゲ
                       

わたしにできること

  • 省エネ家電の導入
    身近な工夫から新エネルギーを使用した大きな提言まで、エコカルタも含めて収録してあります。ぜひ、今から実行してください。

東京23区秋の鳴く虫観察会

  • カネタタキ
    東京23区内でも十数種の鳴く虫を楽しむことができます。 聞きなしは、習うより慣れろで、場数を踏むしかありません。 生息環境、住み分けを知っていればこの半分はわかります。 頭上の樹木にいるマンション族、これはアオマツムシだけです。 腰から頭くらいの中層の住人、これらは、カンタンとカネタタキだけです。残りのほとんどが地面にいるジベタリアンです。 秋の夜長をお楽しみください。

タカエコ映像集

世界の最新AFPBB Newsを写真付で記載

  • AFPB

    無料登録会員募集中

    アフィリエイト

フォト

地球を救え!

  • edita(エディタ)というサイトで、『地球を救え』というマガジンの編集員を募集中です

    クリックして説明をご覧ください。

    地球を救え120x60

事業者の環境への取り組み

都会のナチュラリスト入門講座ー土手・街のバッタたち

  • スズムシ
    バッタ・コオロギ・カマキリinTokyo23区

タカエコの都会のナチュラリスト養成講座・野鳥編

  • オシドリ
    都会の身近な自然を通して、一人前のナチュラリストに養成します ホームページトップに戻る時は、左上部のhttp://takaeco1.cocolog-nifty.com/をクリックして下さい!

タカエコの都会のナチュラリスト養成講座・虫たちの越冬戦略編PART1

  • アケビコノハ
    キチョウ 「凍て蝶」と寒々しい名前でよばれているのが「キチョウ」です。成虫越冬です。 ホームページトップに戻る時は、左上部のhttp://takaeco1.cocolog-nifty.com/をクリックして下さい!

タカエコの都会のナチュラリスト養成講座・街路樹編

  • ハナミズキ
    都会には、たくさんの街路樹があります。二酸化炭素の削減はもちろん、防火の延焼防止や交通事故を防ぐ誘導木として、また、騒音の緩和にも利用されています。何といっても私たちを楽しませてくれるリラクゼーション効果最高の贈り物です。 ホームページトップに戻る時は、左上部のhttp://takaeco1.cocolog-nifty.com/をクリックして下さい!

タカエコの都会のナチュラリスト養成講座・食い物編

  • アユ
    さあ、春間近です。春になると都会でも食べれる野草が採れます。ちょつと足を伸ばせば更に、おいしく食べましょう。食べれるものは何でも扱います。 ホームページトップに戻る時は、左上部のhttp://takaeco1.cocolog-nifty.com/をクリックして下さい!

タカエコの都会のナチュラリスト養成講座 むしたちの越冬戦略 PART2

  • クロナガオサムシ
    タカエコの都会のナチュラリスト養成講座 むしたちの越冬戦略 PART1には、本来51枚の写真が掲載してありましたが、サーバーとの相性が悪く、全部反映されませんので、こちらに半分移しました。 サムネイルの写真の上をクリックするとそのむしにいけます。 ホームページトップに戻る時は、左上部のhttp://takaeco1.cocolog-nifty.com/をクリックして下さい!

タカエコのナチュラリスト講座ー知ってて欲しい帰化動物たち

  • ワカケホンセンインコ
    多くの移入種が、帰化動物となって生態系に脅威を与えている現状を理解しましょう。 タカエコトッブページへは、左上アドレスをクリック!

都会のナチュラリスト入門講座ー都会のセミ事情

  • 羽化殻
    都会(東京23区)のセミは6種類 何がいるのかな? 2008年近況 5月の低温・多雨を受けて、アブラゼミ・ミンミンゼミが数を減らしています。湿地の好きなニイニイゼミは逆に数を増やしています。 ツクツクボウシも例年より一週間程、早く出ています。 出前講座の受付は、以下まで! takaeco1@w5.dion.ne.jp 2008年度は満杯でお受けできません。来年の予約は承ります。

動物たちの事件簿・生態系編

  • ハリネズミ
    生態系のピラミッド 底辺が狂ったり、最上部がいなくなったりで崩壊の危機。 見て、実証してください。 報告は、以下へ。 takaeco1@mcn.ne.jp

生物たちの事件簿

  • ツマグロヒョウモン
    人為的な行為によって、各地で様々な事件が勃発。

エコカルタ

  • グリーンコンシューマー
    WG 使使 WG

世界一不思議な場所・東京都上野不忍池

  • キンクロハジロの一団
     世界一不思議な場所、それは、東京都台東区上野の不忍池。 人々が、冬に渡来した冬鳥の鴨やユリカモメに餌付けをして、すっかり彼らは、警戒心を無くし、人間に媚びることで生活しています。 関連ページ http://takaeco1.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_76bc.html

屋上緑化 -『ストップ! ヒートアイランド」

  • ガイアの夜明けより
    この100年で東京の平均気温は3.0℃上昇した。

サンゴ白化現象

  • ブダイとサンゴの関係
    サンゴ白化現象(はっかげんしょう)とは

首都圏近郊桜の名所

  • 千鳥ヶ淵
    東京近郊の桜の名所 サムネイルをクリックして下さい ホームページトップに戻る時は、左上部のhttp://takaeco1.cocolog-nifty.com/をクリックして下さい!

環境先進国

  • Pasta
    欧州を中心とする環境先進国のお話

ごみ問題

  • 携帯電話のリサイクル
    富士山がなぜ「世界遺産」の指定をうけられないのか? それは、「ごみ」が原因なのです。

ごみ問題

柴又小学校総合学習の時間

2007年 かつしかっ子探検隊

  • ムラサキツバメ
    葛飾区環境部の企画で区内の小学校のエコクラブをサポートするのが「かつしかっ子探検隊」。色々な企画でその道の専門家を招いて、隊員をサポートします。

街並みウォッチング

  • 街並みウォッチング終了
    知らない町を五感を使ってそぞろ歩き。

  • 森の木と牡蠣の養殖の関係
    地球上に存在する水の量約14億キロ立米のうち、海水が96.5%、淡水は2.5%で、陸地表面にある水(表面水)は10万キロ立米で、全水量の10,000分の1以下。

2007年 中央区環境講座

  • 2008年7月3日の講座1
    2007年8月18日の講座風景

葛飾区・自然環境レポーター・50の生物指標

  • ヒヨドリ
    2008年 葛飾区自然・環境レポーター研修 講師 タカエコ 環境カウンセラー 福岡清治郎 2008年9月1日 19:00 葛飾区ウィメンズパル二階視聴覚教室 ・50の指標生物 ・動物たちの事件簿 ・わたしのできること 2時間 http://www.city.katsushika.lg.jp/kurashi/141/014163.html

地球崩壊 - 人類への警鐘 -

  • UCLA サットン教授の講義
    2008年2月6日よりタカエコの小説が始まりました。不定期更新ですが、ご購読お待ちしています。

Google Earthの学習利用・講座利用の考察

  • フードマイレージ
    Google Earthの小中学校の総合的な学習の時間、多岐にわたる授業への活用、市民講座・環境講座への利用など、活用方法を考察していきます。新しい展開と手法なので、概略を紹介しますが、データが蓄積され次第、詳しい記述を書き足していきます。

最近のトラックバック

連絡はここからお願いします!

2輪が行く

2007年7月14日 (土)

(5)事故増加、どこを走れば?

自転車を止めて携帯メールをする女性も(東京・豊島区で、立石紀和撮影)

 携帯電話の操作に気をとられていた自転車の女子高生が、歩行者に追突する事故が起きた。2002年9月の夜、横浜市内でのこと。転倒した50歳代の女性看護師は首の骨を損傷、つえなしでは歩けなくなり、生活保護を受けるようになった。

 帰宅が遅れた女子高生が、自宅に連絡しようとしたはずみの衝突だったが、横浜地裁は05年、加害者に約5000万円の損害賠償を命じる判決を下した。

 自転車と歩行者の事故は10年間に4・8倍に増えたが、背景にはこれら「ながら運転」の事故増加がある。

                     

 買い物客らでにぎわう東京・池袋の繁華街。自転車が歩道を行き交うが、携帯電話画面を見つめながら自転車をこぐ人、ハンドル片手に携帯メールを打つ人、携帯音楽プレーヤーのヘッドホンで耳をふさぐ人……が実に多い。

 携帯電話と自転車は両立できるのか。

 名古屋工業大の神田幸治准教授(応用認知心理学)は、自転車に乗った学生らに、携帯電話の通話やメールをしながら大学構内の白線を走ってもらった。その結果、走行の「左右のぶれ」が、通話中運転では通常の約2倍、メール操作しながらの運転では約4倍、ひどくなることがわかった。

 モバイル社会研究所が昨秋、約2200人を対象に実施した調査では、携帯電話でメールしながら自転車を運転した経験がある人は、10歳代では3割近くに達するなど、「ながら運転」が日常的に行われている実態も明らかになっている。

 神田准教授は「ながら運転が危ないことは必定。自転車に限らないが、まず周囲への配慮が不可欠」と、若年層への安全教育の徹底を訴える。

                                ◇

 事故増加と共に「自転車はどこを走れば良いか」も注目され始めた。

 道路交通法で自転車は「軽車両」にあたり、車道通行が原則。だが、今国会で審議中の道交法改正案では、「車道が特に危険な場合などに限り、歩道通行を認める」とした。これに対し、「歩道を走らせるのは危ない」という批判も起きている。

 国内では、1978年の道交法改正で「自転車歩道通行可」の標識があれば歩道でも走れるようになったが、「歩道の走行はOK」という考えが独り歩きし、自転車の歩道通行は各地で常態化している。

 警察庁交通企画課の早川治交通安全企画官(43)は「最低限のルールを示すことで、無秩序な歩道運転を抑止するのが、今回の改正の狙いです」と説明する。

 では、車道は安全なのか、危険なのか。

 警察庁の統計によると、自転車の事故は、06年1年間で17万4262件。このうち交差点での事故は73・9%(12万8716件)。自動車と並走する車道上では、交差点に比べてはるかに少ない。

 米国では、連邦運輸省の3000件の自転車事故分析に基づき、「交差点での事故の大きな原因は、自転車が歩道から車道に飛び出すこと」と、常時車道走行をアドバイスしている。

 自転車の「安住の地」をどう確保するか。自転車活用推進研究会の小林成基事務局長(58)はこう語る。

 「歩道ではわが物顔に走る自転車も、車道では一転、交通弱者となる。車中心主義だった道路行政を転換して、自転車、歩行者にも配慮した道路の再配分を進める時期なのです」

(この連載は、科学部・野依英治が担当しました)

(2007年5月12日  読売新聞)

2007年7月13日 (金)

(4)「共有」定着へ試行錯誤

 「放置を減らすために準備した自転車が、結局、乗り捨てられることになってしまいました」。新潟県三条市のJR北三条駅近くにある環境NPO「良環(りょうかん)」の事務所。集められた数十台の自転車を前に、代表の川瀬和敏さん(60)は深いため息をついた。

 駅の周辺や路上に放置されていた自転車を修理して、市民に無料で利用してもらうという試みを始めたのが2002年春。直した自転車は、環境に優しいことをアピールするため緑色に塗装し、市内の複数の駐輪場に置く。鍵はなく、誰が乗っても構わない。利用し終わったら定められた駐輪場に戻すというのが唯一のルールだ。

 滑り出しは順調だった。台数も当初の30台から200台にまで増えて、「市民の足」として定着したかに見えた。ところが、「駅前に放置してあった」「店先に置き去りにされていた」といった緑の自転車を巡る苦情が、しばらくすると、事務所に舞い込み始めた。

 「良環」のメンバーは、自転車の回収作業に走り回ることになり、結局、事務所に集めて、希望者に貸し出す形に仕組みを変えた。

 車を共有して使う「カーシェアリング」に倣って、地域ぐるみで共同利用を目指す「サイクルシェアリング」。その運営方法を巡る試行錯誤が各地で続く。

 福岡県久留米市の「水色の自転車の会」は、共同利用自転車の路上放置に手を焼いて昨年、利用時に500円の預かり金を徴収し、返却時に返金するシステムを取り入れた。茨城県つくば市が2000年に始めた「のりのり自転車」は、預かり金100円で運用されてきたが、盗難、乗り捨てが絶えず、2年前に1日500円の有料化を図り、身分証明書の提示も求める。

 車社会が進み、公共交通が充実しても、自転車の保有台数は増え続け、40年前の3・5倍の8665万台。駅前などに放置され、廃棄処分される自転車は年間99万台を数える。中国などからの輸入が増えて低価格化が進み、量販店の特売では1万円を切る商品も。

 日本大学の福田敦教授(交通計画)は「なくなっても『安いのでまた買えばいい』という風潮が問題」と語り、大量生産、大量消費が大量廃棄を生み出している現状を批判する。そして、「町中にあふれた自転車を減らし、省資源化にも寄与できる」と、共同利用の意義を指摘する。

 米国の大手屋外広告会社「クリアチャネル・アウトドア」は、ICカードとインターネット予約を活用した共有システム「スマート・バイク」を欧州各国で展開し、ビジネスとして成功を収めている。年額約1000円の料金徴収で運用するノルウェー・オスロでは、1200台を3万人が共同で使う。1台を25人で利用している計算だ。

 日大の福田教授の研究室では01年から今春にかけ、船橋キャンパスに専用駐輪場を設け、1台約10万円の電動アシスト自転車を使ったサイクルシェアリングの実証実験を行った。

 キャンパス近くには東葉高速鉄道・船橋日大前駅があり、実験には東京都心などに通うサラリーマンや学生も参加した。参加登録すると、鍵の役割も果たすカードが配布される。住所、氏名、年齢――。カード入力されたデータがシェアリングの一員としての自覚を促し、電動アシスト自転車の高級感が放置を許さぬ雰囲気を作る。盗難や放置はこの間、1件もなかった。

 「サイクルシェアリング」は、車中心の交通体系に一石を投じる可能性を秘める。ただ、各地に広がり、定着するまでには、まだ時間がかかりそうだ。放置や盗難を防ぐ管理の受け皿をどう作り、利用者のマナーをいかに向上させるか。普及に向けた努力が続く。

(2007年5月11日  読売新聞)

2007年7月12日 (木)

(3)高性能追求、ハイテク化

軽量で強度の高い自転車作りに取り組む白井健次さん(東京・八王子市で、鈴木毅彦撮影)
 折りたたみ自転車「YS―11」。昨年9月にラストフライトを終えた、戦後初の国産旅客機「YS―11」の名にちなむこの二輪車は、折りたためる2本のパイプ軸をフレームに採用し、重さわずか7キロ余。YS―11機の生産末期に整備を務めた東京・八王子市の技術者、白井健次さん(59)の手で、昨年末に生み出された。

 白井さんは1971年、日本航空機製造に入社、そこで同機の昇降装置の整備を担当した。しかし2年後には製造中止が決まり、トヨタ自動車に転職。ブレーキ・システムなどの開発を手がけた。

 物づくりにこだわる白井さんが、退職後に始めたのが自転車開発業。「トヨタ時代、自転車開発にも携わったが、その経験を生かしてみたかった」という。

 「YS―11」自転車の基本理念も、強度と軽量の両立。YS―11機のエンジンを支える骨組みに使われていた三角形構造(トラス)が、自転車のフレームにも導入された。前後輪を結ぶのは、直径4センチの細いパイプ2本。それでも基準の3倍程度の強度を確保でき、軽量化に成功した。

 「飛行機を発明したライト兄弟は元々、自転車屋だった。元飛行機屋として、その逆のプロセスで機能美を追求したかった」。白井さんはこう語る。

 このYS―11は、1台7~9万円。車輪の大きさは14インチという手軽さで、女性のツーリング愛好家らに、約100台が売れている。

                          ■ □

 自転車生産には、「さびない」「盗まれない」「パンクしない」という3原則がある。そのパンクの原因の8割は、空気圧が下がった状態で走行したためだ。標準空気圧は300キロ・パスカルだが、チューブから自然に空気が漏れ、注入しない限り半年後には空気圧が3分の1程度に低下してしまう。その結果、タイヤとチューブの摩擦が大きくなって破裂するのだ。

 空気圧低下を防げば、パンクを減らすことができる――この課題に挑戦したのは、「ハブ」(車軸)製造を手掛ける中野鉄工所(大阪府堺市)の中野隆次社長(63)だった。

 「走りながら、タイヤに自動的に空気を送り込む装置を作れないか」。中野さんの発想はここから始まった。ハブに回転式のポンプを組み入れ、自転車をこぐとこのポンプが圧縮した空気をタイヤに送り出して、空気圧を保つ「エアハブ」を作り上げた。

 大手の自転車メーカーと契約し、04年に売り出したところ、3か月で1万台が売れた。今春には、変速ギアも一緒にハブに内蔵するタイプも完成し、エアハブは“ママチャリ”からツーリング用まで、あらゆる種類の自転車に導入され始めている。

                         ■ □

 ピークの1990年には、年間約800万台だった国内の自転車生産はいま、厳しい状況にある。昨年には133万台に低落。価格競争の末、大手メーカーが相次いで国産から撤退し、中国からの安価な輸入品が市場に広がっている。

 中野鉄工所がある堺市も、かつては自転車部品と刃物の街だった。しかし90年代以降、輸入品に押されて多くの部品メーカー仲間が店を閉めてしまった。

 中野さんは「同じものを作っていたのでは負けてしまう。でも斬新なアイデア、人が思いつかない工夫があれば、日本の物づくりもまだまだ発展できるはず」と語る。

 日進月歩で技術開発が進む自動車に比べ、変化が少なかった自転車だが、ここ数年、技術革新が著しい。

 「より軽く、より便利に」――ハイテク自転車の進化は続く。

(2007年5月10日  読売新聞)

(2)タンデム、障害者も安心

健常者(前)と障害者(後)が力走するタンデム自転車(愛知県の一宮競輪場の障害者大会で、稲垣政則撮影)

 視覚障害者たちが力いっぱい自転車のペダルをこいで行く。疾走を支えるのは2セットのペダルとサドルを装備した「タンデム自転車」。先導役の選手と共に息を合わせてこぐ自転車は、強い推進力を生み、公園の緑や水辺を駆け抜けた。

 障害者による自転車競技の祭典「日本障害者自転車競技大会」が、4月14、15日、愛知県豊橋市などで開かれ、約60人が参加した。この大会開催の糸口となったのは、新潟県佐渡市の会社員、菊池豊明さん(43)の自転車にかける思いだった。

 サイクリングが趣味だった大学生の菊池さんは、19歳の時に緑内障で視力を失い、ハンドルを握る楽しみを絶たれた。

 転機が訪れたのは1990年夏。世界選手権自転車競技大会が前橋市で開かれた。スピードを競うタンデムスプリントで、日本人選手が銀メダルを獲得したニュースを知り、この2人乗り自転車の可能性に期待を抱いたのだ。

 「誘導する健常者が前部座席に、後部座席に視覚障害者というペアを組めば、目が不自由な人でも自転車を楽しめるのではないか」

 有志を募り、その年の秋、公園内などでサイクリングを楽しむ催しを開いた。93年には競技大会にまで発展したのだ。「2人の共同作業で乗る楽しさ、それに共感してくれる人がこれほど多いとは」と、菊池さんは当時の感動を語る。

 障害者によるタンデム自転車の活用は、視覚の克服だけにとどまらない。日本障害者自転車協会副会長で、理学療法士の伊神和史さん(47)は「自転車は、持久力をつける効果的な全身運動。脳性まひ患者などのリハビリにも最適です」と話す。

 ところが現実には、走行可能な公道がほとんどないなど、社会の認知度は低い。道路交通法の施行細則などで二輪自転車の2人乗りを認めていないためだ。サイクリングが盛んな長野県、群馬県の一部を除けば、河川敷やレジャー施設などでしか運転できない。

 これに対し、「親子や夫婦でのんびり道路を走りたい」「障害者の生活の足として利用したい」などの声も相次いだ。この声に応え、対策を打ち出したのが、自転車販売業、紀洋産業(東京都江東区)の岡田勝博さん(55)だった。

 「道交法の規則に目を通すと、車輪の数を増やせば、公道走行が可能な自治体が飛躍的に増えることに気づいたのです」

 二輪がだめなら三輪、三輪がだめなら四輪――。改良を施せば、走行可能になる範囲は42都道府県に広がる。岡田さんは「公道では不遇な扱いのタンデムですが、しゃべりながら並走する自転車よりもはるかに安全性は高い」と、昨年から販売に本腰を入れ始めている。

 静岡大学情報学部助手の秡川(はらいかわ)友宏さん(36)は週末、この三輪タンデムを愛用。全盲の妻まゆみさん(34)と浜松市内の路地を走り、買い物や食事に出掛ける。「こぐだけ」という後部座席者の単調さを解消しようと、地元の高校生と開発した、走行距離や時速などを音声で知らせるサイクルメーターを後部に取り付けるなど、機能向上にも余念がない。

 しかし、全長が通常の自転車より長いことなどから、公道での安全な走行場所、駐輪場のスペース確保などの課題も残り、定着への道のりはまだ険しい。

 三輪、四輪タンデムも、いわば苦肉の策として開発されたものだが、秡川さんはこう話す。

 「私たちのような利用者が福祉器具としてのタンデムの魅力や有効性を発信すれば、社会の理解が少しずつ進むのでは……」

(2007年5月9日  読売新聞)

2007年7月11日 (水)

(1)こいで通勤、職場が応援

自転車で通勤する名古屋市職員たち(名古屋市中区で、稲垣政則撮影)

 名古屋市中区の官公庁街。午前8時過ぎ、幅広い歩道を自転車に乗ったスーツ姿の市職員が次々と行く。流れが集まるのは市役所脇の駐輪場だ。その一人、同市環境局の磯部正樹さん(39)は本庁転勤となった3年前から、自宅からの3キロを自転車で通勤している。「ルートを自由に選べ、街をゆっくり眺められるのも魅力。通勤が楽しくなりました」

 同市が2001年春から導入した「自転車通勤手当」の増額が通勤に変化をもたらした。環境都市を目指し、近距離の通勤を自動車から自転車に転換を図るのが導入理由だ。5キロ未満の通勤に自転車を利用すると通勤手当を倍増、4000円支給する仕組みだ。一方、自動車通勤は半額の1000円に減額。その結果、自転車で通勤する職員は約1800人。6年前の倍以上に増えた。

 運輸、生活部門の二酸化炭素排出量増加は、「京都議定書」達成の大きな障壁だ。環境白書によると、皇居の外周7キロを2000ccのAT自動車で走行すると、500ミリ・リットルのペットボトル1739本分に相当する二酸化炭素1・62キロが排出される。土地総合研究所の古倉(こくら)宗治さん(56)は、「個々の車の排出でも、全国的に集積されると大きな環境負荷。一方、自転車の排出はほぼゼロです」と話す。

 自転車通勤の復活は各地に広がっている。

 「福井県健康バイコロジー推進協議会」は、1970年代からサイクリング大会開催など自転車の普及を進めてきたが、乗用車の躍進に押され、地味な地位に甘んじてきた。起死回生策として昨秋、企業に「エコ通勤」を呼びかける新たな事業を展開。これが当たった。

 県内各地から43事業所が呼応。221人が自転車通勤を始め、総走行距離は約5万5000キロに。約13トンの二酸化炭素排出削減を達成したのだ。笹井博見事務局長(53)は「二酸化炭素削減量が一目で分かるよう、今年は自転車用の走行距離カウンターを配布する予定です」と語る。

 オランダ、ドイツなど自転車の活用に熱心な国では、自転車を貸して通勤比率を引き上げたり、勤務時間中に自転車の修理を認める企業もある。米国オレゴン州ポートランド市では、中心街に通勤者の着替え用ロッカー、シャワーを設置しており、古倉さんは「手当拡充や施設整備などが進めば、職場が近い日本の地方都市に自転車通勤が広がる素地は十分ある」と話す。

 一方、鉄道各社も、自転車をそのまま車両に持ち込める「サイクルトレイン」で、新たな利用客の取り込みを狙う。自転車愛好家と、赤字路線の利用者増をねらう鉄道会社との思惑が合致した形だが、国の地球温暖化対策推進大綱でも、鉄道車両への自転車持ち込みを容易にして自転車利用の拡大を図る必要性をうたっている。

 名古屋鉄道では3月から、愛知県東部を走る西尾、蒲郡線で予約制の自転車持ち込みを始めた。利用客の一人、同県岡崎市の会社員、出田(いずた)真樹子さん(29)は「自転車を分解して収納する袋いらずで便利。鉄道で遠出できれば、温泉巡りと組み合わせることもできる」と笑顔をみせた。

 サイクルトレインの試みは、近鉄養老線(三重、岐阜県)、上信電鉄(群馬県)などでも進むが、中村文彦・横浜国立大教授(44)(都市交通計画)は「駅の設備改善などにより利用は広がるはず。車依存社会から脱却する手がかりです」と期待している。

                                                   ◇

 環境対策、健康増進、道路渋滞の解消など、自転車の利用が再び注目されている。二輪車の新たな世界を紹介する。

(2007年5月8日  読売新聞)
関連記事
Ky061114_1エコ通勤CO2削減効果
5日で13トン→8トン 愛環鉄道沿線で実験

 愛知環状鉄道の沿線で昨年11月実施された社会実験「チャレンジECO(エコ)通勤」で、マイカー通勤から徒歩や自転車、鉄道、バス通勤へ切り替えたことで、二酸化炭素(CO2)の排出量が40・6パーセント削減できたことが13日、豊田市で開かれた「チャレンジエコ通勤シンポジウム」(豊田市など主催)で報告された。

 ECO通勤の実験は昨年11月14日から5日間、愛環鉄道沿線の豊田、岡崎、瀬戸、春日井市内の事業所を対象に行われた=写真=。1660人が登録し、1日平均約1000人、延べ5336人が参加した。

 豊田市によると、マイカー通勤した場合、CO2の排出量は推定約13・4トンで、今回のECO通勤実験では約8トンに抑えられた。

 また、岡崎市仁木町~豊田市トヨタ町間の4・9キロ間を通過するのに、朝の混雑時には約22分かかったが、通行車両が減って約6分間、短縮できた。豊田市交通政策課では「乗用車の燃費も向上し、省エネにも効果があった」としている。

(2006年11月14日  読売新聞)

その他のカテゴリー

COP14 COP15 COP16 Google Earth Inconvenient Truth 不都合な真実 NPO 【地球発熱】序章 【自然保護の署名にご協力を!】 署名募集 おすすめ おすすめサイト かつしかっ子探検隊 ごみを生かす ごみ問題 ごみ漂流 つながる生命 どこまで減らす みんなのメッセージ アマゾン・大豆街道をゆく アースデイ東京2007 エコキャップ運動 エコタウンを歩く エコツーリズム エコハウスが欲しい エコビジネス エコプロダクツ2008 エコポイント エコマーク エコ林道 エコ農法 エネルギー利用 エルニーニョ現象 オゾンホール ガラパゴス ~「楽園」光と影~_ クリック募金 グリーン電力 サンゴからの警告 サンゴを守れ スギ林の逆襲 タカエコ通信 ツボカビ菌 ノーベル賞 ハシブトガラス バイオ燃料 バイオ燃料  ヒートアイランド現象 フードマイレージ ブループラネット賞 ヤゴ救出作戦 リサイクル リサイクル偽装 レール復権 不用家電はどこへ 不都合な真実 世界遺産 人を守る 人体にみる汚染 人工養浜 偉人 動物園 化石燃料 南極異変 危険遺産リスト 原油流出 商品偽装 地熱力 地熱発電 地球カレンダー 地球シュミレーター 地球温暖化 地球環境を考えるシンポ 地球異変 地球異変余禄 地球発熱<第一章> 地球発熱<第2部 排出権> 地球発熱 第1部 備える 地球発熱<第1部・備える> 地球発熱<第3部・さあ、実践> 地震 地震の前触れ 塩害 変わる富士 外来生物 外来種の帰化 大気汚染 奥日光湿原の攻防 宇宙 安全?危険?電磁波 小学生「エコ漫才」グランプリ 展覧会 川の恵み 帰化植物 技術革新 揺らぐリサイクル 新エネルギー 新技術の実験 新種 新聞記事 日本の自然遺産 日野市環境学習講座 景観守ろう! 暮らしを見直す 最前線 有機農法 朝日地球環境フォーラム2010 東京エコロジー 東日本大地震 枯れる海 桜情報 森が動く 森が盗まれる事情 森を減らさない 森林伐採 森林浴 水危機 水危機 番外編 水質汚染 水質浄化 水道水 水都再生 河川浄化 油濁の海 洞爺湖サミット 海洋資源の保護 海砂異変 渚ものがたり 渡良瀬1世紀 温暖化って?_ 漂流プラスチック 火山列島 無農薬 特定外来生物 獣たちの反乱 現代温泉考 現代風車物語 環境元年 ~エコ・ウオーズ~_ 環境問題 環境問題と自然 環境学習 環境浄化植物 環境税 環境講座 環境配慮行動 環境配慮行動のジレンマ 生きものブランド米 生き物は訴える_ 生命の起源 生物多様性 生物多様性会議 生物多様性基本法 生物多様性条約第10回締約国会議 生物農薬」 皆既日食 皇居の森 省エネルギー 秀作本紹介 秋の鳴く虫観察会 移入生物 種の保存 絶滅危惧 絶滅危惧種 緑のカーテン 緑のダム 緑化は善か_ 縮む海氷を追え 老いる森_ 老いる森_ [1] 脱ダム 脱温暖化社会へ ~アジアの最前線から~_ 脱温暖化社会へ ~変わるアメリカ~_ 脱温暖化社会へ ~欧州の挑戦~_ 脱炭素 脱炭素米欧中報告 自然 自然と環境 自然保護 自然再生 自然案内人 自然観察 西東京アースデイ 読売新聞 調査捕鯨、是非! 赤潮 越境汚染 農村生活 追跡・アスベスト禍 道路特定財源 都会を冷やせ 都市の生物誌 都市ウェーズⅱ 都市緑化 都市鉱山 酸性雨 里山 間伐材 限界集落に生きる 集中豪雨 電磁波 食料危機 食糧自給率 高潮 高砂音楽祭2008 高砂音楽祭2010 2輪が行く [よみがえれ 人と地球]第1部・異変最前線 [よみがえれ 人と地球]第2部・攻防CO2削減 [よみがえれ 人と地球]第3部・森が盗まれる CO2が見える COP16 G8環境相会合

都立水元公園 2010年5月3日

  • ベニシジミ
    気温28℃久々のいい天気です。ツマキチョウを観察しに行きました。

都立水元公園 2009/8/15

  • 20090815_291
    今回は写真のみです。お楽しみください。

都立水元公園 2009/7/14

  • 講師紹介3
    2009年7月20日 立正佼成会葛飾支部壮年部主催の自然観察会をタカエコと大野文恵さん(小説家・野草研究家)と事前調査した一部です。

都立水元公園 2009/4/4 桜

  • 都立水元公園 2009/4/4 桜3
    2009年4月4日の都立水元公園です。

都立水元公園 2008/12/01

  • ムクロジ
    比較的暖かな日で、風も無く観察しやすかったです。

都立水元公園 2008/9/11

  • 蓮田
    曇天で後に降られました、気候としては涼しくてすごしやすかったです。いよいよアオマツムシが昼間鳴きだしました。

都立水元公園 2008/8/12

  • コサギプレート
    2008/8/12の水元NOW

都立水元公園2008/7/16

  • チョウトンボ
    2008/7/16の水元公園です。

☆地球のふところで生命に出逢う

カテゴリー

日野市楽しい環境講座2008第3講座

  • Img_0129
    今年で3回目のお招きです。より充実した内容で現状の地球環境問題をビジュアルで紹介し、エコ仲間を増やせる講座にできたと思います。  2008/7/27 講座概要(スケジュール) http://www41.tok2.com/home/takaeco100/hino.html 当日レジュメ http://www41.tok2.com/home/takaeco100/hino1.html 日野市ホームページ http://www.city.hino.lg.jp/index.cfm/1,html 日野市環境講座 日野市たのしい環境学習講座 http://www.city.hino.lg.jp/index.cfm/1,45622,170,1608,html

環境関連ブログパーツ

blogpet

  • blogpet

アクセスランキング

アクセス

無料ブログはココログ

お気に入り

  • プレスブログ
    [プレスブログ]価値あるブログに掲載料をお支払いします。