国際自然保護連合、絶滅リストに200近くの生物種を追加
国際自然保護連合(World Conservation Union、IUCN、本部スイス)は12日、絶滅の恐れがあり保護が必要な動植物をまとめた「レッドリスト」を発表した。ゴリラやヨウスコウイルカ、ハゲワシ、サンゴなどの危機的状況が指摘された。
専門家が動植物4万145種を対象に、目撃情報と生息地域の状況をさまざまな基準で評価。前年より188種多い、39%に相当する1万6306種が絶滅の危機にあると指摘した。
リストは絶滅の恐れの度合いが高い順に「野生絶滅」「絶滅危惧(きぐ)種」などとなっている。「準絶滅危惧」「軽度懸念」は絶滅の恐れが低いもの。「情報不足種」は情報が不足しているものを含む。
今回注目を浴びたのはヨウスコウイルカで、前年11月と12月に行われた捜索活動では生息を確認することができず、「絶滅寸前」に分類された。水質汚染や捕獲、船舶の影響や生息地の破壊などが原因としている。前月に目撃情報が報告されており、中国の専門家が調査中だ。
15年前には世界で最も珍しいインコだったシマホンセイインコは、「絶滅寸前」だったのが「絶滅危機」となった。
絶滅種は785種で、さらに65種が栽培、飼育下でのみ生息する。地球上の動植物種の数は1000万種から10億種と推定されているが、一般的には1500万種とされ、そのうち記録されているのは170万種だけだという。(c)AFP/Richard Ingham
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