広島のホボロ島、温暖化で?虫繁殖し食いつぶされる

虫に侵食された広島県のホボロ島
広島県東広島市安芸津町の沖合約500メートルの瀬戸内海に浮かぶ無人島「ホボロ島」が、1000万匹にのぼる小さな虫に、食いつぶされようとしている。
専門家は「地形の変化は本来数千、数万年単位でないと論じられないが、島はあと100年ほどでなくなるだろう」と驚きを隠せない。
虫はナナツバコツブムシといい、体長約1センチ。島を調査している沖村雄二・広島大名誉教授(地質学)は、「海水温の上昇でプランクトンが増え、それをえさに大量発生した虫が、侵食を重ね、島全体に無数の穴が開いた」と地球温暖化の影響を指摘する。

島は、東西約90メートル、南北約35メートル。最も高い地点はかつて約22メートルあったが、今では干潮時でも6メートルの岩が西端に残るだけ。地元の丸い竹かご「ホボロ」をひっくり返したような形に見えることから名付けられた島は、満潮時には大半が水没してしまうという。
(2007年11月27日13時12分 読売新聞)
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