黄砂・すす…大陸からの越境汚染、共同観測へ 日韓
中国などアジア大陸からの黄砂や黒いすすなどの越境汚染に関心が高まるなか、日韓が共同で来春、飛行機を使った大気観測をする。アジア大陸と日韓の間の海上を広域に飛んで、上空の大気とともに流される物質を測り、温暖化への影響も探る国際的な取り組みが実現する。
日本は、東京大、国立環境研究所、茨城大、北海道大、韓国は光州科学技術院、国立環境研究所が参加する。
アジア大陸からの西風が強くなる3月下旬から4月半ば、長崎県から西に向かったあとソウルまで北上する空路約1500キロを高度2千メートルで3往復するほか、いくつかの地点では海上付近から上空7千メートルまでの鉛直方向も調べる。搭載する日本の観測機器は、米航空宇宙局(NASA)と共同で北極観測にも使った世界最新鋭の機器で、大気中の浮遊粒子の分布や量、大きさをとらえる。韓国の観測機器では化学組成を調べて、どのような物質がどのように運ばれるかを探る。
中国の砂漠で巻き上げられた砂ぼこりが、偏西風に乗って飛来する黄砂は春先、韓国や日本で問題になる。工場や車の排煙を起源とする硫黄化合物は酸性雨の原因となり、炭素粒子である黒いすすは太陽の光を吸収するため、温暖化へ拍車をかける要因とも考えられている。(中山由美・Asashi.com)
























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