定置網にエチゼンクラゲ、1網2万匹の場所も 日本海
定置網漁でかかった大量のエチゼンクラゲは網から出された後、ふたたび周辺の海に放たれた=福井県南越前町、朝日新聞社ヘリから、伊藤恵里奈撮影
成長すると傘の直径が1メートルを超すエチゼンクラゲが、日本海側や三陸―東海地方の沿岸に襲来し続けている。福井県南越前町沖では、定置網に入り込んだり、網の外に捨てられたりした大量のエチゼンクラゲが、海面を赤みがかった茶色に染めていた。
同県水産課によると、一つの定置網に2千匹前後が入り込み、水揚げ作業が妨げられるケースが相次いでいる。最も多い場所では、1網あたり2万匹にのぼるという。
社団法人漁業情報サービスセンター(東京都中央区)によると、日本海から津軽海峡を抜けて太平洋側に回り込んだ群れの先端は、伊豆半島を越えて駿河湾に達している。今年の出現量は、全国で延べ10万件を超す被害が報告された05年と同じか、それ以上の規模になる見込みという。定置網の場合、エチゼンクラゲが大量に入り込んだ状態で強い潮の流れを受けると、網が破損する恐れがあり、同センターは漁業関係者に注意を呼びかけている。
30日に千葉県の犬吠埼沖で起きた漁船の転覆も、大量のエチゼンクラゲが網にかかり、それを引き揚げた際の重みが原因との可能性が指摘されている。(山本智之・Asashi.com)























コメント